5621.日銀のマイナス金利は大失敗



東証は今日も大幅続落して、1年3カ月ぶりの1万6千円割れにな
り、一時は1万5500円割れもした。金融機関の株価が大幅続落
したことで、日経平均も続落したのである。

私Fも小幡先生の「暴落継続 質への逃避ではない」の意見に賛成
である。マイナス金利は金融機関を不安定して、民間に資金を貸す
機関を潰す悪手であり、少なくても早くゼロ金利に修正する必要が
ある。

世界的に銀行の経営が成り立たなくするのは、大きな間違いであり
、円安の効果もないことも判明したので、マイナス金利はゼロ金利
に戻し、金融緩和は直接、日銀がマネーサプライを増やす方向にシ
フトするべきである。

やはり、提案した株価指数へのETFを3倍以上にして、ヘッジファン
ドの空売りを止めるしかない。彼らは無用に株価を落として、利益
を得ることを狙っているので、それを止めることだ。

また、この混乱の責任を取って、黒田総裁は早く辞任するべきであ
る。

さあ、どうなりますか?


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2016.2.10 16:05更新 
東証終値、1年3カ月ぶりの1万6千円割れ
 10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)終値は前日比
372円05銭安の1万5713円39銭だった。1万6000円
割れは、2014年10月以来、約1年3カ月ぶり。
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2016年02月10日小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記
暴落継続 質への逃避ではない
日経平均は寄りつきは踏ん張っていたものの、あっけなく16000円を
割り、前引けは385円安の15699円。
ドル円は再び114円台半ば。
これは質への逃避ではない。
 国債を買う理由は、値上がり期待であって、質への逃避ではない。
逃げ場ではなく、狩猟場なのだ。乱高下、さらなるマイナス金利の
拡大を狙った単なるデイトレードだ。
 従って、もはや質的に逃避する場所がなくなった。
それが最大の問題なのだ。
 量的緩和、バズーカ、マイナス金利、これらの最大の問題点は、最
後の安息場である、国債市場を混乱させ、狩り場に変えてしまい、
資金の行き場を世界中から消滅させたことにあるのだ。
 安定した金融市場の終わりだ。
そして、それは日銀によってもたらされたのだ。


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