5102.世界の混乱と日本のあるべき姿



世界の混乱は益々拡大することが確実な状況にある。この時、日本
の役割がある。しかし、その前に日本をあるべき姿にする必要があ
る。そのあるべき姿を作るために、中国と韓国があるような気もし
てきた。世界の混乱の今後を予想し、日本のあるべき姿を検討する。
           津田より

0.現状の心配な点
エボラ出血熱の拡大が止まらない。そのエボラがナイジェリアでも
拡大し始めているが、ここには、イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」
がいて、毎週のように、ナイジェリア各地を襲っている。もし、こ
のボコ・ハラム内で感染者が出たら、それが拡大を急速に広げる可
能性が出てくる。感染で死んだのか、戦死したのか判断ができなく
なる。

もう1つが、イスラム武装組織間での兵員の移動が頻繁であり、そ
の移動でイスラム教地域全体に広まる可能性もある。それも戦闘地
域であり、戦死との区別がつかない状態で死体が放棄されると、こ
れは大変なことになる。

そして、世界的なアフリカのバブを形成するケニア航空が感染地域
の各国に発着する航空便の運航を一時停止する方針である。

国際医療支援団体、国境なき医師団インターナショナルのジョアン
ヌ・リュー会長は、西アフリカのエボラ出血熱感染が対応能力を超
えて急拡大しており、「戦争状態だ」と危機感を訴えたというが、
それより、各国のイスラム武装組織にエボラ熱病が広まることが心
配である。

このため、黙示録に出てくる病魔との戦いが急速に拡大することが
懸念されることなのである。

イスラム教でもシーア派とスンニ派の戦いが大変なことになってい
る。ISISが「イスラム国」というカリフ制の国を作り、それに対抗
して、シーア派と米露などが同盟を組み、そのISISを制圧しようと
している。

丁度同じ時に、ロシアはウクライナ東部での劣勢を挽回できずに、
停戦して、自国特殊部隊をどう安全にロシアに戻すかが問題になっ
ている。

この特殊部隊は、チェチェンなどで、イスラム教スンニ派戦闘要員
と戦い、それに勝った実績がある。このため、イランや米国もロシ
ア特殊部隊のイラクへの投入を望んでいる。それだけ、スンニ派戦
闘員の能力は高い。

このため、ドイツ・メルケル政権のウクライナ・ロシア仲裁的な動
きに同調して、NATOやEUとは違う米国の動きをしている。

今、歴戦の勇士であるイスラム教徒のゲリラ戦に対抗できるのは、
それに対抗してきたロシア特殊部隊しかいない。しかし、このよう
にロシア特殊部隊が中東に投入されると、ここでも黙示録に書かれ
ているゴクが中東に来たとき、最終戦争になるという予言が実現す
る。

その状況を日本の出口王仁三郎や岡本天明なども予言して、世界の
立替、立直しや大峠が起きるとしている。それは、子の年の前後
10年としている。直近の子の年は、2008年であり、リーマン
ショックがあった年で、米国が衰退を明確化した年である。この年
が中心で10年間がその時期となっている。我々は、その時代を生
きているのだ。

1.ナショナリズムの脅威
考えてみると、2001年9月11日にニューヨークでの同時多発
テロから中東に米軍が侵攻したことで中東の混乱が始まり、2011
年3月11日の東日本大震災により、日本人が何が人生で重要かを
教えられた。というように2018年に向けて、徐々に世界は壊れ
ている。

その世界が壊れる原因が各国のナショナリズムの高まりと、より偏
狭化させた自民族中心主義(エスノセントリズム)である。その病
源菌は日本にも蔓延っている。

中国の軍備に対抗して、日本も軍備を持ち、自衛することは動物と
しての自衛本能であり、自国だけでは対抗できないで集団的自衛権
を持つことは、必要であるが、相手を認めない行動や態度はいけな
い。特にヘイトスピーチをそのままにしている態度は、日本のあり
方を疑問視させることになる。

自国だけの都合や我儘をそのままにすると、また孤立した状態で戦
争になり、敗戦を迎えることになる。

そして、世界的なナショナリズムの高まりが大戦争を起こす可能性
を感じる。特にイスラム教の宗派間戦争は大戦争を導くことになる。

日本人は、そのようなナショナリズムの波を立てることはいけない。
正常なパトリオティズム(郷土愛)は必要である。郷土愛は持つこ
とは正常であるが、ナシュナリズムを高じさせてはいけない。

