5086.加古川線・播但線と近江八幡へ



7月29日、30日は加古川線と播但線を乗りに出かけた。4時半
の一番電車に乗るために、家を4時に出発。いつもと同じ。東京発
6時丁度の「のぞみ」に乗り、名古屋まで行く。1万360円也、
今回の旅行で一番高い。前回、「ふらっとこだま」で大阪まで行っ
たが、1万300円で、かわらない。しかし、こだまの一番電車は
6時56分で新大阪着が11時であり、かつ、この券が少なく取り
にくい。

6時発の一番の「のぞみ」で7時36分に名古屋に着き、そこから18
切符であり、8時02分の特快で米原に行き、米原9時23分の新快速
で大阪に行くと11時に着く。とほぼ同じに着いてしまうし、価格も
同じようなものである。

ということで、これを利用して、関西以西や北陸には行くことにし
た。今回は加古川まで乗るが、加古川に11時51分着、ここからロー
カル線で、時間の進みが急に遅くなる。加古川線のホーム手前に改
札が別にある。ここからカードが使えないためのようである。

12時42分発谷川行きに乗る。1両ワンマン電車でトイレ着きである。
加古川で50名程度が載っている。全座席が埋まり、数人が立ってい
る状態である。谷川に行く電車は1時間に1本程度。この電車は3
ドア車を2ドア車に変更したことが変わる。真ん中にドアの跡があ
る。有人駅は加古川、厄神、粟生、西脇市、谷川の5駅。

山に向かうが、平坦な感じであり、山も優しい感じである。西脇市
周辺で昔ながらの家を見ると黒い。板を焼いてそれを壁に使ってい
るのであろうか? そして、西脇市自慢の日本へそ公園がある。

前、関西線で一緒になった先生が加古川線沿線の先生で、早く加古
川線に乗ってきてくださいと勧められたが、関西線はディーゼル車
1両で、ここは電車1両であるが、同じような雰囲気ではある。

しかし、風景は関西線の方が山が迫り厳しい。カーブはどちらも急
なところがある。こちらは山の中と思える黒田庄まで水田がある。
谷川に14時10分着。ここで福知山線に乗り換え、谷川14時48分発で
福知山15時37分着。山陰線に乗り換え福知山16時10分発城崎温泉行
で和田山16時53分着。

播但線に乗り換え和田山17時01分、寺前行きデーゼル車ワンマン1
両であるがトイレなしに乗る。高校生が多く、ぎゅうぎゅう詰の感
じである。寺前までの全ての駅が5時以降無人扱いになるという。

竹田駅では観光客が多数、乗ってくる。しかし、高校生が多数降り
たのでぎゅうぎゅう詰状態は変化なしであるが、その駅以降、高校
生が降りるので、徐々に立人は少なくなった。

竹田は、天空に浮かぶ竹田城で有名で、観光客が来るのであろう。
生野でも観光客が乗る。ここは生野銀山跡がある。生野前後の駅間
の距離が長い。生野は山の中なのである。寺前まで6駅しかないの
に、寺前17時54分着で、1時間弱もかかった。

寺前17時56分発姫路行きに乗り換える。2両編成101系電車であ
る。長椅子の電車で、ワンマンカーである。もちろんトイレなし。
電車区間の駅間は短い。そして、18時42分姫路に着く。ホテルに泊
まる。

7月30日、4時半に起き、4時45分にホテルを出る。姫路城まで
歩く。5時になると明るくなる。15分で城に着く。途中、雀が多数
街路樹に留まり、お話をしているように鳴いている。そして、行く
所が決まったように、いっせいに同じ方向に雀の大群が飛び立って
いった。

5時57分姫路発の新快速に乗る。大阪に7時03分と1時間強で着く
ので、朝の通勤電車で、西明石で席が埋まり、その後も多数乗って
きて、大阪駅手前ではぎゅうぎゅう詰である。近江八幡8時10分着
、朝食を食べようと駅前に出ると、マックしかない。そこで食べて
、歩き始めた。約25分で近江商人の街につく。豪商たちの家がある。

多くは近代的な家になってしまっているが、その中に数件昔ながら
の藏がある家がある。家を立て直さず、修理しているということは
立て直す費用がないことで守られた可能性もあるが、それが今では
大きな歴史的な価値になっているということになる。

昔の街は、道が細く、家が立て込んでいるような感じがするが、歩
くということを考えると、この程度がよいのであろう。また堀があ
り、この堀を中心に街があったのである。この堀は琵琶湖に繋がり、
商品を輸送できたのである。

ここから近江商人は全国に薬の行商に出かけて、巨万の富を生み出
した。マック日本の初代社長は藤田田さんであるが、彼も近江商人
の末裔でなかったかしら。

ここは暑いが、風が涼しい。琵琶湖を渡ってくる風であるからなの
であろうか?、昔の繁栄した街を見ると、感慨が大きい。

駅に戻り、近江八幡10時19分米原行で、米原10時46分、米原10時59
分で大垣11時31分着、大垣11時41分豊橋行で、豊橋13時07分。ここ
で昼食、野菜が足りないと、王将で野菜炒め定食を食べた。野菜が
不足していたのか、非常に美味しかった。

豊橋13時42分浜松行、浜松14時16分着、浜松14時28分発興津行で、
静岡15時42分着、静岡16時05分発熱海行で、熱海17時26分、熱海で
快速アクティ17時32分で、東京19時09分着で、家に帰る。
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(國井さんのコメント)
加古川線

加古川線、聞いただけで胸が締め付けられます。
私は、山陽本線しか知らなかったのですが、
小学校1年生か2年生の時に日岡山へ遠足に行きました。
単線之線路を横断したので、それから毎日、毎日、衝突する、衝突
すると悩み続けました。
あの苦しみは、今も忘れられません。
 
ある日、母に悩みを相談すると、駅ですれ違うんじゃないのと母に
教えられ、悩まないで済みました。
 
自民党の谷垣禎一の祖父は、黒井村出身で生家は小間物屋だそうで
す。
 
滋賀県ですが、ある人が言うのですが、あそこは、粕しか住んでい
ない県だと。
すいません、滋賀県の方。
日本の財界人の多くは、先祖が近江商人で、残ったのは、粕だと。
本当にすいません。そんなこと言う人がいただけです。
私は、決して、そんなこと思っていません。

國井 明子 



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