現在の世界経済状況を見ると、中国の景気が急激に悪くなるのが先 か、米国の大統領選挙でトランプ氏が選ばれて、世界経済を保護主 義にして大恐慌にするのが先かという状況である。 どちらが先かの状況になってきた。中国は中国人民銀行がゾンビ企 業、国有企業に運転資金を貸出して、生き伸ばしているが、この負 債が大量になり、企業存続ができないことになった時の突然、巨大 なバブルの崩壊になる。もちろん、世界経済も道ずれになる。 もう1つの心配は、米国にトランプ大統領が出現して、経済ナショ ナリズムで、国債のデフォルトや保護貿易で、世界の貿易が止まる ことで、世界経済が突然、大恐慌になることである。こちらも世界 経済は道ずれになる。 この2つの大きな心配が現在、目の前にし始めている。 しかし、目の前にしながら、米国の株価は、過去最高の水準にあり 、日本も1万7000円近傍にある。事態が起こらないと、世界の 人たちは、認識できないようであるが、しかし、すでに見え始めて いる。 しかし、大統領選挙は11月であり、中国は、いつバブル崩壊にな るかがわからない。 さあ、どうなりますか?