FOMCの決定待ちであり利上げは確定であるが、もしハイイールド債 の崩壊を意識して、利上げを1回きりにすると、円高になり日本株 売りであり、米国経済は期待したほど強くないというメッセージに なる。期待通りに、年2回程度の利上げを表明すると、円安か円維 持となり、米国景気はUPしているとなる。 しかし、NYEは低格付け投資ファンドの崩壊でも、株価が上昇し ているので、円高が日本では問題になっているので、この問題に焦 点を当てて見るしかない。 ここは、日本としては、イエレン議長に期待通りの表明を望むが、 ハイイールド債の投資信託が崩壊したことで、どのような判断を下 すか、見ものである。 そして、FOMC後に日銀金融政策決定会議があり、イエレン議長の表 明に対して、日銀の黒田総裁はどうするのかが、重要になってくる。 この1週間は、大きな変動の週になるでしょうね。 さあ、どうなりますか? ============================== 2015年 12月 15日 15:34 JST 日経平均は大幅続落、FOMC控えポジション調整強まる [東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続落 。前日比で300円を超す下げとなった。米連邦公開市場委員会( FOMC)を前に買いが手控えられるなか、主力株を中心にポジシ ョン調整売りが強まり、下値を探る展開となった。東証1部の売買 代金は2兆2806億円と盛り上がりは乏しい。東証業種別では全 33業種が下落した。 原油価格の持ち直しなどを背景に前日の米国株が上昇したことを受 け、寄り後にはプラス圏に浮上する場面もあったが、買いは続かな かった。一段の円高に対する警戒感に加え、原油価格の動向や高利 回り(ジャンク)債市場への懸念もくすぶり、投資家は警戒姿勢を 強めている。日経平均ボラティリティ指数は前日比10%高となり 、10月末以来の高値水準となった。 後場に入ると先物市場への断続的な売りに押され、日経平均は前日 安値1万8611円09銭を下回った。ちばぎんアセットマネジメ ント調査部長の奥村義弘氏は日本株の連日安に対し「売られ過ぎの 感があり、水準的にはいいところまで来た」と指摘する一方、「 FOMC後の市場の方向性が見えないため、イベントを通過するま では手を出しにくい」と述べた。 ほぼ全面安となる中で、個別銘柄では、東芝テック(6588.T)が反発 。同社の売却を東芝(6502.T)が検討しているとの一部報道が材料視 された。また、ケーヒン(7251.T)が年初来高値を更新。2016年 4月1日時点で46歳以上の正規従業員を対象に、特別早期退職支 援策を実施すると発表。固定費削減効果により国内事業の競争力強 化につながるとの期待から買いが入った。 東証1部騰落数は、値上がり182銘柄に対し、値下がりが 1683銘柄、変わらずが60銘柄だった。 日経平均.N225 終値 18565.9 -317.52 寄り付き 18869.04 安値/高値 18562.51─18897.87 TOPIX.TOPX 終値 1502.55 -25.33 寄り付き 1527.59 安値/高値 1502.55─1530.37 東証出来高(万株) 206806 東証売買代金(億円) 22806.88 (杉山容俊)