5097.米国は中東に行ってはいけない



フォーリン・ポリシー誌にハーバード大教授のステファン・ウォル
ト氏が「Do No (More) Harm」を載せている。リンクは最後。

米国は中東に関わると、いつも状態がより悪くなる。中東から離れ
て、振り返らないことであると言う。

注目していない間に、中東は悪い状態からより悪い状態になってい
る。シリア、ガザ、ISISのイラクなど。米国が関わると今までも良
いことがない。この地域の米国同盟の政府でさえ、イスラエルでも
反人道的なことをしている。エジプトは軍事独裁であり、米国の民
主主義を実行していない。

この地域に関わるのは反対であり、もしやってもジェノサイトを避
けるために少数派のクルド政府に武器などを援助するくらいであり
、それ以上をしてはいけない。という。

アメリカン・コンサバティブ誌でも「Getting Dragged Back Into 
Iraq」で、同じ趣旨のことが言われている。イラクに関わると、米
国国内のテロを引き起こすことになる。ブローバックが起きるとい
うのである。米国の空爆は見え過ぎる。

というように、米国内で中東への米国の介入を止めるべきという意
見があるようである。

特に、ステファン・ウォルト氏は、現政権の中心的なアドバイザー
であるが、その意見が反対であったことを見ると、オバマも民主党
内にある国際主義者たちに負けた可能性があるようだ。

さあ、どうなりますか?


Do No (More) Harm
Getting Dragged Back Into Iraq

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