5507.イラクにロシア将校派遣=対「イスラム国」で4カ国協力



ロシアが本気で中東に乗り出してきた。米国は地上部隊を送り込ま
なく空爆だけであり、その空爆も効果があるとした米国家情報局の
情報は嘘であり、地上軍がいない空爆はほとんど効果がないことが
、内部告発で判明している。

米国の軍不在は、米主導の有志連合が思うような成果を挙げられな
いために、中東に力の空白を生じさせている。このため、この力の
空白を埋めようとロシアが動き始めているのである。

ロシア軍事外交筋の話として、ロシア、シリア、イラク、イランの
4カ国が過激派組織「イスラム国」との戦いで協力するため、イラ
クの首都バグダッドに「情報センター」を設置し、4カ国の軍参謀
本部から将校が派遣されるという。

この動きに対して、米ケリー国務長官は、ロシアが、シリアやイラ
クなどと協力関係を強化する動きを見せていることについて、まだ
、関係国の間の調整が行われていないとして懸念を示した。

しかし、ロシア政府は26日も、シリア国内に新設した空軍基地の軍
備増強を続けている。

一方で、米政府は米軍などが訓練したシリア反体制派から、弾薬な
どの装備が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装組織に渡
っていたことを認めた。

ということで、米国が撤退しているので、強くは出られないことに
なっている。すでに米国の指導力は、中東には存在しない。

調整にロシアが出てきて、ロシアのプーチン大統領は、サウジアラ
ビアのサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王
と電話会談し、シリア情勢およびテロ組織「イスラム国(IS)」
ならびに、その他のテロ組織との戦いについて協議した。

また、モスクワで、ロシアが中東に来ることを反対しているイスラ
エルのネタニエフ首相とも会談をし、ロシアとイスラエルの協議の
場を設定することで合意している。

中東紛争にロシアが指導的な位置で出てきている。そのロシアは、
中国に対しても中東への紛争解決のために軍派遣を要請している。

露中で中東問題の解決を図るようである。米国は傍観者の位置にな
ってしまうようである。

そして、ロシアは通常戦争でも戦術核を使用すると明言しているの
で、明日、核を使うかも知れないのである。

しかし、これこそが、エゼキエル書に書いてある状況であり、ヨハ
ネの黙示録の第7の封印を開けることになる事態である。

そして、
URGENT: Syrian army 'misfires' rockets into Israel, #IDF 
targets posts in #GolanHeights ? spox 

