5108.「イスラム国」はヨハネの黙示録の第4の騎士



 Stephen Waltのツイッターで、「ISIS clearly a bunch of very 
brutal thugs, but I wish US officials would stop talking 
as if they were the Four Horsemen of the Apocalypse.」とコメ
ントした。「ISISは凶暴な奴らであるが、しかし、あたかもヨハネ
の黙示録の第4の騎士に例えるように、政府高官が話すことは止め
てほしい。」と。

この発言は誰がしたのかと調査したら、マーティン・デンプシー統
合参謀本部議長の発言であった。
デンプシーの発言は「This is an organisation that has an apocalyptic, 
end-of-days strategic vision and which will eventually have 
to be defeated,」であった。「この集団は、最後戦争を目指した黙
示録の組織であり、我々は、絶対に打ち負かさす。」と。
リンクは最後。

Apocalypseとは、黙示録のことであり、第4の騎士と言えば、これ
はヨハネの黙示録しかない。

第4の騎士とは何かというと、ヨハネ黙示録の第6章で
:7)小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言
う声を、わたしは聞いた。
:8)そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それ
に乗っている騎士の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。
彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、きき
んと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

このヨハネの黙示録に出てくる「死」を司る存在としてISISを見て
いることが分かる。ISISが目指す方向を、最終戦争の騎士としてい
ることで、ステファン・ウォルト氏は、公的な人間が黙示録のハル
マゲドンを持ち出すことを注意したのである。

しかし、とうとう、中東での黙示録を米国の有識者が意識し始めて
いることが分かる。このため、米国はこのISISを潰すために、出て
いくことになる。

そして、イスラム教でも同じヨハネの黙示録が崇拝されているので
、ISISも当然、そのように思っている可能性がある。

米国は、ロシアに共同戦線を持ちかけるはずである。ナショナル・
インタレスト誌に「Can Russia and America Work Together 
to Crush the Islamic State?」が載っている。最後にリンク。

ロシアは出てくるという。プーチンもキリスト教であり、ヨハネの
黙示録を知っているし、ISISがヨハネの黙示録の第4の騎士である
と見ているかもしれない。

米国は、ロシアの中東戦争参加でウクライナ問題を不問にするよう
である。

というように、聖書の黙示録の時代が米露でも議論の対象になって
きたのである。

日本では、有識者でも黙示録を良くは知らないはず。巻き込まれな
いようにすることである。しかし、大変なことになってきた。

さあ、どうなりますか?



Pentagon: IS 'beyond anything we've seen'
Can Russia and America Work Together to Crush the Islamic State?
ヨハネの黙示録

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