明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 ことしの予測は、国内経済と選挙動向が大きい。ことし石油価格が より低下して、地球温暖化対策として化石燃料から自然エネルギー への転換するが、それをサウジなどが阻止しようとしてくる。 このため、日本は石油やガスの価格が減少して経常黒字が拡大して きて、それに伴い、1ドル=115円程度の円高にはなるはずであり、日 米金利差拡大で円安というエコノミストや評論家は、石油価格の低 下による経常収支動向を読んでいない。 円高になると、当然企業の利益は低下して、株高は続かない。2万 円が上限であると思う。しかし、115円でも日本企業の競争力は維持 されるので下限もそれほど低くない。1万6000円まででしょうね。 それより、この夏の参議院選挙に、衆議院選挙も同時に行われるの かが、問題である。衆議院選挙を行うことになれば、日銀の黒田総 裁も、115円まで円高になった為替をそのままにはできずに、追加の 大型緩和を行う可能性が出てくる。 このままの金融政策では、安倍首相の経済政策は失敗する。長期停 滞社会になり、この状況を変えるためには、人口減少を本格的に対 応しないといけない。その1つとしての移民政策を行う方向を打ち 出さないと需要が増大しないので、徐々に国民は高齢化して社会福 祉予算が拡大してしまい、ジリ貧な日本になってしまう。 このジリ貧な日本でも、日本文化を守るということなら良いが、貧 富の差が拡大して、政権は富者より貧者の方が多いので、選挙に負 けることになる。 自民党も日本文化を維持するという保守的な国民に支持されている ので、移民政策を転換できずに経済政策で行き詰まりになってきた。 民主党は多くの国民の支持が得られる、実行できる移民政策を構築 すれば、経済政策は自民党より優位になるが、どうであろうか? もう小手先で景気を上げる手段はなくなってきて、本質的な問題を 解決しないと、景気浮揚は無理だ。 さあ、どうなりますか?