5448.タントラの統合について



このコラムは、宗教のサイトではなく、国際政治経済などを論じる
サイトではあるが、脳の活性化に坐禅が良いと思い修行して、しか
し、坐禅の延長線上にチベット仏教のカーマ・チャクラ・タントラ
があり、そのヨガ版がクンダリーニ・ヨガであり、仏教の経文を読
む必要がなかったので、その修行をした。

チャクラというのは、体に気が集める場所であるが、丹田、胸、胆
のう、リンパ球、前頭葉などに気を集めて、その機能を高めること
で、脳の機能を向上させることができると、非常に論理的に説明さ
れている。

前頭葉に気を集めると、将来がなんとなく見えるような気がする。
探し物の形をイメージして、前頭葉に気を集めて目で周囲をサーチ
すると、その探し物のある場所が見えていないのに分かるような気
がする。

しかし、朝、夕に座禅をして、チャクラを活性化する必要があり、
丹田が中心で、その丹田に気を集めると、腹全体が硬くなる。しか
し、この丹田に気を集めて腹全体が固めるには、時間がかかった。

この丹田に気を集めて、始めて違うチャクラに気を分けていかない
と、吐き気、頭痛などの問題が起きる。このため、丹田が最初なの
である。

この丹田から気を上げていくことになるが、この丹田からお題目の
声も出すことで、丹田が数回のお題目で固くなり、気の集中ができ
る。非常に早く丹田の活性化が出来ることを発見した。

また、頭頂のチャクラに向かって、気の塊を上げて、そのチャクラ
を活性化するというが、丹田から気の塊を上げるのにも、大きな力
が必要であり、これがほとんどできない。

私も無理である。このチャクラを開けると、魂を体外に出すことだ
できるというが、現時点では開いていない。喉の所までは気の塊を
上げたことがあるが、それ以上、上げることは恐ろしくてできなか
った。

しかし、お題目の声に気の塊を載せて上げると簡単に喉までは上げ
られるようである。

人間の声を使った方が、気をコントロールしやすいことをお題目タ
ントラにより、思い知った。

「南無妙法蓮華経」「なむみょう、ほうれんげきょう」のうちで、
法に気を載せるのがよいようだ。ここを強くすると、「ふれんげき
ょう」と聞こえる。

父が昔の乗泉寺では「ふれんげき、なむみょう」と聞こえる。と言
っていたのは、気をお題目に載せるためであり、また住職のお題目
もそのように聞こえたのも、気を載せたためである。

よって、カーマ・チャクラ・タントラとお題目タントラは統合でき
ることを説明できるようである。

要するに、人間の能力を最大限、発揮するためには、気の効果的な
利用が必要であり、それの方法として、声が大きな部分を占めると
いうことである。経文を読むにも、その経文に気を載せることで、
効果が出てくるのである。

坐禅から発展したチベット仏教や、クンガリーニ・ヨガは声を使わ
ないことで、修行に長くの時間が必要になっていた可能性がある。

日蓮宗などのお題目タントラは、気を使うことでいろいろな効用が
あると明示的な説明がなかったことで、広げられることができなか
ったようである。

仙人道、修験道なども気の効用であるが、体系的な説明がなかった
が、これも一緒である。

さあ、どうしますかね?


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