5401.日本食材の世界展開



イタリアのスーパーで人気の日本食材 売上2位「ゼンパスタ」。

今イタリアでは空前の健康ブームで、ヘルシーなゼンパスタはカロ
リーも低く、パスタに食感も似ていて大人気だそうだ。

ゼンパスタとは、日本のしらたきを乾燥したもの。
しらたきは食物繊維豊富だから便秘解消にも効果があるし、腹持ち
もいいからダイエットにも最適で食べ過ぎても安心である。

ゼンパスタのカロリーは通常のパスタに比べ、なんと1/25であり、
それもそのはず、しらたきはコンニャクで作られ100gで6Kcalしかな
い。

イタリア人は日本人よりも健康意識が高く、健康な国ランキングで
はシンガポールについで第2位であり、日本の第5位より低い。

豆腐を米国に根付かせた雲田康夫氏も、胃文化交流で、日本の調理
法ではなく、米国流の豆腐料理をできたことから普及してきたとい
う。また、米国は格差が激しく、健康に気を使える人たちは、上流
階級だけであり、ヒラリー・クリントンが、「トーフをビル・クリ
ントン大統領にどう食べてもらうか」というトークから上級階級に
浸透したようである。

一番最初に、トーフ・シェイクから始まったようである。プリンや
牛乳の代わりにトーフを使い、その後、豆腐ハンバーグなどの料理
になってきた。トーフから見えるには日本食が異文化に入り込むに
は、その国の料理に溶けこますことが重要のようである。

ということで、しらたきパスタは、パスタの低カロリー代替品とし
て売り込んだことが、成功の条件であったようである。このしらた
きパスタを最初に売れると見たのは、日本に長いこと住んだイタリ
ア人で、妻が日本人で、その妻が産地に乾燥しらたきを注文したこ
とから始まっている。

日本食材の世界展開が始まったが、食材はその国の食事に溶け込ん
で行く方向で考えることが必要のようである。神仏融合の異文化食
事版が必要なのである。

日本のカレーや菓子パン、ラーメンのような溶け込み方を異文化で
実践することである。

さあ、どうなりますか?



胃文化交流

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