5424.中国のバブル崩壊か?で述べたように、世界経済と見る と中国の上海株式市場の大暴落の方が影響力が大きいことが証明さ れた。 8日の中国・上海株式市場は急落し、市場全体の値動きを示す上海 総合指数は一時、前日終値比で8%超値下がりした。 アジア各国・地域の株式相場は全面安となり、上海株、香港株、台 湾株、マレーシア株などが軒並み急落した。とりわけ、東京株式市 場で日経平均株価が急落、前日比638円安の19737円で大引けた。 5月15日(1万9732円)以来、約2カ月ぶりの安値水準。市場関係者に よると、中国株が下げ止まらないため、資源価格急落から米国をは じめとする世界景気への懸念が出始めている。 というように中国の株バブルが弾けると、不動産バブルも弾けて、 世界から爆買いができなくなり、特に資源の爆買いができなくなり 、世界の景気を下げることになる。 それに比べて、ギリシャ経済は世界的な規模では、小さいので部分 的には影響が出るが、アジア、特に日本への影響は小さい。それに 比べると、中国経済は大きいので、日本株式にも、大きな影響が出 る。 さあ、どうなりますか? ============================== 中国株、一時8%安=株価下支え策失敗の見方 【上海時事】8日の中国・上海株式市場は急落し、市場全体の値 動きを示す上海総合指数は一時、前日終値比で8%超値下がりした 。その後はやや値を戻し、3.9%安の3582.50(暫定値) で午前の取引を終了した。市場には官民挙げた株価下支え策が失敗 に終わったという見方が広がっている。(2015/07/08-13:15) ============================== 東証株価が急落、前日比638円安の19737円で引ける=2カ月ぶり安 値=ギリシャ危機拡大、中国株下げ止まらず―米景気失速懸念も Record China 7月8日(水)14時13分配信 2015年7月8日、アジア各国・地域の株式相場は全面安となり、上海 株、香港株、台湾株、マレーシア株などが軒並み急落した。ギリシ ャ危機の拡大懸念に加え、中国や近隣国の経済や、中国関連企業の 業績に対する悪化懸念が強まり、アジア株式市場全体で売りが広が った。 こうした中、東京株式市場で日経平均株価が急落、前日比638円安の 19737円で大引けた。5月15日(1万9732円)以来、約2カ月ぶりの安 値水準。市場関係者によると、中国株が下げ止まらないため、資源 価格急落から米国をはじめとする世界景気への懸念が出始めている。 日本にとっては中国人観光客の消費に陰りが出るとの見方もあり、 投資家の多くがリスク回避に殺到したという。(八牧) ============================== 中国株式市場の売買停止、1300銘柄を超える−時価総額で40% 2015/07/08 14:30 JST (ブルームバーグ):中国本土の証券取引所上場株の少なくと も1323銘柄の売買が8日、停止されている。 時価総額 で2兆6000億ドル(約320兆円)相当、中国株式市場全体 の約40%の銘柄が取引できなくなっている。上海証取で353銘柄と全 体の32%、深?証取では970銘柄で、全体の55%の取引が停止された。 IGアジアのストラテジスト、バーナード・アー氏(シンガポール 在勤)は「このところの売買停止の動きは、投資家の信頼感に影響 を及ぼそう」とコメント。「顕著な変化がない限り、個人投資家は 取引再開時に引き続き売るだろう」と述べた。 更新日時: 2015/07/08 14:30 JST ============================== 底見えぬ中国株に恐慌センチメント広がる、下支えに当局躍起 2015年 07月 8日 15:27 JST [上海 8日 ロイター] - 中国株の下げが止まらない。規制当局 は相次いで株価下支え策を打ち出しているが、市場では「恐慌セン チメント」が広がっており、底が見えない状況だ。 銘柄の売買停止が拡大するなか、中国人民銀行(中央銀行)は8日 、株式市場の安定性確保に努める姿勢を示したうえで、システミッ クな金融リスクを回避する、と表明した。 上海と深センの大型株で構成されるCSI300指数.CSI300は 4.80%安の3739.520で前場の取引を終えた。上海総合 指数.SSECは3.88%安の3582.4981。 両指数ともに寄り付きでは約8%下落した。 中国株式市場では6月中旬以降で時価総額の約3割が失われた。投 資家の一部では、株安が中国の実体経済を不安定化させるとの懸念 が出ており、ユーロ圏危機よりもリスクが大きいとみる向きもある。 中国株式市場の上海、深セン取引所に上場している500社以上の 企業が、8日の売買停止を発表した。 これにより、売買が停止となったのは合わせて約1300社に上っ た。中国株式市場のおよそ45%が売停という異例の事態に発展し た。 東北証券のアナリスト、杜長春氏は「当初は多くの投資家が優良銘 柄を保有しようとしていたが、小型株の売買停止が相次いだため、 リスクエクスポージャーを減らす唯一の手段は優良銘柄を売ること になった」と述べた。 新たな株価下支え措置は8日も発表された。 信用取引向け融資を手掛ける中国国営の中国証券金融は、株式市場 の狼狽売りの状況を緩和するため、証券会社に十分な流動性を供給 する。中国証券監督管理委員会(証監会)が明らかにした。 証監会のトウ舸報道官は公式ブログの中で、株式市場では「非理性 的な売り」が大幅に増加していると指摘した。 中国保険監督管理委員会(保監会)は、保険会社の優良株への投資 上限を引き上げたと表明。保険会社は、優良株1銘柄に対し従来は 総資産の5%まで投資が認められていたが、保監会はこれを10% まで引き上げた。 また、一定の資格を満たした保険会社に対して、優良株の購入を通 じ株式資産の比率を30%から40%に引き上げることを認める。