5075.西アフリカでエボラ熱が拡大



西アフリカで今、エボラ熱病が流行して、600人以上の死者が出
ている。この病気での死者数が最大になっているとWPR誌はいう。
現在の患者数も拡大している。現時点で950人の患者がいる。

原因は、森林破壊により猿やコウモリに接触する機会が増えて、そ
の動物がかかるエボラ熱病を人間に遷していることだという。

このエボラ熱を沈静化させるのは、長い時間が必要である。WHOが活
動しているが、その規模から限界があり、現地の医者を指導するこ
としかできない。このため、今後、制御不能になると予測されてい
る。

今のエボラ病流行の状態では、世界からの支援が難しく、それは現
地の社会にうまく適合できないことによる。現地の習慣や信仰を知
らないと、外部からの医者たちは、防御的になっている現地地域社
会から危害を受けることになる。
このため、エボラ熱が流行したことになっているが。

現地政府は、国内や海外からの医者への脅しを取り除く必要がある。
しかし、西アフリカの3ケ国には、その環境を整える余力がない。
現時点でも、GDPに対する医療予算が大きく、これ以上の予算を組め
ない。
このため、海外からの資金援助がないと、それさえできない状態で
あるという。

ということで、この問題は、今後も拡大することになりそうである。

西アフリカへの渡航は注意が必要というより、やめたほうが良いよ
うである。
黙示録の世界がここでも広がっている。

さあ、どうなりますか?

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エボラ熱死者600人超 西アフリカ、増加続く
2014.7.15 23:48
 世界保健機関(WHO)は15日、西アフリカで流行しているエ
ボラ出血熱について、12日までに感染が確認または疑われる死者
がギニア、シエラレオネ、リベリアの3カ国で計600人を超えた
と発表した。死者増加は止まらず、WHOが警戒を続けている。
 国別の死者はギニア304人、シエラレオネ194人、リベリア
105人で計603人。過去5日間で死者が計約70人増えた。W
HOは「特にシエラレオネとリベリアが依然として深刻な状況だ」
と指摘した。医療従事者への感染も続いているという。
 ただWHOは、3カ国への渡航や通商の制限は推奨していない。
エボラ出血熱は高熱に加え、皮膚などからの出血を伴う感染症。致
死率が極めて高い。(共同)


West African Ebola Outbreak Shows Difficulty of Coordinating Effective Response

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