5094.ロシアが平和維持部隊を派遣か?



ウクライナ東部で親ロシア派の掃討を続けるウクライナ政府は5日
、勝利は近いと言明した。

ロシアは同日、ウクライナ東部への人道支援を呼び掛けている。ロ
シア外務省は、同地区が「大惨事」の瀬戸際にあると訴えた。
これに対しウクライナは、ロシアが紛争終結に協力しないことを批
判。ロシアによる人道支援の提案は「愚弄(ぐろう)」だと国家安
全保障・国防会議の報道官、アンドリー・リシェンコ氏は6日の記
者会見で述べた。

これに対して、ロシアのショイグ国防相は6日、平和維持軍の任務
に当たる第15独立自動車化狙撃旅団(中部サマラ州)を視察。こ
の中で「平和維持軍の役目は突然訪れる。即応態勢にあることが必
要だ」と強調した。

このため、米国もロシアがウクライナに侵攻するリスクは「現実」
のものだと言明。

現時点、ロシア軍は国境付近に4万5000人の部隊を展開、戦車160台
、戦闘機192機などを配備している。

そして、ドネツク市当局は5日、隣接する自治体との境界周辺でウ
クライナ政府軍と親露派武装集団の激しい戦闘があり、一般の住民
2人が死亡したと発表したが、親露派が窮地に陥ったら、ロシア軍
は自国民の安全確保という名目で侵攻してくることは、確実である。

とうとう、冷戦から一気に、熱戦になる。そして、ガザとエボラ熱
がこの熱戦に結びついてくる。それが黙示録の世界である。もう黙
示録が、現実の世界で起こっている。

早く、神道のかんながらの道を確立して、皆が平和に、お互いを尊
重して行く世に変革し、自然を大切にする世に変えないといけない。

さあ、どうなりますか?

