正月から当分の間は、ご祝儀相場になるはずが、史上初の5日続落 となり、1万7697円になり、昨年9月30日以来、約3カ月ぶりの安 値をつけた。 このところの下落は、地政学リスクや中国、北朝鮮と考えられるリ スクのオンパレードでの空売りの下げであるが、良くも続いて起こ ったものである。 今年に入って、潜在リスクの顕在化であり、それをネタに空売りを ヘッジファンドや短期筋が仕掛けているのであるが、しかし、今年 の雰囲気はできたこの数日であると思う。 一言で言うと、「世界の動乱と混乱の一年」であろう。 中東、南・東シナ海、北朝鮮、ロシア、中国と混乱地域と国がクロ ーズアップした感じである。難民問題もこの地域周辺で起きること になる。 さあ、どうなりますか? ============================== 日経平均大引け、続落 中国懸念後退も雇用統計前に手じまい 2016/1/8 15:14 8日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落した。前日比69円 38銭(0.39%)安の1万7697円96銭で終え、昨年9月30日以来、約 3カ月ぶりの安値をつけた。年初からの5日続落は、指数の算出を 始めた1950年9月以来で初めて。昨年12月の米雇用統計の発表を日 本時間今晩に控え、手じまい売りが取引終了にかけてじわりと広が った。中国株の反発と元高を手掛かりに、運用リスクを回避する雰 囲気がやや後退。朝安後に200円超上げる場面があるなど、荒っぽい 展開だった。 東証1部の売買代金は概算で3兆2017億円(速報ベース)と、株 価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出に伴う取引で 膨らんだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 ============================== 食料価格指数、2015年は‐19%・12月も減少=FAO 2016年01月07日(木)20時36分 [ローマ 7日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が発表 した12月の食料価格指数は、154.1となり、前月の155.6 から低下した。 2015年通年では19%の低下。これで4年連続の低下となった 。世界的な景気鈍化で需要が伸び悩む一方、供給が潤沢だったこと や、ドル高が価格低下の主因という。 12月は食肉、乳製品、穀物価格が下落した一方、砂糖や植物油は 上昇した。 アルゼンチンの輸出税撤廃による供給増加見通しが小麦価格を圧迫 、輸出競争の高まりと国際的な需要低迷でトウモロコシ価格も下落 した。 ============================== 米新規失業保険申請27.7万件、前週の5カ月ぶり高水準から減少 2016年01月08日(金)05時28分 [ワシントン 7日 ロイター] - 米労働省が7日発表した2日ま での週の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで前週比1万件減 の27万7000件で、昨年7月上旬以来約5カ月ぶりの高水準を つけた前週からは減少した。米経済は昨年第4・四半期に減速した とみられるが、雇用市場は依然として底堅いことを示唆した。市場 予想は27万5000件だった。 申請件数は30万件を切ると雇用市場が引き締まっているとされる 。数字は44週連続でこの水準を下回っており、1970年代以来 の長さとなる。 雇用市場のすう勢をより正確に反映するとされる4週移動平均は 1250件減の27万5750件だった。 2週間以上手当てを受けている失業保険受給者総数は昨年12月 26日までの週で2万5000件増の223万件ちょうどだった。 4週移動平均は4000件減の221万8000件だった。 労働省のアナリストは、統計に影響を及ぼすような特殊要因はない とした。全ての州が申告し、推定ベースの数字はなかった。祝日前 後は統計の調整が難しく12月は申請件数が乱高下する傾向がある。 バークレイズ(ニューヨーク)のエコノミスト、ジェシー・ハーウ ィッツ氏は「失業保険申請件数は季節調整後の数字も休暇シーズン を通じて不安定になる傾向がある。ただ、足元の指標をみる限り、 米雇用市場には依然として基調的な底堅さがある」と話す。 前日発表された昨年12月のADP全米雇用報告によると、民間部 門の雇用者数は1年ぶりの大きな伸びを示した。失業保険申請件数 も減ったことで、ドル高や在庫積み上がり、エネルギー業界の投資 削減などの逆風に見舞われつつも、米経済は基調的な底堅さを保っ ているとの見方を後押ししそうだ。 転職支援などを手掛けるチャレンジャー・グレイ・クリスマスが7 日に発表した12月の米企業の人員削減数は前月比24%減の2万 3622人と、2000年6月以来の少なさだった。12月として は統計開始以来の低水準だった。ジョン・チャレンジャー最高経営 責任者(CEO)は「年末にかけて雇用が明らかに安定性を増した ことは、米国の働き手にとって良いニュースだ」としている。 市場関係者が注目する12月の雇用統計は8日に発表される。市場 は非農業部門の雇用者数が20万人増加するとみている。11月は 21万1000人増だった。失業率は横ばいの5.0%と7年半ぶ りの低水準が続くとみられる。