5342.欧米が悩むウクライナ情勢



ロシアツディ紙に「Normandy Four backs withdrawal of tanks, 
small artillery from Ukraine ceasefire line」が載っている。

ノルマンディで4国の外相がウクライナ情勢についての会議をして
、ミンスク合意の履行と前線からの重火器の撤去を行うことであっ
たようだ。

ロシアのラズロフ外相は、ドンバス地域での年金支払いやガス・電
気などのユーティリティの使用がまだできないし、ウクライナ政府
の極右政党と組んだ行為を非難した。これは明確なミンスク合意に
違反していると述べている。

しかし、このノルマンディでの話し合いを欧米諸国の報道機関が報
じていない。ロシアサイドからだけの報道になっている。何か、不
都合が欧米サイドにあるのかどうかがわからないが、ウクライナ政
府の行動にも大きな問題点があり、それをどう扱うのか、欧米諸国
は悩んでいるようにも見える。

しかし、このまま、事態の放置すると、再度、戦争が勃発する危険
性もあり、ウクライナ政府の問題行動を欧米はしないように要求す
ることも必要になるとみるが、どうであろうか?

ウクライナを中立的なポジションにしないと、ロシアと欧米は、代
理戦争状態になる可能性もある。

これは欧州の望んでいる状態とは違うと思う。

さあ、どうなりますか?


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ドネツクで大規模交戦…停戦合意発効以降で初
2015年04月14日 10時03分
 【モスクワ=田村雄】ウクライナの停戦を監視している全欧安保
協力機構(OSCE)は12日、同国東部ドネツク州ドネツクで同
日、政府軍と親ロシア派武装集団が交戦し、砲撃が1166回確認
されたと発表した。
 インターファクス通信は13日、砲撃で地元記者2人が負傷した
と親露派が主張していると報じた。
 2月の停戦合意発効以降、ドネツクでこうした大規模交戦が起き
たのは初めてとみられる。
 OSCEは、交戦で重火器が使用されたことを確認した。重火器
については、前線からの撤去が停戦の合意事項となっているが、撤
去が完了していないことになる。停戦合意違反となるため、OSC
Eは改めて政府軍と親露派に撤去を求める構えだ。
 ドネツク州南部マリウポリ周辺でも11、12の両日、自動小銃
による激しい銃撃戦があったという。
2015年04月14日 10時03分 Copyright c The Yomiuri Shimbun



Normandy Four backs withdrawal of tanks, small artillery from Ukraine ceasefire line

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