世の中に、善も悪もない。悪を退治するという、それが悪であると
いう日月神示の言葉が今の世界を言い表している。一神教同士が、
相手を悪と規定して、それを退治するということが大戦争になって
しまうことになる。

ヨーロッパの16世紀から17世紀のカトリック教とプロテスタン
ト教の戦いは悲惨であり、そのため、宗教戦争への反省から、西ヨ
ーロッパでは政治と宗教の分離が進められるようになったのである
が、イスラム教間での宗教戦争が米軍がイラクに侵攻したことで、
起こっている。

2.中東大戦争になる
もう1つ、中東には、イスラエルという周りから孤立した国がある。
どうも、黙示録が正しいとすると、そのイスラエルとパレスチナ・
ロシアの戦いになるような気がする。

その時、日本はどうするか?
日本は、敗退したユダヤ人を受け入れることである。人口減少が問
題になっている日本は、ユダヤ人を受け入れる余裕を持っている。

日本の天皇は、ユダヤ部族の末裔の可能性も有り、ユダヤとの関係
がある。このため、ユダヤ民族の移民は賛成であり、かつ日本経済
を再活性化させる起爆剤にもなる。よって、敵対するイスラム教徒
を移民させることは反対である。一時的な労働者受け入れも、止め
るか、限定することである。

英国はISISの戦闘員が500名も再度英国に帰国して、その元戦闘員が
テロを仕掛けることを恐れている。移民一世は穏健な人でも、その
子供たちが、過激な思想に共鳴して、イスラム原理主義に入る可能
性があることを、欧州のISIS戦闘員は教えている。

3.日本のあるべき姿
日本の自立が必要であるが、どこの国とも戦争はしないことである。
戦争を防止できるように米国と集団自衛権を結んで、中国との戦争
を防止して、中東大戦争には本格的には巻き込まれないよう、海洋
の機雷撤去作業や補給などで、戦闘員を送り出さないことでしょう
ね。

自立への段階は、
第1ステップ=日米同盟で中国問題を解決する
第2ステップ=自衛隊を強化してアメリカからの自立
第3ステップ=日米同盟を解消して日本の自立
第4ステップ = 世界を救う(世界的な統治機関を作る)
であるが、どちらにしても日本人の覚醒が必要である。

日本の神道は、心のあり方を問う宗教であり、思想的な教義も、律
法的な規定もない。魂を清める道場として日本があり、その中で人
同士が相手を思いやることで、魂を清らかにしている生活習慣なの
である。このため、宗教という感覚が無い。

このレベルを上げる必要がありそうである。また、日本人同士から
世界にも、その場を広げることであるような気がする。

もう、工業製品を輸出して、日本を最活性化させることはできない。
日本で確立するのは、自立したエネルギーシステムを作り、その製
品工場は世界にばらまかれる。有機農業もその方法は日本が確立す
るが、それも世界にばらまかれる。

日本は宗教道場としての存在価値が有り、日本に来て、魂が磨かれ
ると意識され、また日本人が世界に出て、日本のシステムを構築し
て、それぞれが自立できるようにすることである。

日本人は世界で、それぞれの自立した国を作ることを手伝うことに
なるようだ。

このように世界の人たちが良いと思うことができるように、日本で
雛形を作ることで、日本人が指導的な立場になることが日本の役割
であると見る。

今までの覇権的な考え方ではなく、世界のために日本があるとなる
ことが重要なのである。欧米的な軍事力での覇権はもうありえない。
それぞれの宗教を尊重した考え方で日本人は接することになる。

そして、世界に戦争がなくなるような体制を引くことである。1つ
には、世界的な統治機構が必要になる。もう1つが、被圧政者がな
いと思える社会構造を作ることである。民族自決が必要であり、少
数民族も自治ができる仕組みにすることである。

新しい江戸時代の仕組みを、戦争がない平和な国を優先した徳川家
康や天海和尚の気分になって、世界の体制を考えることであろうと
思う。

ここまで来ると、世界の混乱は必須であり、その後での日本の役割
を担えるように準備することが、日本では必要になる。その準備を
早く始めることであると見る。

さあ、どうなりますか?

