5620.日経平均が大幅反落



今日は、とうとう株価が16085円となり、もう少しで1万6千円割れ
寸前まで行った。この理由は1ドル=114円となり、マイナス金利導
入しても、円高を止められない現実を突きつけられた。

なぜ、ドルが通貨安になるのかは、中国が米国債を大量に売り、そ
のドルで、ドル売り人民元買いを行うために、ドル安になる。これ
は米中の経済戦争でもある。

この煽りを日本も受けているのである。このため、ドル安円高にな
るので、日本の株価は大幅下落になっている。もう1つが、米ヘッ
ジファンドがリスクオフに動いている。このため、評価は高いが、
配当の少ない米ベンチャーや米先端企業株を売っている。これも下
落している。

しかし、世界的な株安になっているが、特に東証の下げは大きい。

日銀のマイナス金利は、全然効いていないので、現物ETFを増やすし
か方法がないとみるが、どぷして、ETF量を増やさないであろうか?
3月14日の金融政策会議では、何が出てくるのであろうか?

さあ、どうなりますか?


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918円安の大幅反落、日本株に吹き荒れる逆風
リスク回避の円買いで拍車かかる
ロイター 2016年02月09日
[東京?9日?ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反落。前
日比で一時978円安となり、昨年来安値を付けた1月21日以来の安値
水準となった。欧州銀行株の大幅な下げを受け、リスク回避ムード
が強まったという。
1ドル115円割れへと進んだドル安/円高も株売りに拍車をかけた。
TOPIXは1月21日の昨年来安値を下回り、一時2014年10月31日以来の
1300ポイント割れとなった。東証33業種すべてが下落。東証1部の
98%が値下がりし、全面安の展開となった。
前日の欧州市場でドイツ銀行など欧州金融株が軒並み下
落。STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は5.59%低下した。米国市場で
もS&P金融株指数<.SPSY>が2.6%安。欧米金融株を受けて東京市場
では序盤から銀行や証券、ノンバンクなど金融セクターに売りが出
た。
三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などメガバン
クがいずれも昨年来安値を更新。銀行業<.IBNKS.T>は13年1月以来の
安値水準となった。10年最長期利回りがマイナス0.01%を付けたこ
とを受け、運用環境の悪化などに対する懸念が広がったことも重し
となった。野村<8604.T>やアコム<8572.T>なども軒並み売られた。
世界的にリスクオフの動きが強まり、質への逃避として円買いが強
まったことも日本株に逆風となった。ドル/円は一時
114.20円と14年11月10日以来、約1年3カ月ぶりの安値をつけた。輸
出企業を中心に業績悪化懸念が強まり、トヨタ<7203.T>やパナソニ
ック<6752.T>、ソニー<6758.T>などの下げが目立った。
株価の急激な下落を受けて投資家心理が冷え込み、日経平均ボラテ
ィリティ指数<.JNIV>は急上昇。一時1月21日以来となる43ポイント
台を付けた。日経平均VI先物はサーキット・ブレーカーが発動し、
午後0時36分から同0時46分まで一時売買停止となった。
いちよしアセットマネジメント執行役員の秋野充成氏は「欧州を中
心に金融システム不安に発展するとの懸念がリスクオフを加速させ
、投機筋の売りに拍車がかかっている」と指摘。一方、日銀による
追加緩和期待などが下支えし、「日経平均1万6000円より下値は売り
込みにくい」とみていた。
個別銘柄では、神戸物産<3038.T>がストップ安。同社株をめぐり、
神戸物産関係者によるインサーダー取引が行われた疑いがあるとし
て、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反容疑で、神戸物産
や同社関係者宅を強制調査していたことが報じられ、嫌気された。
半面、通期業績予想の上方修正を発表した関電工<1942.T>や東急建
設<1720.T>のほか、チケット価格の値上げを発表したオリエンタル
ランド<4661.T>などが逆行高となった。
東証1部騰落数は、値上がり27銘柄に対し、値下がりが1904銘柄、変
わらずが6銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値????? 16085.44 -918.86
寄り付き??? 16666.79
安値/高値?? 16025.94─16668.7
TOPIX<.TOPX>
終値?????? 1304.33 -76.08
寄り付き???? 1352.89
安値/高値??? 1299.53─1352.94
東証出来高(万株) 317335
東証売買代金(億円)30556.14
(杉山容俊)
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2016年 02月 9日 15:48 JST 
ドル一時114円前半に下落、株安で1年3カ月ぶり安値
東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨー
ク午後5時時点に比べ、ドル安/円高の114円後半だった。海外
時間のリスク回避ムードを引き継いで日経平均株価が大幅安。ドル
は一時114円前半まで下げ、約1年3カ月ぶりの安値を付けた。
ドル/円は安く寄り付いた株価を眺めて朝方から下げた。麻生太郎
財務相の発言が伝わっても上昇に弾みがつかなかった。市場では「
海外株式市場の動向を踏まえた織り込みより、日経平均の下げがき
つかった」(国内金融機関)との声も出ていた。
仲値公示にかけて国内勢の押し目買いも期待されたが、実需筋を含
めて様子見の向きが多く、下押し圧力を押し返すほどのドル買いは
出なかったという。
午前10時半頃に心理的節目の115円を割り込むと下げ足を強め
、一時114.75円まで下落した。114円台での滞留時間は数
分と短く、いったん115円台に戻したが、午後0時半頃にかけて
再び下押し圧力が強まり、2014年11月以来の安値となる
114.20円まで下げた。
同水準では下げ渋ったものの、戻りも鈍かった。株価の下げがきつ
く、米10年国債利回りも約1年ぶりの低い水準。市場では「日銀
がマイナス金利の導入を決めた時は、日米金利差の拡大から円安方
向に動くと思ったが、米金利が下がればドル高/円安にはならない
」(国内金融機関)との声が聞かれた。
市場の一部では、10日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議
長の議会証言が注目されているが、イエレン議長に近いフィッシャ
ーFRB副議長、ダドリーNY連銀総裁が3月の追加利上げに慎重
な姿勢を示している。「イエレン議長が『右腕』と『左腕』の意見
になびく可能性が高く、ドルを買う材料にはならない」(同)との
指摘があった。
       ドル/円JPY=    ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 114.82/84 1.1204/08 128.65/69
午前9時現在 115.66/68 1.1188/92 129.41/45
NY午後5時 115.84/86 1.1193/98 129.63/67
 (為替マーケットチーム)








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