5420.ローマ法王「最後の審判の日が到来」



このコラムでは、昔から、このまま西洋文明のような生活をしてい
たら「最後の審判の日が到来」すると警告してきた。その警告を、
とうとう、ローマ法王もやっと、言い始めたようだ。しかし、遅す
ぎの感が否めない。

生活スタイルをどう変えれば良いかが見えない。これも、このコラ
ムは日月神示を参考して、金権主義などの唐心から人類の平和を祈
念し、自分の使命を認識できる自然な心になることと、牛や豚肉な
どの肉食を止めて、タンパク質を摂るために鶏と魚、昆虫の料理や
大豆料理にして、全体的な食料消費を少なくすることが重要である
と提案している。

食料消費が少なくなれば、より多くの人が生きていけるし、森の開
発を止めて、多くの植物や動物、昆虫を保護できる。地球の多様性
を保持しないと、宇宙仏(グレートサムシング)は人間を排除する
ために第6の大量絶滅を起こすかもかもしれない。

また、自然エネルギーの活用が必要であり、自然エネルギーの不安
定性を水素化することで制御可能にすることを早くするべきである
と提案している。

太陽は地球の生物に十分なエネルギーを与えているのに、地球内部
から人間が化石燃料を取り出して使うことや自然界にない原子力エ
ネルギーを使うので、宇宙仏(グレートサムシング)は大きな罰を
与えるようにも思える。

このような随神(かんながら)の生活をするためには、自分の心を
制御することが必要であり、そのために仏教思想の現代化が重要で
、一神教の問題点が明確化しているので、仏教的なキリスト教や仏
教的なイスラム教などを構築して、人間を仏にする道を世界に広め
ることが重要だと述べている。

このため、この世界を救える国は、日本しかない。その日本でも仏
教が末法の状態で、日本での仏教再興が今、本格的に取り組まない
いけない。そうしないと地球の最後に間に合わなくなる。

和食や神道の世界化も同時並列的に行う必要がある。

徐々に、このコラムが述べてきたことが、世界的なテーマになる方
向である。後は、時間的に間に合うのかということになりそうであ
る。

中学・高校時代に祖母と話していた世界が来て、そろそろ覚悟をす
る必要がありそうである。

さあ、どうなりますか?

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世界に衝撃拡大…ローマ法王「最後の審判の日が到来」 地球温暖
化に異例の警鐘
2015.6.28 15:00sankei
 「『最後の審判』の日が到来するという預言をもはや軽視するこ
とはできなくなった」
 ローマ法王フランシスコ(78)が18日に発表した地球温暖化
の進行に警鐘を鳴らす“教え”が、世界に波紋を広げている。本来
はカトリック教徒に向けて説く教えの中で環境問題に触れるのは異
例といい、「この惑星に住むすべての人」に対し、生活スタイルを
変える「文化革命」を求めた。12月にパリで開かれる国連気候変
動枠組み条約の第21回締約国会議(COP21)を念頭に置き、
温暖化対策に消極的な米国の保守派を批判するなど政治問題にも踏
み込み、国際社会に早急な対応を迫った。

「地球、ごみの山のよう」
 「私たちの故郷である地球はますます巨大なごみの山のような様
相を呈し始めている」
 率直な法王の言葉に世界の多くの人々が衝撃を受けた。米CNN
テレビ(電子版)など欧米メディアによると、法王はカトリック教
徒に向けて教えを説く「回勅(かいちょく)」と呼ばれる公文書を
発表した。184ページに及ぶ文書は(1)汚れた大気(2)汚染
水(3)工業煤煙(4)海面上昇と異常気象−など全6章で構成。
法王庁が科学など幅広い文献を参考に1年がかりでまとめた。
 この中で法王は「地球温暖化は人類がつくり出した問題だ」と明
確に指摘。化石燃料に加え、インターネットとデジタル機器や大量
生産・大量消費に依存した発展モデルが問題を悪化させていると批
判した。

