5687.消費税増税延期は、トランプ米大統領への備えか?



安倍首相は、2017年4月に予定していた消費税率10%への引
き上げを2年半延期するとした。

この時期、丁度トランプ大統領の就任式になる可能性がある。クリ
ントン氏は、サンダース氏を副大統領候補として、サンダース旋風
に乗れなければ、負けだと思う。現時点では、トランプ氏が有利で
ある。

安倍晋三首相「リーマン前と似てる」とサミットで述べたが、トラ
ンプ大統領になったら、リーマンところではなく、大恐慌に似てし
まうし、その時期が来年4月と丁度合ってしまう。

この対応策で、各国の事情を踏まえた機動的な財政出動と、構造改
革を加速することで先進7カ国(G7)首脳が足並みをそろえたと
なれば、理解ができることになる。

どうせ、今から準備しても、この夏しか財政出動はできないし、ト
ランプ大統領になったら、多くの対応法案を議会に出して、大恐慌
の渦に巻き込まれないようにするしかない。

と考えると、消費税増税延期も理解が可能であるが、これは平時で
はなく、異常時の政策とここと得る必要がある。

もし、クリントン氏が大統領になれば、平時モードに戻すことが必
要になる。10%消費税増税だけでは、財政不足は続くので、先に
富裕層への増税や固定資産だけではなく資産全体に課税することも
考えたほうが良い。これを先に実施するなら、全体的な財政均衡化
ができるので、先に消費税以外の増税を行うことである。

消費を減らさずに、内需拡大策を行うことである。

安倍首相は、衆参同日選見送りを想定してるようであるが、これも
トランプ大統領への備えである。衆議院の議員数は2/3にあり、
もし、民進党との大連合が組めなくても、必要な法案を通すことが
できるように維持したほうが良い。

トランプ・シフトをすることが、今、日本がするべきことである。
それに合致している。

さあ、どうなりますか?


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2016年 05月 29日 10:54 JST 
安倍首相が消費増税の2年半延期を政府・与党幹部に伝達=関係筋
[東京 29日 ロイター] - 安倍首相は28日夜、麻生太郎副総
理兼財務相、自民党の谷垣禎一幹事長らに2017年4月に予定し
ていた消費税率10%への引き上げを2年半延期する方針を伝えた
。関係筋が明らかにした。近く公明党の山口那津男代表とも会談し
、通常国会会期末の6月1日までに正式表明する方向で調整を本格
化させる。
安倍首相は先の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で、世界経済
が危機に陥るリスクに直面しているとの認識を共有したと説明。金
融、財政や構造改革などあらゆる政策を動員するのに併せ、消費税
率10%への引き上げを2年半先送りし、19年10月とする意向
を伝えた。
関係者によると、安倍首相は、増税を延期しても基礎的財政収支の
赤字を20年度までに解消する財政健全化目標については堅持する
と述べたという。
安倍首相は延期表明について会期末までに表明したい考えで、公明
党の山口代表との党首会談での議論も踏まえ、政府・与党間で調整
を急ぐ。
*カテゴリーを追加して再送します。
(編集:田巻一彦)
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首相、同日選は見送り想定
2016/5/29 00:26共同
安倍首相が消費税増税の再延期方針に絡み衆参同日選見送りを想定
していることが分かった。関係者が明らかに。
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2016.5.27 06:39サンケイ
【伊勢志摩サミット】
安倍晋三首相「リーマン前と似てる」 消費税再増税の先送りを示
唆
 主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が26日、三重県で開幕し
た。初日は「世界経済」について議論し、各国の事情を踏まえた機
動的な財政出動と、構造改革を加速することで先進7カ国(G7)
首脳が足並みをそろえた。安倍晋三首相は消費税再増税先送りの条
件を「リーマン・ショック級」の状況としていたが、現在の経済情
勢がリーマン前と似ていることを指摘し増税先送りを示唆した。
 日本でサミットを開くのは、平成20年の北海道・洞爺湖サミッ
ト以来、8年ぶり。今回は「パナマ文書」問題で批判が高まってい
る国際的な課税逃れの阻止に結束して取り組むことを確認するほか
、テロ対策なども協議し、27日の閉幕後に首脳宣言を公表する。
 安倍首相は討議の冒頭、原油安やテロ、難民問題、新興国の不振
を挙げて世界経済は不透明感が増しているとし、回復するか悪化に
向かうかの「分岐点にある」と指摘した。


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