5459.ノストラダムスの大予言



ノストラダムスの予言を、このコラムでは言っているが、それを知
りたいと若い人から指摘された。五島勉さんの本を知っているのは
、40歳以上の人たちのようである。ここでは、ノストラダムスを
紹介しておく。

ノストラダムスの予言で一番有名なのが、恐怖の大王の詩であり、

百詩篇第10巻72番
千九百九十九年、七か月、 
空から恐怖の大王が来るだろう、 
アングーモワの大王を蘇らせ、 
マルスの前後に首尾よく支配するために。

しかし、1999年7月には何も起こらなかった。しかし、2001
年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が起こると、ノストラダ
ムスの言う恐怖の大王とはその事件に他ならないとする解釈が、日
本・海外を問わず見られるようになった。

予言での日は、その辺ということであり、日時を当てることはでき
ないと思っているので、2年の違いで当てたのは、すごいと思うが。

次に、大地震の詩として、

百詩篇第3巻3番
マルスとメルクリウスと銀がひとつに結びつく。 
南の方には極度の旱魃。 
アジアの奥地で大地が震えると噂されるだろう。 
そのときコリントスとエフェソスは困惑する。

百詩篇第10巻67番
五月に非常に強い地震。 
土星は磨羯宮に。木星、水星は金牛宮に、 
金星も同じく。巨蟹宮は火星に。アノネーでは 
その時に卵より大きな雹が降るだろう。

百詩篇第9巻83番
太陽は金牛宮の二十度、非常に強く大地が震える。 
満員の大劇場が崩れるだろう。 
大気と空と大地は暗く混濁し、 
その時、不信心者は神や聖人に祈るだろう。

3つともに大地震の予言であるが、この予言は当たっているとも言
える状況である。2011年3月11日の地震やアジアでの大地震
が続いている。

アジアからの救世主の詩として、

百詩篇第5巻53番
太陽の教義と金星(の教義)が争い合うだろう。 
預言の精髄を適用しつつ、 
一方も他方も理解されることはないだろう。 
偉大なメシアの教義は太陽によって保つだろう。

五島勉は、現代のアメリカ的な価値観(「金星の法」)と日本(「
太陽」)が競い合う結果、日本が近未来の破滅を救う存在になると
解釈したが、私も同様に考えている。

百詩篇第10巻75番
非常に待望されたものは決して戻らないだろう、 
ヨーロッパヘは。アジアに現れるだろう、 
偉大なヘルメスから発した同盟の中のひとつが。 
そして東方のあらゆる王の上で成長するだろう。

五島勉はヘルメスがギリシャ神話の商業神である事に着目し、ヨー
ロッパが没落する一方、アジアから強い経済力の国が現れることの
予言であり、日本が世界のリーダーになることと解釈したが、ここ
は、中国のような気がする。

現状の中東混乱と思われる詩としては、

百詩篇第8巻77番
反キリスト(により)、すぐに三者が絶滅させられる。 
二十七年、彼の血塗られた戦争が続くだろう。 
異端者は死に、捕われ、追い出される。 
血、人体、水が赤くなり、地に雹が降る。

ブッシュ大統領が始めた中東の混乱のことであろうと、私は解釈し
ている。

百詩篇第10巻10番
殺人と忌まわしい姦通とによって汚れた、 
人類全てにとっての大敵。 
その者は祖父たち、おじたち、父たちよりも邪悪だろう。 
鉄と火と水で流血を招く人非人。

これは、イスラム国のことであろう。ノストラダムスの予言が現実
世界で、実現しているのである。

百詩篇第5巻25番
アラブの君主に、−火星、太陽、金星、獅子宮− 
教会の支配は海から敗れるだろう。 
ペルシャの方へと、まさにほぼ百万。 
ビュザンティオンとエジプトに真の蛇が侵攻するだろう。

百詩篇第3巻97番
新しい法が新しい土地を占領する、 
シリア、ユダヤ、パレスティナの方で。 
バルバロイの大帝国は崩壊する、 
ポイベーがその周期を固定する前に。

これは今後、起こるであろう中東の戦争である。米国が負けること
を暗示しているように思う。

世界的な災害と思われる詩としては、

百詩篇第2巻43番
髪のある星が現れている間、 
三人の偉大な君主たちは敵同士になるだろう。 
平和は天から打たれ、大地は震える。 
ポーとテヴェレは氾濫し、蛇は岸辺に置かれる。

2017年 地球に破滅的な被害をもたらす小惑星が衝突?
2014.09.15 , 12:05sputniknews
専門家たちは、100年以内に小惑星が地球に落下する恐れがあると警
告した。
以前は深宇宙に位置していた未知の小惑星帯が、今は太陽系に向か
って「疾走」しているという。これは、この小惑星帯が2020年にも
地球に衝突し、生命は滅亡し、非常に長い歳月にわたる気候変動が
起こる可能性があることを意味している。
米航空宇宙局(NASA)は、不安な情報を入手した。2017年から2113年
の間に、400回の衝突が起こるという。これは、最近60日の間に宇宙
で確認された新たな物体の観測を基に出された結論。
大多数の小惑星は、2階建てバス7台分に相当する直径およそ100メー
トルで、莫大な損害を与える恐れがあるという。
およそ2年後、40m級の小惑星が地球に衝突する可能性が出てきた。

2017年10月12日ー地球に大接近すると見られている小惑星「2012 TC4
」。もし衝突すれば、2013年にロシアで約1,500名の負傷者を出した
隕石落下事故を超える被害が出るのではないか、と指摘されている。

2017年にイタリアに落ちて、大被害になる可能性がある。

百詩篇第6巻5番
非常に大きな飢饉が悪疫の波と 
北極沿いの長雨によって広がる。 
サマロブリウァは、半球から百リューにて 
政治から疎外され、法なしに生きるだろう。

気候変動で、フランスや北極地域に長雨が降り、飢饉がくるという
ことのようである。

百詩篇第1巻48番
月の支配の二十年が過ぎた。 
七千年をこえて、その君主政を保つだろう。 
太陽が残された日々を受け取るであろう時に、 
私の予言は成就し、終わる。

五島は「月」をヨーロッパ文明、「二十年」を「20世紀」、「七千
年」を「西暦1999年頃」、「太陽」を日本とし、ヨーロッパ文明が
20世紀末に行き詰った結果、日本から何らかの救いが生まれる可能
性があると解釈した。 これは私も同じである。

というように、ノストラダムスの予言集の最終段階に有り、これと
ヨハネの黙示録が同期しているように感じる。



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