5171.小渕氏、議員辞職の公算



自民党の解散モード入りで、小渕優子前経済産業相が不透明な収支
問題で、責任をとって議員辞職する方向で検討に入ったという。

しかし、これは年内にも衆議院解散があることを関係していて、議
員辞職した後、60日以内に補欠選挙をするとなると、補欠選挙で
はなく、本選挙にすることができる。

この時、議員を辞めて数ヵ月後、すぐに出馬することは考えもので
あるが、その可能性は多いにある。ということは、すぐに辞めるこ
とが、小渕優子議員にとっては、一番良い選択肢となる。

禊もしたことで、新しく出直すことができるからである。

というふうに考えると、自民党幹部は「小渕氏の将来を守るために
は、議員辞職しかない」と明言する理由もわかることになる。

さあ、どうなりますか?

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小渕氏、議員辞職の公算 自民党幹部見通し 不透明収支問題で
2014.10.30 05:08sankei
 小渕優子前経済産業相の関連政治団体の不透明な収支問題で、小
渕氏は29日、責任をとって議員辞職する方向で検討に入った。自
民党幹部は同日夜、「この局面では議員辞職するしかない」と語り
、小渕氏が議員辞職する公算が大きくなった。
 自民党幹部は「小渕氏の将来を守るためには、議員辞職しかない
」と明言。別の小渕氏に近い幹部は「小渕氏は弱気になっている。
周囲から辞職を促されたら、そう判断する可能性は高い」と語った。
 小渕氏の政治資金をめぐる疑惑は同氏の後援会など2つの政治団
体が平成22、23年分の収支報告書で支持者向けの観劇会の収入
として計742万円を記載。観劇費などの支出は2年間で3384
万円と記載しており、収支で2642万円の差額が生じており、小
渕氏側が負担していれば、利益供与を禁じている公職選挙法に抵触
する可能性がある。
 観劇会は24年にも開かれたが、収支報告書に記載されていない
ことも後に判明していた。
 野党側は小渕氏に対し、なお説明責任を求めており、国会で追及
する構えを崩していない。このため、小渕氏は現在、事実関係を調
べている。こうした中、東京地検特捜部が、収支報告書を作成した
とされる群馬県中之条町の折田謙一郎前町長から任意で事情を聴い
ていたことが判明。小渕氏は自らの監督責任は免れないと判断して
いるようだ。
 小渕氏は首相だった父恵三氏の急死を受け、12年の衆院選で群
馬5区から立候補し初当選。麻生太郎内閣で少子化担当相に抜(ば
っ)擢(てき)され、戦後最年少の34歳で初入閣を果たし、財務
副大臣など要職を歴任。9月の内閣改造で経済産業相に就任したが
、1カ月半後の今月20日に辞任した。




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