テレ朝の「世界が驚いたニッポン スゴーイデスネ視察団」11月 15日放送の「日本の野菜SP」は勉強になった。 スーパーの売り場に並ぶ葉物野菜が米国のスーパーに比べて、みず みずしい。なぜだか、今までよくわからなかった。今回、やっと秘 密を知った。 スーパーで一手間をかけているからで、4℃の冷水に葉物野菜を数 秒程度漬けて、その後高湿低温庫に2時間程度置いてから店に並べ ているのである。このため、水分が補給され。かつ4℃で仮死状態 になっているので鮮度も落ないというのである。 また、野菜にビニール袋をかけているが、これは野菜を殺さない程 度に呼吸を制限して、新鮮さを保つ効果があるという。ビニールに 野菜ごとに、最適な小さい穴を開けて、呼吸量を調節している。 もう1つが、野菜にキューブコードがあり、スマホで読むと野菜に 関する生産者の情報や野菜の食べ方で出てくる。これも欧米にはな いと言っていた。 JA長野での集荷作業では、急速冷却して、その後4℃の保管庫に 入れて出荷まで管理する。集荷場では規格に分類されて、市場に送 られるが、この規格が英米の規格より細かいという。また、この選 別の工程で不良品を見つけて、排除している。 農家では、野菜を傷つけずに収穫する機械が、これも野菜ごとにあ り、また、収穫後の洗浄でも傷をつけないように調整された機械が ある。 というように、日本の野菜は、高品質である理由がわかる。レタス は香港市場まで送られているという。 これだけ、手が込んでいるので、コストは高くなるに決まっている ことも事実でしょうね。しかし、新鮮度が違うので高くても海外に 売れることになっている。 このような全工程で管理しているのが、日本流でしょうね。