5082.松本の観光と今後の社会思想



7月24日は、18切符の時期になり、松本に行ってきた。松本は
いつも通るが、松本の街を見ていない。そのため、特徴ある古本屋
が多いというし、江戸の技術史の本を見つけに、松本の街に行った。

ということで、家を4時30分に出て、高尾発6時14分の電車で
松本に向かう。この電車は、すごく寒い。このため、カーデガンを
持っていかないと、風邪をひく。途中で通勤電車になり、混雑する
が、このため、高尾の最初からクーラーが全開になっているのであ
ろう。

そして、普通、岡谷で飯田線からくる快速「みすず」に乗り換える
が、今日は、そのまま普通電車で松本に行くことにした。快速「み
すず」は混雑して、座れないこともある。快速で行くと、松本着が
9時34分であるが、この普通では9時50分である。

中央西線の南木曽での土石流で、その区間が不通であり、中央西線
の本数が極端に少ないので、塩尻の中央西線のホームには誰もいな
いし、売店も空いていない。照明を付いていないので、閑散として
いる。ホーム自体を使っていないようである。

そして、松本に着く。途中から乗客は多くなり、かなり混んでいた。
松本の街は、地域の中核都市である事が分かる。松本で朝食を食べ
にマクドナルドに入る。どこもそうであるが、ここも客が少ない。

朝食後、大通りを行かずに、裏通りが繁華街であるいうのでパルコ
がある高砂通りを行く。古い店もあり雰囲気が良い。その通りには
古本屋があるという。その古本屋で、江戸の技術史はなかったが、
古代の技術史があったので買った。

その後、ナワテ通りを行くが、川のそばを通るこの道は、歩行者だ
けの通り、ここも雰囲気が良い。中核都市である程度、周りの人た
ちを鉄道で松本に送り込んでいるので、繁華街や雰囲気が良い通り
を維持できるのであろう。このため、駅のそばの方が、城のそばに
ある千歳橋付近より、繁栄しているような感じである。この千歳橋
の店には閉店の案内が出ている店があった。

松本城は、多くの観光客がいて、賑わっている。城は黒く、城の中
は涼しく、しかし、昔の城らしく階段が急である。そして、外国観
光客も多い。

そこを見学した後、開智学校を見に歩いた。歩いている人は少ない
し、ほとんどの観光客は城を見て、駅の方向に戻っているので、開
智学校に行く人は少ない。開智学校を見学しているのは、日本人だ
けであり、数も少ない。

見学後、駅に歩いて戻る。城や開智学校などが散歩するのはちょう
ど良い近さである。全体を歩いて見ても4時間はかからない。

しかし、江戸時代は、各藩が活性化のために知恵を絞っていたのに、
明治になって、県知事は、多くを縛られて、県はその活力を極端に
落としてしまった。また、地方を活性化させるには、権限を中核都
市には多くを与えることではないでしょうかね。

帰りの電車では、今後の世界はどうなるのであろうかと考えながら
いたが、どうも神からの予言の時代は終わり、現実に向けて、人間
が次の時代を作る時代になったようであるとの声が聞こえる。

石油の時代は戦争の時代であり、その時代を終わらせる必要がある。
再生可能エネルギーは薄く広く分布しているので、地産池消できる
ので、少なくともエネルギーでの戦争はなくなる。経済戦争を防止
するのは、エネルギー資源に根ざした社会から、どこにであるエネ
ルギー資源に変えるしかない。

もう1つが、戦争のある現在の社会から、戦争のない社会構造を作
ることにようだと思う。安倍首相が言う積極的に作る平和主義であ
る。日本一国の平和主義では、世界は不幸になり、日本も戦争に巻
き込まれる。米国は世界に憎しみを撒き散らして、その憎しみが極
端に大きくなった所で、自分は関係ないと世界から撤退することに
なる。そしたら、それは不幸な世界になってしまう。

民族、言語、宗教などの違いがあるときには独立した国家を作り、
民族独立戦争を防止し、独裁にすると政治家同士での戦争を起こす
ので、民主化したほうが良いし、国同士の戦争を防止するなら、世
界的な調整機関が必要になる。というように戦争を防止する世界的
な仕組みを作ることである。

今週の東洋経済にあるように、個々の社会を安定させるには、貧富
の差を少なくすることであり、資産課税や相続税を上げることであ
るというヒケティの「21世紀資本主義」が参考になると見ている。

さあ、どうなりますか?


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