コラムをトランプ氏が読んだのか、翌日には国債デフォルトを否定 した。しかし、米国の大統領が経済相互依存性を一時的にせよ、否 定したことは、今後の政策を暗示している。 トランプ大統領になった時には、世界は大恐慌になり、一番大きな 被害を受けるのは、米国であるということだ。 欧州、日本などとの同盟関係を否定したことで、核ミサイル時代な ので米国を守ることもできない。敵であるロシアや中国と仲良くす るとということは、米国の同盟国は、ロシアや中国になびくことに なり、米国の安全に大きな障害になるはず。 ということで、トランプ氏が大統領になった時には、米国の没落は 確定して、次の覇権国を目指した世界的な競争が起こることになる。 しかし、世界恐慌になり、ドルが暴落してしまい、米国債がデフォ ルトして、米国抜きのTPPなどで、米国抜き世界を構築することにな る。 早く、経済面での相互依存も知らないトランプ大統領にして、経済 をめちゃくちにゃなって、米国抜き世界を日本が中心になって、構 築することである。 そのためには、ロシアや中国と話ができる状態を造る必要がある。 そのための日露交渉は、重要である。 さあ、どうなりますか? ============================== 2016年 05月 9日 16:18 JST トランプ氏が初めて債務問題に言及、部分不履行否定でも物議 [ニューヨーク 6日 ロイター] - 米大統領選で共和党候補指名 が確実になったドナルド・トランプ氏が5日、CNBCとのインタ ビューで米国の債務問題に初めて言及し、「極めて低利回りで長期 的に借入を行うために、債務の借り換え交渉を長期にわたって行う 可能性はある」と述べた。部分的な債務不履行を意味するとの見方 は否定したが、発言が物議を醸している。 ニューヨーク・タイムズ紙は、トランプ氏の発言は「債務の部分返 済の可能性を示唆している」と指摘。「大統領選の有力指名候補が このような発言をするのは前代未聞」と酷評した。 CRTキャピタルの米債アナリスト、デービッド・エーダー氏は6 日、顧客向けノートで「たとえば新興国などでないかぎり、このよ うな発言はばかげており、無責任だ」と述べた。 あるトランプ陣営幹部は匿名で「トランプ氏は債務支払いに難色を 示したわけではない。何度も質問されたが、債務の再交渉や債務支 払いの不履行はないと明確に述べた」と釈明。「長期的な低利回り の債務は納税者に有益との考えを述べただけ」と説明した。