5349.イスラエルがウクライナに武器援助



「Vladimir Putin Raises Concerns Over Israel's Plans To Give 
Weapons To Ukraine」がIBTに掲載されている。

プーチンは、ロシアがS300をイランに売ることへの対抗として、イ
スラエルがウクライナに武器援助をするという計画に対して、大き
な関心を持っているとした。これは、ミンスク合意に違反する。

s300は、防衛的な武器であり、イスラエルの軍事的な問題ではない
し、イラン核合意後であり、欧米的にも問題がないはずであると、
プーチンはいう。

ウクライナ東部では2月15日に政府軍と親ロ派の停戦合意が発効
。ポロシェンコ政権は、東部への「特別な地位」(高度な自治権)
を柱とする和平プロセスをスタートさせたものの、ロシアが支援す
る親ロ派との対話を拒否している。

また、ウクライナの首都キエフで、ロシア寄りのジャーナリストと
元議員が相次いで何者かに銃で撃たれて殺害され、事件を巡ってロ
シアとウクライナが互いに批判を強めている。

しかし、米オバマは武器の援助をミンスク合意が守られている間は
、ウクライナにしないと言っている。しかし、ウクライナ内務省部
隊に訓練を施すため、米軍第173空挺(くうてい)旅団の約300
人が17日、西部リビウに到着した。

この米軍は、ウクライナ監視の役割もあり、ウクライナ政府として
も、戦争を再開できない状態である。しかし、これもロシアは、ミ
ンスク合意違反という。

ここにイスラエルがロシアの反対を押し切り、ウクライナに武器援
助をすると、ウクライナの右翼に力を与えて、再度、戦争になる危
険がある。

このような状況で、ウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共
和国首長」を自称するザハルチェンコ氏は、ドネツク州で政府軍が
支配するアゾフ海沿岸マリウポリをいずれ「解放する」と語り、侵
攻を示唆した。

この動きをロシアのプーチン大統領は、親ロシア派支配地域の「独
立」を承認するかどうか「現状を今後注視する」と述べ、判断は避
けながらも、承認の可能性に含みを残した。これにより、戦争の機
運が盛り上がっている。

このきな臭い状態のところに、イスラエルは火を投げ込むことにな
り、イスラエル対イラン+ロシアという対立関係ができることにな
る。

イラン革命防衛隊は、シリア軍中核であり、ゴラン高原にいること
を考えると、エゼキル書の予言は当たりそうである。その後のハル
マゲドンへと続く事になるとみるが、ネタニエフ首相は何を考えて
いるのであろうか?

そして、預言書の世界破壊の最後にメシアが現れるというが、これ
は何を意味しているのか?

どんどん。聖書の予言を実現させる方向に、世界の指導者は進み始
めている。

聖書を信じていないアジア諸民族は、この中東地域からヨーロッパ
地域にまたがる最終戦争をどう防止することができるのか。よくわ
からない状態である。

さあ、どうなりますか?