 その上で、「この傾向が続けば、人類は前代未聞の生態系の破壊
に直面するかもしれない」と懸念し、人類の自己破壊を防ぐには生
活スタイルを変える「大胆な文化革命」が必要だと訴えた。
国際会議を厳しく批判
 さらにCOPなど気候変動をめぐる最近の国際会議について「政
治的な意志が欠如し、効果的な合意に達することができなかった」
と厳しく批判。「化石燃料に代わる再生可能エネルギーの開発など
によって、今後数年間のうちに二酸化炭素(CO2)などの温室効
果ガスを大幅に削減する施策づくりが急務である」と、年末のCO
P21での削減目標の合意を強く求めた。
 さらに温暖化の影響は農業や漁業を生活の糧とする最貧国に最も
深刻な被害をもたらしていると強調し、先進国の責任は「より大き
い」と訴えた。さらに「強い政治、経済力を持つ人々が、この問題
を覆い隠すか、悪影響を軽微なものにしようとしている」とし、温
暖化に消極的な米国の保守派を念頭に激しく批判した。

オバマ氏・国連総長は歓迎
 米国保守派の反対に直面している民主党のバラク・オバマ大統領
(53)は18日、「われわれには、気候変動による悪影響から未
来の子供たちを守るという極めて大きな責任がある」との声明を出
し法王のメッセージを歓迎。国連の潘基文事務総長(71)も「す
べての宗教指導者による気候変動問題への貢献を歓迎する」と声明
で述べた。
 世界自然保護基金(WWF)などの環境保護団体も「法王のメッ
セージは12億人のカトリック教徒を超えて世界に響きつつある」
と喜んだ。
 法王という立場で、これほど直接的に環境問題や政治問題に言及
した例はなく、まさに異例ずくめ。新約聖書に書かれた、世界の終
わりにイエス・キリストが再臨し、裁きを行う「最後の審判」まで
引いた法王の言葉が世界を大きく動かすかもしれない。
(SANKEI EXPRESS)
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人類は「第6の大量絶滅」を乗り越えられるか
アゴラ編集部2015年06月24日09:43
恐竜がなぜ絶滅したのかには諸説ある。最も有力で有名なのが、巨
大隕石の衝突によるものだ。実際、白亜紀の末期にメキシコのユカ
タン半島に巨大隕石が落ちたクレーターが残されている。隕石説を
裏付けるのは、地球上に残されたK/T層という地層で、ここにはイリ
ジウムが高濃度に存在する。地球表面にイリジウムは稀少なため、
この層が隕石由来でできた証拠なのでは、というわけだ。

しかし、イリジウムは地球内部にはある程度存在する。隕石由来だ
けでは確証とはならない。そのため、地球内部のマントルが長周期
で大規模に地表へ噴出したことが恐竜絶滅を引き起こした、という
学説も有力だ。マントルの下層にはプリュームという溶岩の巨大な
塊りがあり、それが地表へ吹き出てきて世界中で火山が噴火し、地
球の環境を激変させる、というわけだ。

地球には過去何度か大量絶滅が起きている。三畳紀からジュラ紀に
かけての大絶滅の原因が、まさにこのプリュームの噴出だった。先
日、小笠原沖でかなり深い深度で強い地震が発生したが、ネット上
ではプリュームの前兆か、という話題も出ていた。

表題のリリースは米国スタンフォード大学のもので、同大の研究者
が、現在の地球上ではかなりの生物種が絶滅しているので、これは
第6の大量絶滅にほかならない、と唱えている。つまり、隕石でも
火山でもなく人類の存在が原因で大量絶滅が起きている、というわ
けだ。大量絶滅の原因には諸説ある。その中には、生態系に支配的
な生物種が大量に繁殖したため、環境を破壊した結果、ほかの種も
絶滅した、というものもある。

たとえば、恐竜が多くなり過ぎたため、生態系がバランスをとった
、という説だ。こうした見方からすれば、人類も十分に大量絶滅の
「容疑者」になり得る。果たして人類は、自らのエゴのためにほか
の生物種を絶滅させた後、自らも滅びる道を選ぶのだろうか。現状
の世界を眺めると、人類が協力してこの難局を乗り越えられるかど
うかは大いに疑問だ。


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