5178.日本人が自然摂理を発見する



昨日の長島昭久元防衛省副大臣の講演会でも話題になったが、日本
は一人当たりの富は世界一である。この富をどう使うのかという課
題が突きつけられている。富の原因が、日本人の人的資源が大きい
ということである。

世界は、温暖化が進み持続可能性を減らしている。1970年代の
ローマクラブが予測した汚染が拡大して、いつか人口が大幅に減る
事態になると言っているが、それに向かっていると最近の予測でも
出ている。

そして、とうとう、温暖化でスーパー台風や大型の竜巻など、日本
でも心配する必要が出てきた。IPCCの報告書によると、海面が7M程
度、上がるという警告も出てきた。

この原因は、石油や天然ガス、石炭などを使い、温暖化ガスを増や
したことで、地球の気候のバランスを崩していることによる。南極
やグリーンランドの氷河が溶け始めて、海面が上がり始めている。

地球の人口も増えて、食料を確保するために、森を開発して食料を
作る畑にしているが、森がなくなり乾燥化が進み、畑が不毛な土地
になることが増えている。

この持続化できない地球を救うことができるのは、日本人のような
先が見えない努力を厭わないで働き、徐々に品質を上げたり、新し
い知見を得たりして、地球の状況を変えるような発見を積み重ねな
いと、元の正常な地球に戻らない。

このように日本人の人的資源と仕事が期待されているのである。そ
して、とうとう、ウイスキーでも日本は最高のランクに位置づけら
れたのである。

すでに、フランスのミシュランガイドでも、東京のレストランの星
の数は、パリの倍以上もある。徐々に食の部分から日本人の真面目
に努力する性格が反映されてきたように感じる。

この先が見えない努力ができる日本人が世界を変えることになる。

この性格を使った改革を行えば、地方創生も、日本の構造改革もで
きるはずである。

ルネサンスから続いた西洋優先の論理の時代から、論理だけでは解
決できない時代になったのである。非論理的な努力によって、自然
が用意している摂理を発見して、それをうまく使っていくことが、
地球の危機を救うために必要になっている。

自然摂理は、人間が必要としている物を十分に用意しているのであ
る。その自然摂理を現在、知らないために使っていないだけなので
ある。

福岡正信氏がそれを唱えてから、有機農業を目指して多くの人達が
試行錯誤して、ある程度、確立してきた。そして、今、微生物の利
用、物性の利用など各方面で、自然の摂理が明らかになってきた。

この自然の摂理を、どこまで利用できるかが、今後の持続可能な地
球にするために必要なのである。

さあ、どうなりますか?


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「山崎」、世界最高のウイスキーに選出 英専門誌
2014年11月04日 09:13 発信地:ロンドン/英国
【11月4日 AFP】日本のウイスキー「山崎シングルモルト・シェリー
カスク2013(The Yamazaki Single Malt Sherry Cask 2013)」が世
界最高のウイスキーに初めて選出された。3日発売の英ウイスキーガ
イドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015(Whisky Bible
)」で発表された。スコッチウイスキーは、上位ランキングから外
れた。
山崎について著者のジム・マーリー(Jim Murray)氏は、「重厚で
ドライ、スヌーカーボールのようにまろやか」と評価し、100点中
97.5点を与え、歴代の最高点と並んだ。
2位〜4位はそれぞれ、ウィリアム・ラルー・ウェラー(William Larue 
Weller)、サゼラック・ライ18年(Sazerac Rye 18 Year Old)、フ
ォアローゼス(Four Roses)と米国原産のバーボンが占めた。
日本では1920年代から、商業用ウイスキーの生産が行われている。
英スコットランド(Scotland)グラスゴー(Glasgow)でウイスキー
づくりを学んだ日本人留学生、竹鶴政孝(Masataka Taketsuru)氏
が、スコットランド人の妻とともに帰国し、山崎蒸留所(Yamazaki 
Distillery)の創業にかかわった。(c)AFP
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人口1人当たりの富は日本が世界第1位
2012.08.29 
世界各国が競い合い順位を決めるオリンピック。経済の世界でも同
様
に順位づけがさまざまになされている。日本は経済成長が見込めず
、この順位を下げていく一方だが、このままで日本は果たして大丈
夫なのだろうか?

◆普段見ない数字を見れば、日本は世界に負けない「富」があると
気づく【後編】
(現役金融マン ぐっちーさん)
 【前編】では、目に見える、数字だけを追いかけた部分での日本
の「富」を説明しました。ただ、もっと言いますと失業率、安全、
犯罪の少なさ、電車が正確に走ることによる経済効率、食中毒など
がめったに起きない高度な衛生水準(ちなみにアメリカでは年間3万
人以上、中国は1億人が何らかの食中毒で亡くなっているという噂話
まであるそうです)など、数字に出ない部分で日本が圧倒している
分野は多い。

 それらをなんとか数値化できないか、ということで先月の「リオ
+20」会議で国連環境計画(UNEP)では「包括富レポート2012」が
出ました。世界20か国を対象に、それぞれが保有する富を「物的資
産」(機械や建物やインフラなど)、「人的資産」(人々の教育水
準や技術)、「天然資産」(土地、森林、天然資源など)に分けて
試算。

 この尺度によりますと、日本は米国に次いで世界第2位の資産国と
なり、「年収」で中国に抜かれたとはいえ、「富」を比較すると日
本は中国の2.8倍もある。また、人口1人当たりの富は、日本が堂々
の世界第1位でした。細かく見ると日本が保有する富の大部分は「人
的資産」にカウントされていて教育期間や平均賃金、働ける年数な
どに基づいて算出したもので、わが国の資源は勤勉で教育水準の高
い人材である、という結果となりました。

 こういったものが出ることで、何が本当の幸せなのかいま一度考
えるきっかけになりそうです。










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