5249.仏教を心理学+実践にする



仏教思想を現代人が学習するには、心理学というベールを被せて、
受け入れ易くできないかと思う。そうしないと、現在の日本仏教は
、滅亡するような気がする。誰も葬式を坊主には頼まないことにな
りそうである。

仏教の本来の役割は、個人の精神修養であり、人間を仏にして、暮
らしやすい社会を築くことであったのに、仏教が形骸化して、本当
に末法の世になっている。仏教が滅亡する時代が来た。

この仏教と神道の混合が日本の社会のセーフティ・ネットになって
いたのに、それが薄らいでいる。このため、社会がギスギスし始め
ている。

もう1度、仏教を再興する必要があるが、今の仏教の宗派に誰も見
向きもしない。それなら、心理学と仏教思想の混合で現代人にわか
りやすく、人間のあり方を説くことが必要な気がする。

と思い、心理学を見ると、学問としての深さはあるが、それに伴っ
た実践では浅いような気がする。仏教の実践の方が深い。

ということは、実践は仏教の修行法を用い、理論は心理学を用いた
新しい仏教ができるような気がする。

仏教理論に心理学を入れることである。そして、学問的な深さを得
ることである。

縁起などの基礎的な部分も科学的に証明されないことで、心理学に
はないが、この部分は仏教を利用することで魅了的な仏教ができる
ように感じている。

特に仏教の唯識や華厳は、心理学上でもそれを認めている。

心理学に不足しているのは、気功の利用部分であり、仏教では密教
が、この気功を取り込んでいる。

自己受容、自己強化、自己教示などは、仏教思想的である。他者受
容、ストロークなども縁起で見ると利用できる。

と見ているが、どうか?



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