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親ロ派「独立」に含み=ウクライナ揺さぶり−ロシア大統領
 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は18日の国営テレビ
のインタビューで、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の「独立
」を承認するかどうか「現状を今後注視する」と述べた。判断は避
けながらも、承認の可能性に含みを残し、ウクライナのポロシェン
コ政権を揺さぶった格好だ。
 東部では2月15日に政府軍と親ロ派の停戦合意が発効。ポロシ
ェンコ政権は、東部への「特別な地位」(高度な自治権)を柱とす
る和平プロセスをスタートさせたものの、ロシアが支援する親ロ派
との対話を拒否している。(2015/04/19-08:54)
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米軍がウクライナ入り=「停戦違反」とロシア反発
 【モスクワ時事】ウクライナ内務省部隊に訓練を施すため、米軍
第173空挺(くうてい)旅団の約300人が17日、西部リビウ
に到着した。パイアット米大使が明らかにした。東部の親ロシア派
を支援するロシアは激しく反発している。
 アワコフ内相らよると、米軍は今月下旬から、親ロ派との戦闘で
最前線に立つウクライナ内務省部隊「国家親衛隊」の約600人に
軍事教練を行う。
 これに対してロシア外務省は17日、「外国部隊の撤退」をうた
った2月の停戦合意に違反すると抗議する声明を発表、強い不満を
示した。また、ウクライナへの武器供与の第一歩になると批判した。
 米国も支持を表明した停戦合意は「ウクライナからの外国部隊・
兵器・雇い兵撤退」を明記している。ただ、ロシアも正規軍や義勇
兵の撤退に応じていない。(2015/04/18-07:31)
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ウクライナでロシア寄り記者など殺害
4月17日 23時55分NHK
ウクライナの首都キエフで、ロシア寄りのジャーナリストと元議員
が相次いで何者かに銃で撃たれて殺害され、事件を巡ってロシアと
ウクライナが互いに批判を強めています。
ウクライナのキエフで16日、ロシア寄りの発言を続けてきたジャ
ーナリストのブジナ氏が、自宅近くで何者かに銃で撃たれて死亡し
ました。また、前日の15日には、ロシアとの関係を重視したヤヌ
コービッチ前政権の支持基盤だった政党の元議員、カラシニコフ氏
も、キエフ市内の自宅のそばで何者かに銃で撃たれて殺害されまし
た。
2人が殺害された事件を受けて、ロシアのプーチン大統領は16日
、国民との対話番組の中で「ウクライナは民主的な国家で、ヨーロ
ッパを目指すというが、そんな動きは見られない。犯人さえ捕まえ
ることができない」と述べ、ウクライナ政府の対応を批判しました。
一方、ウクライナのポロシェンコ大統領は、捜査当局に対して事件
の早期解明を求めるとともに、「われわれの敵を有利にするための
挑発だ」と述べ、名指しは避けたもののロシア側がウクライナ国内
を不安定にするために仕組んだものだという見方を示しました。
ロシアでは、プーチン政権の影響下にある国営のメディアなどが今
回の事件を大きく伝えており、メディアを巻き込みながら互いに批
判を強めています。
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親ロ派、沿岸侵攻を示唆=ロシア編入目指す−ウクライナ東部
 【モスクワ時事】ウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共
和国首長」を自称するザハルチェンコ氏は、ドネツク州で政府軍が
支配するアゾフ海沿岸マリウポリをいずれ「解放する」と語り、侵
攻を示唆した。ブルームバーグ通信が16日、伝えた。
 ザハルチェンコ氏は「(同州の親ロ派支配地域の)約200万人
が祖国への編入を望んでいる」と主張。その上で「われわれは過去
も現在も未来も、ソ連やロシアの一部だ」と述べ、南部クリミア半
島に続いてロシアへの編入を目指す考えを示した。
(2015/04/17-07:01)
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ロシア イランへのミサイル輸出禁止を解除
4月14日 7時21分NHK
ロシアのプーチン大統領は、イランへの高性能の地対空ミサイルシ
ステムの輸出を禁止した措置を解除し、イランの核開発問題の最終
的な解決に向けた枠組みで合意したことを受けて、ロシアの国益を
優先させ兵器の輸出を可能にしたものとみられます。
ロシア大統領府は13日、プーチン大統領が、高性能の地対空ミサ
イルシステム「S300」を、イランへ輸出することを禁止した措
置を解除する大統領令に署名したと発表しました。
ロシアは2007年にイランと「S300」を売却することで合意
していましたが、イランに対する国連の制裁決議を受けて、5年前
からミサイルなどの兵器を輸出することを禁止する措置を取ってき
ました。
これに対してイランは、スイスの裁判所で訴訟を起こし、ロシアが
契約に違反したとして40億ドルの賠償金を支払うよう求めていた
と伝えられています。
今回、禁輸措置を解除したことについて、ロシアのラブロフ外相は
「これまでの禁輸措置はロシアが自主的に行ってきたもので、国連
安保理の決議によって規制されていない」と説明しています。
イランの核開発問題を巡っては今月、欧米など6か国とイランが最
終的な解決に向けた枠組みで合意したことから、ロシアは、ウクラ
イナ情勢を巡って対立する欧米への配慮よりも、自国の国益を優先
させ兵器の輸出を可能にしたものとみられます。
米がロシアに懸念伝える
ロシアのプーチン大統領がイランへの高性能の地対空ミサイルの輸
出を禁止した措置を解除したことについて、アメリカ国務省のハー
フ報道官代行は13日の記者会見で「ケリー国務長官がラブロフ外
相と電話で会談し、現段階での解除は建設的ではないと伝えた」と
述べ、ロシア側に懸念を伝えたことを明らかにしました。
一方でハーフ報道官代行は、ロシアがミサイルを売却したとしても
、イランに対する国連安全保障理事会の制裁決議の違反には当たら
ないという認識を示しました。
そのうえで「今回のことが交渉当事国の結束を乱すことはない」と
述べました。
今回、アメリカがロシアへの厳しい批判を避けた背景には、イラン
の核開発問題の最終的な解決に向けて今後も難しい交渉が続くこと
から、この問題でロシアとの対立を深めることは得策ではないとい
う考えがあったとみられます。



Vladimir Putin Raises Concerns Over Israel's Plans To Give Weapons To Ukraine

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