日本は、軍事力で米国や中国より弱い。このため、世界的な影響力 を上げるためには、ソフトパワーを上げるしかない。このソフトパ ワーのランキングが、英国を拠点とする国際コンサルタント会社「 ポートランド」から発表された。この順位を大々的に報道している のが英エコノミスト誌である。 それによると、日本は8位である。1位が英国、2位がドイツ、3 位が米国、4位がフランス、5位がカナダ、6位がオーストラリア 、7位がスイス。 しかし、英語力がないことが、日本の順位が低い原因である。この 英語力がないことで、外交、デジタル、文化も低いことになってい る。フランスも国内で英語が通じないことで低い。 しかし、この英語力を採点から抜かすと、フランスか日本は1位で あると思う。 まだ、英語力が必要という国際秩序であると思っているが、そろそ ろ、中国語、日本語などの力が必要になり英語の優先順位が下がる 可能性も出てくると思う。 英国が1位というのが、信じがたいというのが、この順位を見た時 の感覚である。ツイッターの多くのコメントも信じがたいという感 じである。どうも、その原因は英語力のようである。 勿論、日本も英語力を強化する必要があることは認めるが、国際秩 序の再編が起きているので、今後、混乱することになると思う。英 語力以外でも、日本はするべきことがあると思う。 さあ、どうなりますか? ============================== ソフトパワー、日本は8位 教育、企業に高評価 【ロンドン共同】英国を拠点とする国際コンサルタント会社「ポ ートランド」は14日、文化など非軍事の国力「ソフトパワー」の 世界ランキングを発表した。1位が英国、2位がドイツ、3位が米 国。日本は8位。 同社は政府、教育、文化、企業活動、外交、デジタルの6分野の 数値で世界の主要国を順位付けした。英国は文化やデジタル、外交 で高い評価。日本はアジア諸国トップで、教育や企業活動で高ポイ ントとなった。同社は「日本は独自の文化や技術開発力で優れてい る」と分析する一方、日本の弱点は「高い教育を受けていても英語 によるコミュニケーションができないことがある」と分析した。 2015/07/15 05:21 【共同通信】