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エボラ熱拡大は「戦争」=感染封じ込めに6カ月超−国境なき医師
団
 【ジュネーブ時事】国際医療支援団体、国境なき医師団インター
ナショナルのジョアンヌ・リュー会長は15日、ジュネーブで記者
会見し、西アフリカのエボラ出血熱感染が対応能力を超えて急拡大
しており、「戦争状態だ」と危機感を訴えた。
 リュー会長は、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア
4カ国で確認されている感染が「今まで経験したことがない(規模
だ)」と強調。現地では感染に対する恐怖心がまん延し、「(あい
さつの)握手をしなくなった」と語った。
 世界保健機関(WHO)は14日、「(発表されている)感染者
と死者数は、実際よりも大幅に少ない」との声明を発表。感染対策
には「前例のない措置」が必要だと訴え、各国に連携強化を改めて
求めた。
 リュー会長は、対策には住民の動員、監視、治療が欠かせないと
指摘。「楽観的に考えても(封じ込めには)少なくとも6カ月以上
かかる」との見方を示した。(2014/08/16-00:44)
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ナイジェリアで4人目の死者=エボラ熱
 【アブジャAFP=時事】西アフリカ・ナイジェリアの保健省報
道担当官は14日、AFP通信に対し、エボラ出血熱による同国内
の死者が4人になったと明らかにした。これ以外に6人が感染し治
療を受けているという。(2014/08/15-05:05)
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ケニア航空も運航停止か、感染地域への発着便
2014.8.14 18:09
 西アフリカでのエボラ出血熱の流行を受け、ケニア航空が感染地
域の各国に発着する航空便の運航を一時停止する方針を検討してい
ることが14日、業界関係者への取材で分かった。同日にも正式に
発表する。
 聯合ニュースによると、韓国の大韓航空も14日、仁川−ケニア
・ナイロビ間を週3往復していた直行便を20日から当面停止する
と明らかにした。既に中東のエミレーツ航空や英ブリティッシュ・
エアウェイズが感染地域への運航を停止しているが、アフリカ域内
を結ぶ重要な足であるケニア航空の便が止まれば、感染地域の経済
への悪影響が懸念される。
 世界保健機関(WHO)は13日、ケニアでエボラ熱は発生して
いないものの、感染地域と行き来する人の数が多く、感染者が出る
リスクが高いとの判断を示した。(共同)
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ボコ・ハラムが村襲撃 約100人誘拐 28人殺害
2014.08.16 Sat posted at 11:36 JST
(CNN) イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」が今週、ナイジェリ
ア北東部ボルノ州の複数の村を襲撃し、少なくとも97人の男性と
少年を誘拐し、28人を殺害した。地元の指導者や住民が15日に
明らかにした。情報筋によると、この襲撃でさらに25人が負傷し
、多くの家が焼かれたという。
武装集団は、ボルノ州都マイドゥグリの北約177キロに位置する
チャド湖畔のドロン・バガ村など、複数の村を襲った。襲撃が行わ
れたのは11日だが、以前のボコ・ハラムの攻撃で携帯電話の中継
塔が破壊されるなど、通信手段がなかったため、発覚が遅れた。
ボコ・ハラムは2009年から武装集団として活動を開始し、これ
まで毎週約100人のペースでナイジェリア人(キリスト教徒とイ
スラム教徒)を殺害してきた。
4月にはボルノ州チボクの学校を襲撃し、推定276人の少女を誘
拐。そのうち数十人が脱出に成功したが、依然200人以上が行方
不明となっている。
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論説委員・福島敏雄 ナショナリズムという「病」
2014.8.17 03:13 産経[土・日曜日に書く]
 ◆レーニンの驚愕
 ちょうど100年前の1914年8月はじめ、ロシアの革命家、
