5356.将来が見える仏教の歴史



将来が見える仏教の歴史  2015年4月25日

土曜日に、講演会「仏教の歴史」をしたが、その時のデジメです。
現在、心の病気が多くなってきたが、これは仏教思想が廃れてきた
ことによる。

この心の病気の多くは、顕在意識が思う自分のイメージ(あるべき
姿)と潜在意識が思う本当の自分が大きく違うためにである。

この解決のためには、自分の潜在意識を知ることが必要になる。こ
の方法として、瞑想がある。

しかし、瞑想は、禅病などという精神疾患を引き起こす危険があり
、この危険をどう除去するかを仏教者は考えてきた。これは止観と
いうことで、どう妄想を止めるかとも言えるのである。

その1つとして、半座半行の称名念仏であり、日蓮の法華経を大切
にする日蓮宗と法然・親鸞の浄土宗と浄土真宗である。

また、座禅+内観と言い始めた白隠禅師の座禅などが出てきた。

内観を発展させたのが、チベット仏教であり、体の中にあるツボに
気を集めることで、体の持つ能力を引き出すことである。

そして、現在、脳科学が発展してきて、仏教が目指してきた心の構
造が徐々にわかってきたのである。

このため、仏教は、再度、脳科学で説明して、訓練法を説明すれば
復活できると思うが、残念ながら、現代の仏教者は、今までの宗派
に囚われて、何もできないし、改革者として出てくる宗教者は、そ
のことをわからないために、心の構造に沿った訓練や思想を見出し
ていないようである。

オウム真理教の麻原のような者が出てきて、信仰全体の価値を落と
してしまった。

このままでは、仏教は衰退し、そしてなくなることになる。そして
、心の病気を解決する方法も失う事になる。

0.	初めに
 ・現在社会の問題
 ・自分の心を見つめる仏教思想
 ・仏教史講座として思想と実践
 ・実践上の注意事項
1.	インド仏教
 ・ブッダとは
 ・ブッダの歩いた道
 ・仏教
 ・「縁起」とは
 ・「四聖諦しせいたい」とは
 ・中道とは
 ・「八正道」とは
 ・正定(瞑想法)
 ・瞑想の方法(2分)実践
 ・質問
 ・紀元前3世紀:仏教の分裂
 ・上座仏教の思想
2.	大乗仏教
 ・大乗仏教の思想
 ・中観学派 :「般若経」 とは
 ・空とは
 ・華厳
 ・唯識学派とは
 ・唯識とは
 ・八識説の概念図 
 ・論理学派とは
 ・唯識の発展
 ・無相唯識、有相唯識の違い
 ・自分のイメージ:我執
 ・本当とあるべき自分の差
 ・自己肯定と自己受容の違い
 ・密教
 ・密教の目的
 ・「印」「真言」「曼荼羅」
 ・仏教大学について
 ・ナーランダー仏教大学跡 
3.	西域、海のシルクロード
 ・シルクロードを通って、仏教は伝播
 ・北伝仏教の道
 ・ガンダーラ美術
 ・南伝仏教の道
 ・南伝仏教が日本に影響
 ・アンコールワットの灯篭:リンガ
4.	中国仏教
 ・初期の中国仏教
 ・天台宗とは
 ・密教とは
 ・禅宗とは
 ・禅=瞑想
 ・浄土教とは 
 ・中国仏教とは
5.	日本仏教
 ・初期仏教の導入は
 ・奈良時代の仏教 
 ・南都六宗:六学派
 ・東大寺の大仏
 ・平安時代の仏教 
 ・天台宗の瞑想法
 ・鎌倉時代の仏教(浄土真宗)
 ・鎌倉時代の仏教(日蓮宗)
 ・瞑想+称名念仏(2分)実践
 ・質問
 ・鎌倉時代の仏教(禅宗)
 ・禅病
 ・内観
 ・瞑想+内観(2分)実践
 ・質問

6.	チベット仏教
 ・チベット仏教
 ・インド仏教を引継ぐ
 ・チャクラとは
 ・瞑想+チャクラ(2分)実践
 ・質問
 ・消去動作
7.	現在
 ・現在:仏教の状態
 ・脳は非言語の直感で判断
 ・凝視すること:脳科学的意味
 ・脳科学と仏教






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