5192.日本の野菜について



テレ朝の「世界が驚いたニッポン スゴーイデスネ視察団」11月
15日放送の「日本の野菜SP」は勉強になった。

スーパーの売り場に並ぶ葉物野菜が米国のスーパーに比べて、みず
みずしい。なぜだか、今までよくわからなかった。今回、やっと秘
密を知った。

スーパーで一手間をかけているからで、4℃の冷水に葉物野菜を数
秒程度漬けて、その後高湿低温庫に2時間程度置いてから店に並べ
ているのである。このため、水分が補給され。かつ4℃で仮死状態
になっているので鮮度も落ないというのである。

また、野菜にビニール袋をかけているが、これは野菜を殺さない程
度に呼吸を制限して、新鮮さを保つ効果があるという。ビニールに
野菜ごとに、最適な小さい穴を開けて、呼吸量を調節している。

もう1つが、野菜にキューブコードがあり、スマホで読むと野菜に
関する生産者の情報や野菜の食べ方で出てくる。これも欧米にはな
いと言っていた。

JA長野での集荷作業では、急速冷却して、その後4℃の保管庫に
入れて出荷まで管理する。集荷場では規格に分類されて、市場に送
られるが、この規格が英米の規格より細かいという。また、この選
別の工程で不良品を見つけて、排除している。

農家では、野菜を傷つけずに収穫する機械が、これも野菜ごとにあ
り、また、収穫後の洗浄でも傷をつけないように調整された機械が
ある。

というように、日本の野菜は、高品質である理由がわかる。レタス
は香港市場まで送られているという。

これだけ、手が込んでいるので、コストは高くなるに決まっている
ことも事実でしょうね。しかし、新鮮度が違うので高くても海外に
売れることになっている。

このような全工程で管理しているのが、日本流でしょうね。



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