5280.脳疲労は万病の元



脳疲労は、身体の根幹をなす脳が疲労を起こしてる状態のため、そ
の影響は非常に大きく、病気以外のほとんどの疲労、倦怠感、だる
さは脳が関係している。

脳疲労は頭が働かない、集中力が低下するなど、頭を使う作業だけ
にとどまらず、肉体にまで影響する。

脳が疲れているとき、大きく分けて3つの症状がでます。一つは、
頭が働かない、作業効率が低下するなど「思考力に対する影響」、
もう一つはやる気がでない、無関心など「精神力に対する影響」、
最後に身体がだるい、食欲がないなど「身体に対する影響」がある。

大きな原因として、精神的ストレスは最も多くの人が影響を受ける
疲労の原因である。

この疲労で、メタボ、糖尿病、うつ病などの病気になる可能性があ
り、万病の元になる。

解消には、睡眠が必要不可欠な要素であり、好きなことをするや、
おいしい料理を食べるなど、脳の五感を取り戻し、薄味でも美味し
くなるようにする。

脳疲労が持続すると、認知症になる。現在、5人に1人がこの病気
になっている。アミロイドβが蓄積されることで、認知症が起きる
が、このアミロイドβができるのも、脳疲労で、脳が酸化して起き
ているが、脳の酸化を抑えるのがフラズマローゲンで、認知症にな
ると、このフラズマローゲンが減少している。

これを発見したのが、藤野武彦九大名誉教授である。このフラズマ
ローゲンを認知症患者に与えたところ、5割の確率で病状がよくな
る臨床結果を得ている。

このメカニズムは、認知症のマウスでは、新しい脳細胞ができたと
いう結果を得ているという。

ここでも新しい病気に対する治療が出てくる可能性があるようだ。






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