5572.2016年相場を見通す



ストックウエザー編集長の桜井英明氏の講演会もあり、そこで、お
もしろい事を言っていたので、メモしておく。

相場は、七年周期と言われている。2008年のリーマショックか
ら七年目である2015年は中国ショックがあり、一時16901
円まで下がった。次の大幅下げは2022年までないということに
なる。

2年前、シェールは、米国を救うと言われていたが、現在原油暴落
なのに減産もしないので、市場的には危険と認識されている。

しかし、日本は原油が下がると大変良いことである。石油が出ない
ので買ってくるしかなく、原油が安いことは良いことであるのに、
株価は3日続落した。これは円高に一瞬振れたことも影響している。

現時点、円安効果があり、米利上げで130円まで円安が進むと言
われている。しかし、これは原材料高になり、多くの企業にとって
は悪いことである。

どちらにしても、24000円程度までは株価は行くと思う。

相場には特異点があり、上げの特異日と下げの特異日がある。
上げの特異日は、1/14、2/14、3/20、6/29、
11/4
下げの特異日は、11/7、4/17で下げ止まりは5/17

相場にはリズムがあり、大納会が上げで終わった次の年の大発会は
上げになる。そのような1月はロケット効果で上げる。2月は、鉄
道株が良い。3月は揺れる、4月は上げて、5月5日からは下げる。
夏は下げるのでお休み、冬は上げるので仕事をする。6月は息切れ
の月で、利上げが起こる確率も高い。

7月もサマーラリーというが、低調である。8月は閑散、9月はイ
スラム歴の正月であり、その時期はよくない。今年も9/29に、
16901円の今年最低株価になったが、この正月が毎年前倒しに
なってきている。気をつけて欲しい。

11月の3連休明けが上げてくる。8月の閑散期NTVはジブリの
番組を放映するが、その日は最悪である。今年も1万7000円ま
で急落した。

新月は上げ、満月は下げ

今後の株は、サル年なので、サルにちなんだ銘柄を勧める。

人工知能、IOTなどが注目、また、それ以外に電力、インフラ、バイ
オ関連も注目である。

企業を見るとき、社会に必要な会社であるか?と自問することが重
要である。もう1つが、女性の目線でビジネスを見てみることであ
る。

(Q)株価が24000円まで行くには、日銀の追加緩和が必要で
すか?
(A)必要ない。米利上げで円安になるので企業収益には影響しな
い。

(Q)何が心配ですか?
(A)2017年4月の消費税増税でまた、景気は大きく後退する
ので、それが心配。しかし、2016年夏の衆参同時選挙になれば
消費税は先送りになるので、それを見たほうが良い。

(Q)とすると、2017年4月より前に、リスクオフにしたほう
が良いですね。
(A)しかし、心配がない。やらないから。

(Q)先送りになるので、その先送りした日以前にリスクオフです
ね?
(A)そうですね。消費税増税は必要がないはずで、増税自体を止
める可能性もあるを思う。

(Q)昨日、日経平均ETFを買ったが、当分持っていて大丈夫か?
(A)早く売ったほうが良い。調整局面がまだあると見たほうが良
い。

ということで、講演会が終わった直後にETFを即座に売ってしまった。
成功か失敗かは月曜日に分かるが、金曜日ニューヨークの株価は、
230ドル近く下落した。成功の可能性が高い。桜井さん、グッド
アドバイスでしょうね。


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