ウラジーミル・レーニンは亡命先のスイスで、ドイツから届いた新
聞を読み、驚愕(きょうがく)した。ドイツ社会民主党の議員団が
、勃発したばかりの第一次世界大戦の軍事予算案に賛成の票を投じ
た、と書かれていたからだ。
 レーニンは当初、ドイツの参謀本部が流したニセ情報だと信じこ
んだ。ドイツ社会民主党は労働者の国際組織「第二インターナショ
ナル」の中心組織だったからである。
 だが情報は真実だった。第二インターに加わっていたドイツの敵
国、フランスやイギリスなどの社会主義政党も、なだれをうって戦
争支持を表明した。レーニンは「第二インターは死んだ」となげい
た。実際、第二インターはこのときをもって解体した。
 レーニンが、ニセ情報だと信じたのには理由がある。その2年前
の1912年11月、戦争の危機がせまっているとき、第二インタ
ーはスイスのバーゼルで臨時大会を開き、「バーゼル宣言」を高ら
かに採択した。
 宣言は「戦争勃発の危機が差し迫ってきた場合、関係各国の労働
者階級とその議会代表は次の責務を負う」という書きだしではじま
る。
 責務とは、バルカン半島の危機による「狂気の沙汰の軍拡熱」を
阻止し、すべての国の労働者は「戦争に反対して闘う」ことであっ
た。そのうえで、「きたるべき戦争こそがプロレタリア革命と結び
ついているのだ」と続けた。
 レーニンは大戦のさなか、怒りにかられながら、パンフ『帝国主
義論』を書いた。いたるところで、ドイツ社会民主党幹部の「惨憺
(さんたん)たる破綻と背信行為」を口汚くののしった。
 ◆「パトリ」への愛
 レーニンが読みとれなかったのは、戦時において昂揚(こうよう
)するナショナリズムであろう。民族主義とも愛国主義とも国家主
義とも訳されるナショナリズムは、「近代の病」ともいわれる。ド
イツをはじめとする「万国の労働者」は団結するどころか、あっさ
りとこの「病」におかされたのである。
 その病巣をさぐっていくと、ナショナリズムとは「対」の概念に
あたるパトリオティズムにたどりつく。愛国主義と訳されたりもす
るが、「パトリ」とは、ネーションよりも狭い「郷土、故郷」とい
ったほどの意味である。日本語では、お盆や正月などに帰省するさ
い、「クニに帰る」というときの「クニ」にあたる。
 この大戦をテーマにした戦争文学の代表作といえば、ドイツの作
家、レマルクの『西部戦線異状なし』であろう。20歳の青年兵士
は激戦のさなか、ふと故郷の風景を思い出す。
 「僕らの住んでいた町のうしろの野原には、小川に沿って年をへ
たポプラの並木が立っていた。(略)水の清い匂いと、風が鳴らす
ポプラの葉のメロディーは、僕らの空想を支配した。僕らはこうい
うものを殊(こと)に愛した」
 郷土愛と呼ばれ、戦争などの危機に逢着(ほうちゃく)したさい
、だれもがふといだく健全な心情であろう。「国のために戦う」と
いうときの「国」は、このパトリ(クニ)にちかい。作品の中で、
主人公の同僚兵士が語っているように、「国家というものと故郷と
いうものは、こりゃ同じもんじゃねぇ」のである。
 ◆世界中に広がった病原菌
 だが同じものではないのに、パトリは容易にネーションに向かっ
て、発展的に収束されやすい。そのとき、ある転倒、屈折が起きる
。べつの言い方をすれば、パトリが失われてしまったさい、ある代
替装置が求められる。それが、とりあえずはナショナリズムという
「病」だと呼んでおきたい。
 レーニンはこの「病」の深さを見落としていた。1917年10
月、みずからが領導したボリシェビキ革命は、世界革命を志向して
いた。だがスターリンによって完成させられたとき、一国社会主義
というナショナリズムに矮小(わいしょう)化されてしまった。
 1千万人もの戦死・戦病死者を出した第一次世界大戦は、ナショ
ナリズムという「病原菌」を世界中にばらまいたという意味では、
現在にいたるまで深い尾をひいている。
 とりわけナショナリズムをより偏狭化させた自民族中心主義(エ
スノセントリズム)は、世界各国で紛争や戦争をもたらしている。
極東における、反日プロパガンダも例外ではない。
(ふくしま としお)
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★日本が世界を救うまでの現実的4ステップ
ロシア政治経済ジャーナル No.1093
2014/8/7
▼第1ステップ=中国問題を解決する
