なぜ、欧州ではガソリン車に比べて、ディーゼル車が普及したのか というと、欧州のディーゼル車は日本のクリーンディーゼル車に比 べるとずっと安い。1500ユーロ、700ユーロというのは日本円に直す とそれぞれ20万円、10万円程度の差である。マツダのアクセラでは 100万円近くの開きがある。勿論、ガソリン車の方が安い。 どうもおかしいと思っていたが、フォルクスワーゲンがその秘密を 解き明かした。クリーンではなかったのである。 パリ市長アン・イダルゴ氏が、ディーゼル車の禁止を要求するのも わかる。欧州ではディーゼル車が増えて、大気汚染が激しくなって きたという。 そもそもボッシュの安価なクリーンディーゼル・エンジン・システ ムは問題を抱えていた可能性がある。排ガスを触媒でクリーンにし ているが、触媒の有効期間を伸ばすために、検査時だけ働くように 設定できるのであろう。 ということで、ドイツ車のクリーン・ディーゼル・エンジンの全体 が問題なのであり、欧州の自動車会社全体の問題に発展する可能性 がある。 このため、ドイツ車は、日本ではディーゼン車を出していない。日 本で出すと、バレることを恐れたことによると見る。 世界規模のスキャンダルに発展した。「技術立国」「環境大国」を 自負するドイツが日本に技術力で負けたことを隠したことが、バレ バレになる。 さあ、どうなりますか? ============================== 「技術立国」ドイツに激震=信頼に大きな傷−VWの排ガス不正 【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン (VW)の排ガス不正問題は、世界規模のスキャンダルに発展した 。「技術立国」「環境大国」を自負するドイツの代表企業であるV Wの不正に、同国で激震が走っている。 メルケル首相は22日、記者団に対し「完全な透明性を示すこと が重要だ」と強調。VWに積極的な情報公開を促した。ドブリント 運輸相は、VWの全ディーゼル車を対象とする調査に乗り出す方針 を明らかにした。 排ガス不正の恐れがある車が、世界で1100万台規模に上る可 能性がある深刻な事態を受け、スイスやイタリアといった欧州諸国 のほか、韓国などがVW車の調査を開始。今後さらに当局の調査が 各国に広がると予想され、「ドイツ製」の信頼が大きく傷ついた形 だ。(2015/09/23-00:17) ============================== 独VWと傘下Audiの一部ディーゼル車、違法ソフトで排ガス規制クリ ア…最大約180億ドルの制裁金か 2015年9月19日 【ニューヨーク共同】米環境保護局(EPA)は18日、ドイツの 自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と傘下のアウディの一部デ ィーゼルエンジン搭載車が、排ガス規制に関する試験をクリアする ために違法ソフトウエアを用いていたと発表した。米メディアによ ると、大気浄化の法令違反でVW側に最大約180億ドル(約2兆 1600億円)の民事制裁金を科す可能性がある。 EPAによると、このソフトウエアを使うと、試験時には排ガス 浄化機能がフル稼働して基準を満たす一方で、実際の運転時には機 能が大きく低下。通常走行時に、窒素酸化物(NOX)が基準の最 大40倍になる場合もあるという。 ============================== ディーゼル自動車をパリから叩きだせ! フランスでもディーゼル車禁止なのか? 最近大気汚染が深刻になってきた欧州。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312963994... 2015/9/1912:23:37 ついにパリの市長が立ち上がった。 ----------- パリ市長アン・イダルゴは、2020年までにディーゼル車の禁止を要求 Paris Mayor Anne Hidalgo calls for ban on diesel cars by 2020 (BBC 7 December 2014) 「2020までにパリからディーゼル車を追放したい」 "I want diesel cars out of Paris by 2020," by パリ市長 パリ市議会に ディーゼル車を禁止する法案の作成を要求。 ・ディーゼル車の進入禁止 ・観光バス規制 ・電気自動車のカーシェアリングの推進 the Journal du Dimanche 誌の世論調査では 市民の53%がディーゼル車禁止に賛成である。 ============================== ボッシュのシステム ディーゼルエンジンは今日、これまでにないほど注目を集めていま す。 ボッシュの技術により、効率的でクリーン、かつパワフルなデ ィーゼルが実現しました。 今日、欧州で新たに登録される乗用車の 2 台に 1 台が圧縮着火エンジンであるディーゼルエンジンを搭載 しています。 ボッシュは、コモンレールシステムやユニット イン ジェクター システムのようなディーゼルエンジンの高圧噴射システ ムで、このようなディーゼルの普及に大きく貢献しました。 このよ うなシステムにより、性能だけでなく、クリーンな燃料燃焼の実現 が可能になります。