ゴラン高原で、シリア軍がイスラエルにミサイル攻撃をしたという。

さあ、どうなりますか?
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ロシア 対ISでイラクなどと情報共有へ
9月28日 5時15分NHK
過激派組織IS=イスラミックステートの掃討に向けて、ロシアは
、イランとともに、ISが拠点を置くイラクやシリアとの間で情報
の共有などを進めることになり、アメリカ主導の有志連合が思うよ
うな成果を挙げられないなか、みずからの存在感を高めるねらいが
あるとみられます。
これは、イラク軍が27日発表した声明を通じて明らかにしたもの
で、過激派組織ISの脅威に立ち向かうため、隣国のシリアとイラ
ン、それにロシアとの間で治安・情報分野での協力を進めることに
なったということです。
これについて、イラク首相府の報道官は、4か国の軍の代表が参加
して、情報の共有や分析などを行うための委員会が設置されること
になるとしています。
4か国のうち、ロシアとイランは、つながりの強いシリアのアサド
政権を支援しており、とりわけ、ロシアは今月に入って、IS対策
だとして新たに戦闘機をシリアへ送り込むなど、軍事支援を拡大さ
せています。
ロシアとしては、ISとの戦いを進めるアメリカ主導の有志連合が
思うような成果を挙げられないなかで、シリアに加えてイラクとも
協力関係を強めることで、ISの掃討に向けて、みずからの存在感
を高めるねらいがあるとみられます。
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米国務長官 ロシアのシリアなどとの関係強化に懸念
9月28日 5時16分NHK
アメリカのケリー国務長官は、ロシアが、過激派組織IS=イスラ
ミックステートに対抗するためだとして、シリアやイラクなどと協
力関係を強化する動きを見せていることについて、まだ、関係国の
間の調整が行われていないとして懸念を示しました。
アメリカのケリー国務長官は27日、国連総会が開かれているニュ
ーヨークでロシアのラブロフ外相と会談しました。
この中で、ロシアが、イランとともに、過激派組織ISが拠点を置
くシリアやイラクとの間で、情報の共有などの協力関係を強化する
動きを見せていることについて、ラブロフ外相は「ISに対抗する
ために関係国の間の調整を進めている」と説明しました。
これに対して、ケリー長官は「調整はまだ行われていない。われわ
れは4か国の協力が進むことを懸念している」と述べ、ロシアがイ
ラクやシリア、それにイランと独自に連携を強めているとして、懸
念を示しました。
ロシアは最近、シリアに戦闘機を展開するなど、アサド政権への軍
事支援を強化しており、これに対して、アメリカは、シリア情勢を
一層不安定にするものだとして、ISに対抗するうえで建設的な役
割を果たすようロシア側に求めています。
28日にはアメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領の首
脳会談が行われる予定で、シリア情勢を巡って、依然として立場に
隔たりがある両国がISへの対応などで歩み寄ることができるのか
どうか注目されています。
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ロシア、シリアでさらに軍備増強
2015年09月27日 15:40 発信地:ダマスカス/シリア
【9月27日 AFP】シリア情勢をめぐり、同国の現政権を支援するロシ
ア政府は26日も、シリア国内に新設した空軍基地の軍備増強を続け
ている。一方で、米政府は米軍などが訓練したシリア反体制派から
、弾薬などの装備が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装
組織に渡っていたことを認めた。
長年、シリア政権を支援しているロシア政府は、これまでの4年半で
24万人以上が死亡しているシリア内戦を通じて、バッシャール・ア
サド(Bashar al-Assad)シリア大統領を断固支持してきた。そのロ
シアが最近、シリア政府軍に新たな武器提供を行った上、自国軍の
兵力や戦闘機をシリアへ派遣したことにより、シリア内戦終結へ向
けた国際努力は大きくかじを切ったかのようにみえる。
欧州連合(EU)のフェデリカ・モゲリーニ(Federica Mogherini)
外交安全保障上級代表とイランのモハマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)
外相は25日、米ニューヨーク(New York)で「多大な苦難を引き起
こしているシリア内戦を終結させる必要性」について協議するため
会談したという。またジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官は
、同じくニューヨークでザリフ外相と会談する他、28日にはバラク
・オバマ(Barack Obama)米大統領とロシアのウラジーミル・プー
チン(Vladimir Putin)大統領の首脳会談が控えている。
?ある軍関係筋がAFPに話したところによると、シリア西部、地中海
沿岸に位置するラタキア(Latakia)にある空軍基地には26日時点で
、15日間連続でロシア軍の輸送機が部隊や物資を運び込んでいる。
(c)AFP/Maher Al Mounnes
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プーチン大統領とサウジアラビア国王 ISとの戦いにおける協力
について協議
2015年09月27日 17:02sputniknews
ロシアのプーチン大統領は、サウジアラビアのサルマン・ビン・ア
ブドルアジーズ・アール・サウード国王と電話会談し、シリア情勢
およびテロ組織「イスラム国(IS)」ならびに、その他のテロ組
織との戦いについて協議した。
ロシア大統領府の発表によると、電話会談はロシア側の提案によっ
て行われた。
プーチン大統領は、サウジアラビア西部メッカ近郊で巡礼者が将棋
倒しになる事件が起き、多数の犠牲者が出たことを受け、国王に哀
悼の意を表した。
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イラクにロシア将校派遣=対「イスラム国」で4カ国協力
 【モスクワ時事】インタファクス通信は26日、軍事外交筋の話
として、ロシア、シリア、イラク、イランの4カ国が過激派組織「
イスラム国」との戦いで協力するため、イラクの首都バグダッドに
「情報センター」を設置することで合意したと伝えた。4カ国の軍
参謀本部から将校が派遣されるという。
 ロシアのプーチン大統領は28日、国連総会で演説し、同組織と
の戦いで、シリアのアサド政権を含む共同戦線創設を正式に提案す
る。これに先立ち、ロシアは関係が良好な中東諸国と協力体制を早
くも構築したもよう。米国が懸念するロシアの直接介入の可能性が
一段と高まったと言えそうだ。(2015/09/27-14:54)
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