5304.ネタニエフ首相が米イランの核交渉を阻害する理由



イスラエルのネタニエフ首相がイランと欧米が進める核交渉に強く
反対する理由を、日本人はよくわからないのではないかと思う。

「Iran Nuclear Talks: Netanyahu Says No Deal With Iran Will 
Be Good Enough; Totalitarian Regimes Cannot Be Trusted To Abide 
By Any Deal」がインターナショナル・ビジネス・タイムズ紙に載っ
ているが、ネタニエフ首相がイランを毛嫌いする理由は、エゼキエ
ル書で、イスラエルに攻めて来るのは、イラン(ペルシャ)と指定
されているからである。

米国とイランが交渉していたが、合意できなかった。これを喜んで
いる。全体主義のイランは信用できないという。エゼキエル書で、
特に核攻撃されると明記されているのである。ハ(ア)ルマゲドン
とはイスラエルの都市の名前である。

欧米やイスラエルなどの一神教の世界は、聖書、特に旧約聖書は皆
が知っていることであり、それを信じている。もちろん、エゼキエ
ル書については、イスラエルは、自分を破滅に追いやる国を指定し
ているのであるから、これは将来の真実として捉えている。

このため、イスラエルはイランについては、近いこともあり、非常
に警戒している。というように、日本人が感じる感覚と違うことを
肝に銘じることである。

現実の政治を動かす力が、エゼキエル書にあるということである。

それを考えて、予測をする必要がある。ということで、昨日のコラ
ムが意味がある。預言書が信じられないという人でも、しかし、他
人が信じることを阻害できない。

残念ながら、無信心なオバマ大統領もイスラエルのネタニエフ首相
が感じる危険の感覚が理解できていないようである。

今後、日本はイスラエルを助ける必要があり、よく、イスラエルの
気持ちを忖度する必要が出てくるはず。

さあ、どうなりますか?

Iran Nuclear Talks: Netanyahu Says No Deal With Iran Will Be Good Enough

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