5549.東芝や東洋ゴムなどの不正が起きる原因



この頃の日本大企業のトップが不正行為をする事態に危機感を感じ
る。昔には考えられないことである。江戸時代に寺子屋で論語を読
み書きの練習に使っていたので、基礎教育で論語が子供の時に身に
ついているので、親孝行、忠義、社会正義、信頼が重要であること
を、小さい子供でもわかっていた。

このため、その後も高等教育を受けた社会的地位が高い人が、社会
正義とは違うことをすることはない。戦前まで論語教育が定着して
いたが、戦後、論語を封建主義の悪として教えなくなってから、社
会正義や信頼もおかしくなってきている。まだ、戦前生まれの人た
ちがトップの間は、それでも保たれていた。

不正をするのは、成り上がりの成功者だけで、大企業トップはその
ようなことをするはずはなかった。しかし、状況は変化した。

しかし、ジャパンパイルの社長が、自社も不正に関与していると言
われたのは、今の時代にも正義感のある社長がいると安心した。
自分から自社の不正を言うことは、普通考えられない。しかし、社
会的な正義観からこのようなことを告白したのでしょうね。

心苦しいという感覚であったはずである。旭化成も立派である。自
社以外の不正は、業界全体の問題であろうと、言外に出さない姿勢
も素晴らしいと思う。

このような人たちもいるが、社会的地位が高い人でも言い逃れをす
る人たちが出てきて、非常に日本も危ないなと思っていたが、東芝
や東洋ゴムのような事例が出てきた。

今後、もう一度、論語で国語を行う必要を感じるが、
どうであろうか?



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