今日の東京市場は、NYSEの208ドル下げの影響で、16700円程度で始 まったが、一進一退の状態であり、400円から300円程度の下げで留 まっている。 これは明日からはじまるFOMCの結果待ちであり、今日夜から始まる NYSEの結果で、FOMCの大体の方向が見えるので、明日の東証は上下 に大きく動くのではないでしょうかね。 それと気になるのは、米国企業の動向であり、どうも多くの企業が 利益を下げているようである。フォードはとうとう日本市場から撤 退というように、米国の製造業の調子が良くない。 実態ベースでも米国企業は良くないとみられると、株価は下げの方 向になるが、それでもFRBが利上げを続行すると世界的な株安は広が ることになる。FOMCは利上げを止めるか、速度を落とす方向のメッ セージになるとは思うが、そうでないと大変なことになる。 さあ、どうであろうか? ============================== 米国株、ダウ反落し208ドル安 原油安を嫌気、関連銘柄に再び売り 2016/1/26 6:29 nikkei 【NQNニューヨーク=岩切清司】25日の米株式市場でダウ工業株 30種平均は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比208ドル29セン ト(1.3%)安の1万5885ドル22セントとなった。新規の買い材料に 乏しく原油安を嫌気した売りが優勢となった。 米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエー ト)が反落し、改善しつつあった投資家心理が再び冷え込んだ。石 油・天然ガス開発大手のチェサピーク・エナジーが16%安、石油・ 天然ガスパイプライン大手のキンダー・モーガンも7%安となるな どエネルギー関連株に再び売り圧力が強まったことも警戒感を高め た。 世界経済や中国景気に対する不安感が根強く、積極的に押し目を 拾う動きも限られた。ダウ平均は取引終了にかけて下げ幅を拡大し た。 27日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表になる。 またアップルが26日に決算発表を予定するなど注目企業の業績発表 も相次ぐ。週内には2015年10〜12月期の国内総生産(GDP)の速 報値の発表も控えるだけに、様子見姿勢を強める投資家が多かった。 ナスダック総合株価指数も3日ぶり反落。同72.689ポイント (1.6%)安の4518.491ポイントとなった。半導体のサンディスクや ハードディスク駆動装置(HDD)のシーゲート・テクノロジーな どハイテク関連の製造業の下げが目立った。バイオ製薬関連の下落 も指数を下押しした。 業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落。「エネルギー」や 「素材」「金融」の下げが目立った。ニューヨーク証券取引所 (NYSE)の売買高は約10億6000万株(速報値)、ナスダック市 場は約18億8000万株(同)だった。 四半期決算で赤字に転落した資源開発関連サービスのハリバート ンが反落。住宅建設大手のDRホートンの決算は増収増益だったも のの利益を確定する売りに押されて下げた。 自動車部品や空調管理システムを手掛けるジョンソンコントロー ルズも安い。米複合企業タイコ・インターナショナルと経営統合す ると発表したが、財務面の負担を警戒した売りが優勢だった。 原油安を受けエクソンモービルやシェブロンも売られた。アップ ルのほか、グーグルを傘下に抱えるアルファベット、マイクロソフ トも下げた。 決算で1株利益が市場予想を上回った米マクドナルドが高い。小 売りのウォルマート・ストアーズやコカ・コーラもしっかり。