5576.FOMCの決定は期待通り



FOMCは、利上げと利上げペースを事前予想通りに発表したので、NYE
も東京も予想通りに、大幅な上昇になている。円も122円台で予想通
りであり、今日は元に戻る力が十分出る展開になりそうである。

9時20分現在、400円UPですからもう少し上昇する可能しれないで
すね。

しかし、ハイイルード債などの一部でバブルが起きているので、そ
の防止と、景気を維持させることとの両立が必要であり、今後の金
融政策も当分難しい局面が続く事になると見る。

日本も徐々に景気は底入れてきたので、今後は長期の経済政策が重
要であり、それと金融政策では、バブルが起きる可能性に注意が必
要になる。一部、不動産等でバブルの匂いがしてきている。

短期の混乱が収まり、次の展開に向かう事になるようですね。

さあ、どうなりますか?

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米FRB 利上げ決定 7年続いたゼロ金利政策を解除
12月17日 4時03分NHK
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、いわ
ゆるリーマンショックのあと7年間続けてきた異例のゼロ金利政策
を解除して利上げを始めることを決定し、日本やヨーロッパに先ん
じて大きな政策転換に踏み出すことになりました。
FRBは、16日まで2日間、ワシントンで金融政策を決める公開
市場委員会を開き、終了後、声明を発表しました。
声明で、FRBは、アメリカの景気について「雇用が著しく改善し
、物価上昇率も中期的に2%の目標に向かって上昇していくと確信
できた」などと指摘し、ゼロ金利政策を解除し、利上げを始めるこ
とを全会一致で決めました。
これによって、現在ゼロから0.25%の幅の極めて低い水準に抑
えてきた政策金利は、17日から0.25から0.5%の幅に引き
上げられます。FRBが利上げを行うのは、2006年6月以来9
年半ぶりです。
政策金利は、アメリカの金融機関どうしがお金を貸し借りする際の
金利で住宅ローンや企業への融資などあらゆる金利に影響するため
今後、さまざまな金利が緩やかに上昇していくと見られます。FRB
は、2008年のいわゆるリーマンショックのあと7年間にわたっ
て、金利を事実上ゼロに抑え、景気を下支えしてきましたが、今回
、危機への対応は終了し、金融政策をいわば通常の状態に戻す段階
に来たと判断しました。アメリカはこれで日本やヨーロッパに先ん
じて、異例の政策を転換することになりました。
ただ、FRBは、声明で「このあとの景気の改善には、極めてゆっ
くりとした利上げが必要になっている」などと指摘し、景気の回復
の勢いを損なうことがないよう、当面、金利は低めに抑え、利上げ
は慎重に、ゆっくり進めることを強調しました。
これに関連してFRBが公表した、今後の金利の見通しでは、来年
末まで、8回ある会合のうち、4回程度で利上げを行って、1.25
から1.5%程度の幅まで、利上げを進めることが会合参加者の中
心的な見方になっていて、過去に行った利上げに比べるとゆっくり
進める考えが示されています。 
FRB議長 ゆっくりと利上げ進める姿勢強調
会合を終えて記者会見したFRBのイエレン議長は、「今回の決定
は、大恐慌以来、最悪の金融危機と不況から経済が立ち直るのを支
援するため7年におよんだ異例のゼロ金利政策を終えることを意味
している。雇用の回復や賃金の上昇で大勢のアメリカ人の暮らしに
著しい改善があり、景気が力強く回復を続けていくというFRBの
自信を反映したものだ」と述べました。
一方で、今後の利上げの進め方について、イエレン議長は、「景気
は順調に拡大していくと見込んでいるが、金利の引き上げは小幅に
進めることが現時点では望ましいと考えている。今回、金利を上げ
たがFRBの金融政策は引き続き、緩和の姿勢に変わりない」と述
べ、景気に十分配慮して、ゆっくりと利上げを進めていく姿勢を強
調しました。
また、利上げをきっかけに、世界の資金の流れが変わり、新興国の
経済に打撃になるのではないかという懸念が根強いことについて、
イエレン議長は「今回の利上げは、新興国でも織り込まれていたと
思っている。確かに資金の流出などマイナスの影響が及ぶ可能性は
あるが、同時にアメリカ経済の回復の恩恵も及ぶ。打撃を与えない
よう注意している」と述べました。




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