国際通貨基金(IMF)は8日に発表した最新データで、今年の中国の 実質国内総生産(GDP)が17兆6000億ドル(約2100兆円)で、米国 (17兆4000億ドル=約2090兆円)を上回ったとした。中国が世界経 済に占める比重は16.5%と世界一の経済大国になった。 中国は世界史の中で過去2000年のうち1900年の間、世界一の経済大 国だった。 この中、中央経済工作会議が9日、開幕した。政府系経済学者ら関 係者の間では、15年の経済成長率目標を14年の7.5%から7 %程度へ引き下げるとの見方が大勢。 中国の経済は、このように減速していることは明らかである。中国 の貨物量などを見るとマイナスになっている。このため、経済成長 は、マイナスになっていることが確実である。 ということで、中国のGDPが世界一であるというのも、眉唾物である が、米国オバマ大統領とスーザン・ライス大統領補佐官は、中国と の関係を米国より中国を上位に見た外交をし始めている。 このような外交のために、中国はやりたい放題になる可能性がある。 米国の弱気が、世界の混乱を引き起こす可能性が出てきた。 ============================== 中国の経済規模が米国を抜き世界一に=「何の意義もない!」その 理由とは?―米誌 Record China 12月10日(水)3時58分配信 2014年12月9日、米誌フォーブスは「中国の経済規模は米国を上回っ たが、何の意義もない」と題する記事を掲載した。以下はその概要。 国際通貨基金(IMF)は8日に発表した最新データで、今年の中国の 実質国内総生産(GDP)が17兆6000億ドル(約2100兆円)で、米国 (17兆4000億ドル=約2090兆円)を上回ったとした。中国が世界経 済に占める比重は16.5%と世界一の経済大国になった。しかし、 人々の懸念は消えない。重要なのは規模そのものより、その国でど れだけの人々が恩恵を受けているかだからだ。中国よりルクセンブ ルグの経済規模ははるかに小さいが、どちらの国民がよい生活を享 受しているだろうか。 中国は世界史の中で過去2000年のうち1900年の間、世界一の経済大 国だった。21世紀も同様だ。しかし、規模は重要ではない。生活水 準の高さが経済の価値を決める。経済全体がどれだけの人口で消費 されるかが重要になる。その意味で米国は中国のはるか先を進んで いる。中国が追い付くには後三世代は必要だろう。さらに、軍事力 増強による国民負担の拡大も懸念材料だ。(翻訳・編集/AA) ============================== 中国、中央経済会議が開幕=成長率目標引き下げへ 【北京時事】中国共産党・政府が2015年の経済政策方針を討 議する中央経済工作会議が9日、開幕した。政府系経済学者ら関係 者の間では、15年の経済成長率目標を14年の7.5%から7% 程度へ引き下げるとの見方が大勢。閉幕日は未公表だが、中国紙は 11日まで開催すると報じている。 中国は制度改革を通じ、深刻な大気汚染などを招いた高度経済成 長から、安定成長への移行を図っている。一定の成長率を保ちなが らも、減速を容認する構えで、習近平国家主席は11月上旬、「7 %前後の成長でも世界では成績優秀の中に入る」と7%前後への目 標引き下げを示唆している。(2014/12/09-15:23)