日本が現在抱える最大の課題は、「中国が日本の領土を狙っている
こと」です。「尖閣だけ」と思っている人も多いでしょう。しかし
中国は、「日本には沖縄の領有権もない!」と宣言しています。
というわけで、日本は、他の大部分の問題を先延ばしにしても「中
国問題」を解決しなければなりません。
「どうやって解決するか?」実は簡単。アメリカとの関係をドンド
ン深化させていけばいい。中国は、既に軍事費で世界2位の大国。し
かし、アメリカの軍事費は、中国の実に5倍。
だから、中国が「アメリカは日本を助ける」と信じていれば、なか
なか日本に手出しできない。
逆に、「日本とアメリカは仲が悪い。アメリカは尖閣有事の際日本
を助けない」と確信すれば、遠慮なくとりにくるでしょう。では、
どうすれば、「アメリカとの関係を深化できるのか?」
そのもっと簡単な方法が、「集団的自衛権の行使を容認すること」
なのです。
実際、それを認めた結果、即座にアメリカ、イギリス、オーストラ
リア等との関係が、劇的によくなりました。
靖国問題が盛り上がっていた今年はじめ、安倍さんは米英豪で、「
右翼!」「歴史修正主義者!」とさんざん非難されていた。
いまではそんなことをいう人は全然いなくなりました。
▼第2ステップ=アメリカからの自立
日本は、「反中」「反韓」で盛り上がっていますが、同時に「反米
」も盛り上がっています。気持ちはわかりますが。しかし、中国と
アメリカを同時に敵にすれば、日本はまた破滅です。
だって勝ち目は1%もないのですから。だから、「順番」が大事なの
です。
1、まずアメリカと組んで中国問題を解決する
2、その後、アメリカから自立する
どうやって?
日本が「自立だ!」といい、一国で軍備を増強しはじめたらどうな
ります?
米中は一体化して、「日本がまた軍国主義化している!」と非難す
るでしょう。非難するだけにとどまらず、さまざまな制裁を課して
くるかもしれません。しかし、「集団的自衛権」を認めた今なら、
軍備を増強しても文句いうのは中韓だけです。
アメリカだって、「日本は軍事大国化している!」とは批判しませ
ん。だって、日本が軍備を増強しているのは、「アメリカを守るた
め」という名目なのですから。
(集団的自衛権とは、要するに「日本が同盟国アメリカを守れるよ
うにすることである。)
そうやって、日本はアメリカのお墨付きを得て、「軍事的自立」に
近づいていく。で、どうやってアメリカから、最終的に「軍事的自
立」するの?
これ、別に努力しなくても、ケンカしなくてもいいんですよ。
アメリカは、長期的に衰退していく方向性ですから。「中東から撤
退し、アジアからも・・・」となるに決まっています。
だから、「後は日本、勝手によろしくね!」となる。日本は、その
日までに、「軍事的自立」を成し遂げていなければなりません。
そうでなければ、尖閣、沖縄は中国領になってしまいます。
▼第3ステップ=日本の自立
軍事的自立を成し遂げても、日本の自立はできません。
たとえば、第2次大戦時の「ABCD包囲網」のように、資源を止め
られたら?
日本はいまだにどうすることもできないのです。
だから、私は「自立はトータルに考えよう」と書いています。
1、精神の自立(=自虐史観からの脱却、世界一の道徳レベル)
2、経済の自立(=財政再建、内需型経済)
3、エネルギーの自立(=エネルギー自給率100%)
4、食糧の自立(=食糧自給率100%)
5、軍事の自立
▼第4ステップ = 世界を救う
めでたし、めでたし!( ^ ▽ ^ )
日本は自立を成し遂げました。みんな豊かに暮らしている。
軍事的自立も成し遂げ、どの国も日本を脅かすことはできない。
エネルギーも自給でき、ABCD包囲網はこわくない。
ああ、よかった、よかった!
しかし、世界には、飢えている人がまだ何億人もいる。
戦争で死んでいく人たちがいる。
わが日本国は、これらの諸問題を放置し、自分たちだけ安全に快適
に暮らせればそれでいいのか?
そうではないでしょう。
それで、私の夢は二段階からなっています。
1、日本が、アメリカ幕府の天領でも、中国の小日本省でもない、「
自立国家」になりますように!
2、自立した日本が、世界を救いますように!
「・・・・・・・・・ありえない!!!」
そう思いますか?
断言します。日本が現実的に世界を救うことは可能です。



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