5624.米国株、ダウ反発し313ドル高



東証の日経平均株価14980円と、企業業績に比べて余りにも大きな下
げであり、これはどこかで反発することになると見ていた。

その時、安倍首相と黒田日銀総裁が協議をするというので、円介入
の可能性が高いと市場は見て、円高が止まり、株価も少し戻したが
、何もないというので、その後、安心して空売りが増加して15000円
を割り込んだ。

15000円割れでは、企業業績と比べても安すぎであり、何かのタイミ
ングで戻す可能性が高いと見ている。

そして、NYSEで、300ドル以上の上げになり、1万5973ドルとなった
ことで、景気の状況は、市場が見込んでいるよりは、良いとなって
来たようである。

2000円も1週間で下げるほどには、景気の急速な減速はなく、まだ
、そこまでの経済失速にはなっていたない。

適正株価水準は、16600円程度であり、そこまでは戻すことになる
はずである。

しかし、中国のバブル崩壊が起きる可能性は、徐々に高まっている
ので、安心はできないのも確かであり、G20で、どこまで中国の
バブル防止で世界が協調できるかが、次の焦点になるはず。

さあ、どうなりますか?


==============================
米国株、ダウ反発し313ドル高 欧州株高や原油が上昇 市場心理が
改善
2016/2/13 6:31 nikkei
【NQNニューヨーク=神能淳志】12日の米株式市場でダウ工業株
30種平均は6営業日ぶりに反発した。終値は前日比313ドル66セント
(2.0%)高の1万5973ドル84セントだった。欧州の株高や原油相場
の上昇を受けて投資家心理が改善。米消費が底堅さを示したことも
好感され、米株式には買いが広がって高値圏で終えた。
 ドイツ銀行は12日、自ら発行した30億ユーロ(約3800億円)のユ
ーロ建て債券と20億ドル(約2200億円)のドル建て債券を買い戻す
と発表した。財務状況への懸念が市場の不安をあおっていたため、
財務体質の健全性をアピールしたことが好感されて株価が急反発。
銀行株が主導する形で欧州主要国の株価指数も上げた。
 米市場でもJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスな
どの金融株に買いが及び、相場をけん引した。投資家心理の悪化に
歯止めが掛かり、連日で下げていた反動もあって幅広い銘柄に買い
戻しが入った。
 石油輸出国機構(OPEC)による協調減産への期待もあってニ
ューヨーク原油先物相場は1バレル29ドル台まで上昇した。原油安
に伴う業績悪化への懸念が強いエネルギー関連株にいったん買い戻
しが広がったことも相場を支えた。
 1月の米小売売上高は前月比0.2%増だった。市場予想とほぼ同水
準だったものの、昨年12月分の伸びがプラスに上方修正された。米
個人消費の底堅さが意識され、米株式の買い安心感につながった。
 週明け15日は米国がプレジデントデーの祝日で休場となる。連休
前に売り持ち高を解消する買い戻しも広がり、ダウ平均は取引終了
にかけて上げ幅を広げた。
 もっとも、ダウ平均は伸び悩む場面もあった。午前に発表された
2月の米消費者信頼感指数(ミシガン大学調べ)速報値は市場予想
を下回って前月から低下した。米消費の持続性が警戒され米株式に
は売りも出た。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日
比70.675ポイント(1.7%)高の4337.512で終えた。
 業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち9業種が上昇した。
「金融」が4%高となったほか「素材」「エネルギー」も上げた。
「公益事業」は下落した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の
売買高は約11億6000万株(速報値)、ナスダック市場は約19億2000
万株(同)だった。
 個別ではJPモルガンが8%超上昇した。欧州金融株の上げに加
え、ダイモン最高経営責任者が自社株を取得したと伝わり買い材料
視された。JPモルガンはダウ平均を構成する30銘柄で上昇率が最
も大きかった。
 欧州での1月の新車販売台数が前年から10%増えたと発表した自
動車大手のフォード・モーターも買われた。保険のトラベラーズや
化学のデュポンなどダウ平均の構成銘柄は全面高となった。
 一方、インターネットラジオ局を運営するパンドラ・メディアが
安い。前日夕に発表した2015年10〜12月期の決算で最終損益が大幅
な赤字となったことが嫌気された。前日公表した四半期決算が減益
だったメディア大手のCBSにも売りが優勢だった。
==============================
首相、円高株安阻止へ対応協議
日銀総裁と意見交換
2016/2/12 13:41 | 2/12 13:44 47news
 安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁は12日、首相官邸で緊急会談
し意見交換した。円高株安の一段の進行を阻止するため対応を協議
したとみられる。安倍首相と日銀総裁が会談するのは、昨年9月25日
以来、4カ月半ぶり。
 黒田総裁は会談後、記者団に対し「為替を含め国際金融市場の動
向をしっかり注視していく」と語った。安倍首相から金融政策への
要望は特になかったという。
 日銀は1月29日、年明け以降の円高株安で物価上昇目標の達成が困
難になるとして、マイナス金利政策の導入を決定した。しかし、世
界経済の減速懸念から円高株安の流れは止まらない。
==============================
東証大引け、続落 円高響き1万5000円割れ、1年4カ月ぶり
2016/2/12 15:38 nikkei
  イエレン米連邦準備理事会(FRB)の10日の議会証言を受け、
米国の利上げペースが緩やかになるとの見方が強まった。日米の金
利差が広がらないとの連想から円高・ドル安が加速。日本企業の輸
出採算が悪化するとの見方につながった。
 いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「急激な株
安自体が相場の先安観につながった面もある」と指摘。株安による
逆資産効果が個人消費や設備投資意欲を冷やしかねないという。
 後場中ごろにかけて下げ渋る場面があった。日銀の黒田東彦総裁
と安倍晋三首相が会談し、追加政策が打ち出されるとの思惑が浮上
。ただ、黒田総裁が会談後に「(首相から)金融政策について要望
は特になかった」と説明すると、売りの勢いが再びじわりと増した。
 JPX日経インデックス400は3日続落し、10日終値比636.16ポイ
ント安の1万0780.40で終えた。東証株価指数(TOPIX)も3日
続落し、68.68ポイント安の1196.28で終えた。
 東証1部の売買代金は概算で4兆1833億円。株価指数オプション
2月物などの特別清算指数(SQ)算出に伴う売買で、1月29日以
来の高水準に膨らんだ。売買高は47億416万株。東証1部の値下がり
銘柄数は1877と、全体の97%に迫った。値上がりは53、変わらずは
7銘柄だった。
 トヨタが下げ、時価総額は20兆円を下回った。富士重や日産自、
マツダも下落。増益決算を発表したソフトバンクも売りに押された
。一方、好決算を発表したすかいらーくが上昇。業績見通しを上方
修正した西武HDが上げた。
 東証2部株価指数は3日続落した。ラオックスや朝日インテクが
下げ、東急レクや日本KFCが上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕


コラム目次に戻る
トップページに戻る