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ウクライナ東部 NATO報道官「ロシアの軍隊派遣を懸念」 
2014/8/7 1:44 nikkei
 【ブリュッセル=御調昌邦】北大西洋条約機構(NATO)の報
道官は6日、「ロシアが人道や平和維持を口実としてウクライナ東
部に軍隊を派遣することを懸念している」と指摘した。ロシア軍が
ウクライナ国境周辺に戦闘準備の整った2万人の兵力を集結させて
いることも明らかにした。
 ロシアは6月にウクライナ国境付近の兵員を1000人程度まで減ら
したが、欧米が制裁を強化したことなどを受け、急速に増強してい
る。ポーランドのトゥスク首相も同日ロシアのウクライナ侵攻に危
機感を示した。
 一部報道によると、ラスムセンNATO事務総長は7日にウクラ
イナの首都キエフを訪問する。
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ロシアの侵攻リスク「現実」と米、NATOとポーランドに同調
  8月6日(ブルームバーグ):米国は6日、ロシアがウクライ
ナに侵攻するリスクは「現実」のものだと言明。ウクライナ侵攻の
脅威を警告した北大西洋条約機構(NATO)とポーランドに同調
した。ロシアのプーチン大統領がウクライナとの国境で兵力を増強
しているとの指摘に対し、ロシアは「根拠がない」と反論した。
ヘーゲル米国防長官は6日ドイツで記者団に対し、ロシアによるウ
クライナ侵攻の脅威は「現実」だと語った。同日にはNATOもロ
シアが人道支援や平和維持活動という「名目」でウクライナに侵攻
するリスクがあるとの見解を示した。ポーランドのトゥスク首相も
同日、ロシアのウクライナ侵攻リスクがここ数日で高まったと警鐘
を鳴らした。
ヘーゲル長官はロシアがウクライナに侵攻するリスクについて、「
もちろん現実だ。こうした軍の増強、部隊や訓練の質の高さ、国境
に配備された大型軍事機器を見れば、もちろんそれは現実であり、
それは起こり得ることだ」と語った。
米国と欧州連合(EU)の対ロシア制裁強化を受けてプーチン大統
領は報復措置を政府に命じ、対立は激化している。同大統領は6日
、対ロシア制裁を発動した国およびその支持国からの「農産物と原
材料、食料の輸入」を禁止もしくは制限するよう政府に指示した。
ウクライナ東部で親ロシア派の掃討を続けるウクライナ政府は5日
、勝利は近いと言明した。
一方、ロシアのインタファクス通信は、兵力増強に関する米国とN
ATOの発表は「虚報」に当たるものだと、国防省のコナシェンコ
フ報道官を引用して報じた。
「危険な状態」
NATOのルンゲスク報道官は電子メールで、「ロシアが何を考え
ているかを推量するつもりはないが、ロシアが地上で何をしている
かは見える。見えているのは大きな懸念を呼ぶ状況だ」とし、ウク
ライナ国境付近の「ロシア軍の最新の兵力増強は状況を深刻化させ
、危機の外交的解決に向けた取り組みを阻害する。これは危険な状
態だ」と指摘した。
NATO加盟国でウクライナと国境を接するポーランドは、ウクラ
イナ問題への危機感が強い。シコルスキ外相は5日、ロシアが侵攻
する場合、平和維持活動を装うだろうと述べていた。ロシアは同日
、ウクライナ東部への人道支援を呼び掛けている。ロシア外務省は
ウェブサイトで、同地区が「大惨事」の瀬戸際にあると訴えた。
これに対しウクライナは、ロシアが紛争終結に協力しないことを批
判。ロシアによる人道支援の提案は「愚弄(ぐろう)」だと国家安
全保障・国防会議の報道官、アンドリー・リシェンコ氏は6日の記
者会見で述べた。
また、ウクライナ大統領府のズブコ第1副首席補佐官は記者団に対
し、ロシアが平和維持部隊を送り込めば「直接の侵攻」と見なすと
言明した。
ロシア軍は国境付近に4万5000人の部隊を展開、戦車160台、戦闘機
192機などを配備しているとウクライナ政府はみている。
更新日時: 2014/08/07 04:23 JST
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ロシア平和維持軍を視察=ウクライナ投入示唆か−国防相
 【モスクワ時事】ロシアのショイグ国防相は6日、平和維持軍の
任務に当たる第15独立自動車化狙撃旅団(中部サマラ州)を視察
した。この中で「平和維持軍の役目は突然訪れる。即応態勢にある
ことが必要だ」と強調した。インタファクス通信が伝えた。
 ウクライナ東部では、4月から続く政府軍との戦闘で親ロシア派
が劣勢。北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアが対ウクライナ
国境付近に軍部隊約2万人を集結させ、平和維持名目で軍事介入す
る恐れがあると警戒している。
 ショイグ国防相は「世界は劇的に変化した」とも述べた。「平和
維持軍」視察には、ウクライナ東部への投入の可能性を示唆するこ
とで、親ロ派への軍事作戦を強化するウクライナのポロシェンコ政
権や、その後ろ盾の米欧をけん制する狙いがありそうだ。
(2014/08/07-05:51)
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ウクライナ:国境付近、露軍が部隊強化
毎日新聞 2014年08月06日 11時05分
 【ワシントン和田浩明】米国防総省のカービー報道官は5日、ロ
シアがウクライナ国境に展開している軍部隊の強化を続けており、
特殊部隊や対空兵器、砲兵を含む1万人以上が「非常に能力が高く
即応可能な」態勢にあると明らかにした。米国は7月末に欧州連合
(EU)と連携して対露追加制裁を発表しウクライナでの緊張緩和
措置を強く求めたが、現状では効果が出ていないことになる。
 報道官によると、部隊の規模は今春にロシアがウクライナ南部ク
リミアを編入した際に展開した時より小さいが、配置はより国境に
近くなっているという。ロシアは、ウクライナ東部で活動する親ロ
シア派武装集団への装備の提供も継続しているという。
 ロイター通信によると、ポーランドのシコルスキ外相は5日、ロ
シアの部隊強化について「(ウクライナに)圧力を加えるか、進入
するためだ」との見方を示した。
 一方、米国防総省は、ウクライナ東部の親露派支配地域で撃墜さ
れたマレーシア航空機の調査を支援するため、キエフの米大使館に
軍のチームを派遣すると発表した。米国は同機がロシア製の対空ミ
サイルで撃墜されたと見ている。
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ドネツクで激しい戦闘、住民2人死亡
2014.8.6 08:53
 ウクライナ東部ドネツク市当局は5日、隣接する自治体との境界
周辺でウクライナ政府軍と親露派武装集団の激しい戦闘があり、一
般の住民2人が死亡したと発表した。
 ドネツク市の別の場所では砲弾が飛んできたという。ドネツク市
には親露派の指導者らが拠点を置いており、政府軍は包囲網を徐々
に狭めているもようだ。(共同)




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