5595.中国はファシズムに



中国の市場経済社会主義とは、結局のところ、ファシズムというこ
とのようである。都市住民が農村住民を搾取することで成り立つ社
会であり、貧富の差が拡大する。

組織的な集団独裁組織が社会全体の統制をして、資本家や国家資本
や海外企業を認めているし、株式市場や債券市場を認めている。し
かし、その暴落などの問題が起きると、国家指導を強化して、市場
の自由を制限して、その制限をヘッジファンドに狙い撃ちすると、
それも禁止するということになる。市場を殺している。

社会全体の統制には、国家愛や敵の存在が必要であり、国家の拡張
主義が必要になる。

中国では、自分の敵に理由をつけて自由を制限し死刑にする。これ
はヒットラーがやったことと同じである。

ロシアも同様なことをしている。ということは、社会主義は死んだ
が、資本主義ではなくファシスト党に転化したことになる。

日本や欧州も金融緩和で株式市場が中央銀行の管理下になったよう
なものであり、半分市場経済からは外れているが、経済危機である
ので仕方なくしているが、日本は常態化し始めている。米国は早く
自由経済に復帰しようとして、利上げをし始めた。

そして、中国は株安(資産価格下落)、通貨安、資本流出で、中国
は経済変革が必要になっている。特に外貨準備高の激減が起こり、
このままにすると、1997年のアジア通貨危機を引き起した3点セット
と同じであり、人民元の大幅な切り上げが必要になる。

急激な人民元安により、資本主義的な仕組みが急速に回らなくなり
、また株式市場を止め、通貨管理を強め、資本流出を止めるために
為替交換を管理下に置き、市場経済部分が死んでいくのであろう。

中国経済が、世界経済から分離されて初めて、世界は安心すること
になる。

そうしないと、中国発のリスクが頻発して世界の株式市場の正常化
ができない。リスクオフ状況を継続させるので、早く中国は市場経
済を止めるべきである。世界経済から早く分離させるべきである。

さあ、どうなりますか?



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