FOMCは、利上げと利上げペースを事前予想通りに発表したので、NYE も東京も予想通りに、大幅な上昇になている。円も122円台で予想通 りであり、今日は元に戻る力が十分出る展開になりそうである。 9時20分現在、400円UPですからもう少し上昇する可能しれないで すね。 しかし、ハイイルード債などの一部でバブルが起きているので、そ の防止と、景気を維持させることとの両立が必要であり、今後の金 融政策も当分難しい局面が続く事になると見る。 日本も徐々に景気は底入れてきたので、今後は長期の経済政策が重 要であり、それと金融政策では、バブルが起きる可能性に注意が必 要になる。一部、不動産等でバブルの匂いがしてきている。 短期の混乱が収まり、次の展開に向かう事になるようですね。 さあ、どうなりますか? ============================== 米FRB 利上げ決定 7年続いたゼロ金利政策を解除 12月17日 4時03分NHK アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、いわ ゆるリーマンショックのあと7年間続けてきた異例のゼロ金利政策 を解除して利上げを始めることを決定し、日本やヨーロッパに先ん じて大きな政策転換に踏み出すことになりました。 FRBは、16日まで2日間、ワシントンで金融政策を決める公開 市場委員会を開き、終了後、声明を発表しました。 声明で、FRBは、アメリカの景気について「雇用が著しく改善し 、物価上昇率も中期的に2%の目標に向かって上昇していくと確信 できた」などと指摘し、ゼロ金利政策を解除し、利上げを始めるこ とを全会一致で決めました。 これによって、現在ゼロから0.25%の幅の極めて低い水準に抑 えてきた政策金利は、17日から0.25から0.5%の幅に引き 上げられます。FRBが利上げを行うのは、2006年6月以来9 年半ぶりです。 政策金利は、アメリカの金融機関どうしがお金を貸し借りする際の 金利で住宅ローンや企業への融資などあらゆる金利に影響するため 今後、さまざまな金利が緩やかに上昇していくと見られます。FRB は、2008年のいわゆるリーマンショックのあと7年間にわたっ て、金利を事実上ゼロに抑え、景気を下支えしてきましたが、今回 、危機への対応は終了し、金融政策をいわば通常の状態に戻す段階 に来たと判断しました。アメリカはこれで日本やヨーロッパに先ん じて、異例の政策を転換することになりました。 ただ、FRBは、声明で「このあとの景気の改善には、極めてゆっ くりとした利上げが必要になっている」などと指摘し、景気の回復 の勢いを損なうことがないよう、当面、金利は低めに抑え、利上げ は慎重に、ゆっくり進めることを強調しました。 これに関連してFRBが公表した、今後の金利の見通しでは、来年 末まで、8回ある会合のうち、4回程度で利上げを行って、1.25 から1.5%程度の幅まで、利上げを進めることが会合参加者の中 心的な見方になっていて、過去に行った利上げに比べるとゆっくり 進める考えが示されています。 FRB議長 ゆっくりと利上げ進める姿勢強調 会合を終えて記者会見したFRBのイエレン議長は、「今回の決定 は、大恐慌以来、最悪の金融危機と不況から経済が立ち直るのを支 援するため7年におよんだ異例のゼロ金利政策を終えることを意味 している。雇用の回復や賃金の上昇で大勢のアメリカ人の暮らしに 著しい改善があり、景気が力強く回復を続けていくというFRBの 自信を反映したものだ」と述べました。 一方で、今後の利上げの進め方について、イエレン議長は、「景気 は順調に拡大していくと見込んでいるが、金利の引き上げは小幅に 進めることが現時点では望ましいと考えている。今回、金利を上げ たがFRBの金融政策は引き続き、緩和の姿勢に変わりない」と述 べ、景気に十分配慮して、ゆっくりと利上げを進めていく姿勢を強 調しました。 また、利上げをきっかけに、世界の資金の流れが変わり、新興国の 経済に打撃になるのではないかという懸念が根強いことについて、 イエレン議長は「今回の利上げは、新興国でも織り込まれていたと 思っている。確かに資金の流出などマイナスの影響が及ぶ可能性は あるが、同時にアメリカ経済の回復の恩恵も及ぶ。打撃を与えない よう注意している」と述べました。