人民元の切り下げが3日連続で行われた。元の切り下げ幅は合計で 約4.5%に達した。中国が元安誘導を通じた輸出拡大で減速が顕 著な景気の浮揚を狙っていることは確実である。 ということは、切り上げ幅が10%以上になるまで、断続的に行う ということになる。 しかし、13日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発し、 前日比202円高の2万0595円で終えた。 中国経済の減速警戒より、日本経済の上昇の方が強いと読んでいる かのようである。 しかし、このようなことになるかどうかは、疑問であると思うが、 どうであろうか? 中国経済バブルの崩壊と見たほうが良いように感じる。 さあ、どうなりますか? ============================== 人民元、2日連続切り下げ=基準値1.6%安に設定−中国 【上海時事】中国人民銀行(中央銀行)は12日、人民元取引の 目安となる対ドル基準値を前日比1.6%引き下げた。2日連続の 元切り下げで、景気鈍化に対応した元安誘導への中国の姿勢が一層 鮮明になった。人民元の上昇を求めていた米国などが、一方的な切 り下げに批判を強める可能性もありそうだ。 人民銀は12日の基準値を1ドル=6.3306元に設定した。 前日の取引の終値(6.3231元)に比べても元安・ドル高。 11日には算出方法を変更したとして、基準値を1.9%引き下げ ていた。 この日の上海外国為替市場は、基準値の引き下げを受けて、 6.4300元と急落して始まった。これは2011年8月以来、 約4年ぶりの元安水準。 人民銀は公式サイトを通じ、12日の基準値引き下げは最新の経 済統計の分析および基準値算出方法の改善に基づくものだと説明。 国内外の経済・金融情勢を見る限り、人民元が下落し続ける根拠は ないと強調した。(2015/08/12-12:55) ============================== 中国、3日連続で基準値を人民元安方向に引き下げ 2015年 08月 13日 12:12 JST [上海 13日 ロイター] - 中国人民銀行は13日、人民元の基 準値CNY=SAECを1ドル=6.4010元と、前日基準値(6.3306元 )よりも元安水準に設定した。基準値の引き下げは3日連続となる。 この日の基準値は、前日の市場終値(6.3870元)から 0.0140元の元安水準。 人民元は、1ドル=6.3880元で取引を開始。その後6.4288 元と、前日終値よりも0.0418元の元安水準をつけ、基準値と の差は0.43%と、2014年11月以来の水準に縮小した。 ============================== 人民元、3日連続切り下げ=合計4.5% 【上海時事】中国人民銀行(中央銀行)は13日、人民元の取引 の目安となる対ドル基準値を3日連続で引き下げた。元の切り下げ 幅は合計で約4.5%に達した。中国が元安誘導を通じた輸出拡大 で減速が顕著な景気の浮揚を狙っているとの批判が諸外国から強ま りそうだ。 人民銀はこの日、基準値を1ドル=6.4010元と、前日から 1.1%低い水準に設定した。前日の取引の終値と比べると、 0.0140元の元安・ドル高水準。ロイター通信によると、人民 銀は、基準値設定メカニズムをさらに改善するとした上で、元が下 落し続ける根拠はないと表明した。 上海外国為替市場の元相場はこの日、6.3880元で始まり、 一時、6.42元超まで下げる場面も見られた。 人民銀は11日、基準値について、前日の終値や世界の主要通貨 のレートなどを総合的に判断して設定する方法に変更したと発表。 同日は基準値を2%近く、12日には約1.6%、それぞれ引き下 げた。(2015/08/13-12:50)