5675.米国の景気が猫の目のように変わる



米国の景気が1日のうちで、丸で反対の見解になる。この猫の目の
ような変わりようは、米国の状態が不安定であり、景気判断が簡単
に変わることを意味する。

日本株は、海外投資家が売りで、日本投資家が買いと、今までとは
反対の様相になってきた。日本は、円高であり、今期の企業業績は
減益が確定しているので、どの程度の株価が妥当なのかのレベルを
探しているような気がする。

どうも、16000円台が妥当なのであろう。17000円だと売
りが優勢になり、15000円台になると買いが優勢になる。

日本の景気も米国の景気も猫の目のように変化するが、水平的な状
況なのであろう。

米国は景気が良くなると利上げになり、株価は利上げで下げになり
、景気が悪いと利上げができないので株価が上がるという状態であ
り、見通しが当分わからない状況が続くことになる。

日本株は、110円以下の円高が確定であり、100円まで円高が
進むかというと、それもないようである。110円から100円ま
での間であり、110円になると輸出企業が円を買い、100円に
なると輸入企業が円を売ることになる。

当分、この平衡状態が続くことになりそうである。ボックス圏の中
での投資になるのであろうか?

そして、11月に米国でトランプ大統領が確定した時に、大きな変
化が起こるのであろう。日本などの外需依存の国は、株価が大幅に
下落することになる。それに比べて、米国の株価は大幅に上がる事
になる。

トランプではなく、クリントンであれば、今の状態では勝てないの
でサンダースを副大統領候補にして、サンダースに得票した有権者
を惹きつけると、トランプであろうとクリントンであろうと、経済
的には、あまり変わらないことになる。

ということで、まずは、クリントンがサンダースをどうするかによ
る。副大統領候補にしたら、クリントンの勝ち、しなければ、トラ
ンプが勝ちになるような気がするが?

さあ、どうなりますか?


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2016年 05月 14日 06:32 JST 
ドル上昇、強い米小売売上高で利上げ観測高まる=NY外為
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市
場では、ドルが主要通貨バスケットに対し2週間ぶりの高値をつけ
た。予想を上回る伸びとなった小売売上高統計を受けて、米連邦準
備理事会(FRB)が年内に1回以上利上げするとの見方が強まっ
たもようだ。
ドルはユーロとスイスフランに対しても2週間ぶり高値をつけた。
4月の小売売上高は前月比1.3%増と昨年3月以来1年1カ月ぶ
りの大きな伸びとなり、市場予想の0.8%増を上回った。第1・
四半期にほぼ失速状態に陥った米経済が勢いを取り戻しつつあるこ
とを示唆した。
自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は
0.9%増加。伸びは3月の0.2%増から加速、市場予想の0.3
%増も上回った。
BNYメロンのサマルジット・シャンカー氏は、小売売上高を受け
て「FRB内のタカ派が再び勢いを増す可能性がある」と話す。
ドルは今年1─4月に急落し、1年4カ月ぶり安値をつけた。世界
経済や金融市場の混乱をめぐる懸念から、FRBが年内少なくとも
2度の利上げを行う公算は小さいとの見方が広がったためだ。だが
こうした不安が和らぐ中、一部では利上げ観測の後退は行き過ぎの
可能性があり、ドル相場の潮目が変わりつつある兆しとの見方も出
ている。 
終盤の取引で、ドル指数.DXYは0.5%上昇の94.609と、1
日としては1週間超ぶりの上げとなった。
5月の米ミシガン大消費者信頼感指数が95.8と、市場予想の
90を上回り、昨年6月以来の高水準となったことも追い風となっ
た。
ユーロ/ドルEUR=は0.6%安の1.1304ドル。第1・四半期
のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値が前期比0.5%増と、速
報値の0.6%増から下方修正されたことは材料視されなかった。
ただドルは円に対しては値を下げ、0.4%安の108.60円を
つけた。
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NY株反落、185ドル安
1カ月半ぶり安値
2016/5/14 06:27
 【ニューヨーク共同】13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株
30種平均は大幅反落し、前日比185・18ドル安の1万7535・32ドルと
約1カ月半ぶりの安値で取引を終えた。原油先物の値下がりが嫌気さ
れたほか、景気の不透明感から小売株が売られた。
 ハイテク株主体のナスダック総合指数は19・65ポイント安の
4717・68と3日続落した。
 13日発表された百貨店大手JCペニーの四半期決算が市場予想より
悪く、米個人消費の先行き不安が広まった。小売り大手ウォルマー
ト・ストアーズが大きく下落し、ダウ平均を押し下げた。


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