12月1日は、2万円を回復したが、12月2日には2万円割れで した。2万円を継続できるのであろうか? 国内の景気はリセッションであるし、その景気回復の手段が企業に 人件費を上げることを要望するなどであり、政府は戦時経済体制の ようなことをし始めた。 現状は、大企業などの日経平均構成銘柄は、株価が上がっているし 、利益も過去最高益になっているので、上昇することはあるが、日 本企業の配当性向は低いので、配当利率は3%になっている企業は 、少ない。 中小企業は海外に出ていくことができにくいので、利益率は高くな い。このため、大企業と中小企業の業績が二極分化している。 また、ROEや配当利率などを参考にすると、日本企業の株価は高いこ とになる。 米国企業は、配当を利益の半分程度と高くて、また自社株買いを行 って、より配当性向を上げている。 日本企業のPERは15倍以下と低いが、日本企業は利益を内部保留で 配当に回さないので、株価も低いままになる。 なぜ内部留保を積み増すかというと、M&Aで海外企業を買い、国 内市場の縮小に備えている。国内から海外に市場をシフトするしか ないと見ていることになる。 現時点、配当利率が高い企業株は、ヘッジファンドのエグジットで 株価が意図的に下落したり、上昇したりするので、非常に危険であ る。 日本企業の配当性向を高くして、株価を上げないと、株価は上がら ないし、賃金を上げないと消費が増えない。 2万円以上に行くためには、米国より魅力的な市場であることを証 明しないといけないような気がする。 さあ、どうなりますか? ============================== 株価終値 3か月ぶりに2万円台回復 12月1日 15時04分NHK 1日の東京株式市場は、企業の設備投資が好調だという統計の結果 が出たことを受けて景気の先行きへの期待感が高まり、日経平均株 価は終値としては、ことし8月20日以来およそ3か月ぶりに2万 円台を回復しました。 日経平均株価、1日の終値は、前日より264円93銭高い 2万12円40銭でした。 また、東証株価指数=トピックスは、21.70上がって 1601.95でした。 1日の出来高は20億5018万株でした。 市場関係者は「財務省が発表した法人企業統計調査で、ことし7月 から9月までの企業の設備投資が市場の予想を大きく上回ったこと や、中国・上海などアジアの株式市場が堅調だったことから買い注 文が増えた」と話しています。 ============================== 日経平均反落、終値2万円割れの1万9938円 2015年12月02日 15時27分 2日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は反落し、終 値は前日比74円27銭安い1万9938円13銭だった。 前日に約3か月ぶりに2万円の大台を回復しており、2日の最高 値は2万2円12銭だった。 東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は前日 比0・31ポイント高い1602・26。東証一部の売買高は18 億9807万株だった。 2015年12月02日 15時27分 Copyright c The Yomiuri Shimbun