日銀短観で景気悪化が鮮明になり、日経平均は200円以上も値下 がりしている。世界的な景気後退と円高によるのであるが、これで また、企業収益は下落するので、日経平均株価の適正値は、下がる ことになる。 16200円前後になるのであろうか?現時点株価では、上ブレし ていることになる。これで、また財政出動と消費税増税延期の評論 家を元気づけることになりそうである。 しかし、その短期的なことが長期的な日本をダメにすることにもな る。 どうか、長期的な視野ももって、経済政策を考えて欲しい。国債の 利払いの急激な上昇にならずに、資産バブルも起こさずに、どうし たら日本の経済は回っていくのか、非常に難しい局面であるので、 イケイケドンドンではない、日本の将来を俯瞰して考えて欲しいも のである。 ============================== 日銀短観、大企業製造業DIプラス6 2期ぶり悪化 2016/4/1 8:51 日経 日銀が1日に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観) によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造 業がプラス6だった。前回2015年12月調査のプラス12から悪化した 。悪化は2四半期ぶり。 新興国経済の減速などを背景とした国際商品価格の下落で、素材 業種を中心に景況感が悪化した。1ドル=110円台前半まで進んだ円 高も、自動車など輸出業種の業況感を悪化させた。 業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い 」と答えた企業の割合を引いた値。3月の大企業製造業DIは、 QUICKがまとめた市場予想の中央値のプラス8を下回った。 3カ月後の先行きについては、大企業製造業がプラス3と一段と 悪化する見通し。市場予想の中央値はプラス7だった。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