5067.世界の変革期における混乱か?



世界が混乱の中にいるような感じになってきた。1つに温暖化で、
日本にも超大型の台風が来ているし、風速が80KM以上というよう
に、今までには考えられない台風であり、今後もこれより大きな台
風が来るという。

このように気温が下がっているのに、気象変動が決定的になってい
る。気温が下がったが、温度上昇の累積的な影響が出てきたことと
インドネシア、ブラジルで原生林を切り、サトウキビやヤシの畑に
している影響が出ている。

世界的な気候変動で、氷河がなくなりつつある。このため、海面が
上昇が起こり、1M程度の上昇が起きると言われている。海岸に近い
地域は台風時、大変な被害を受ける可能性がある。東京湾岸地域の
再開発はそろそろ、止めた方が良いと思う。このコラムを読んでい
る人は、海岸近くに引っ越すのは止めて、山の手に住んだほうが良
い。

逆に山の中は、台風による大雨で、深層崩壊という崖崩れがあり、
その危険が有るので、止めた方が良い。本格的に気象変動による危
険が出てきた。国連も気候変動が起きることが確定的になり、方針
を変更して、気候変動による災害に備えるという方向になっている。

世界的には、水不足問題が大きくなってきている。森を切り倒した
ので水の保水力が落ちて、砂漠化しているようである。

もう1つが、米国の衰退で、世界的にロシアや中国、イランなどの
挑戦国の現状打破が一定の力を持ち始めてきたことで、紛争が世界
的になっている。中東ではシーア派とスンニ派の戦いになり、どち
らも反米であり、米統合参謀長官が言うように、米軍に期待するな
というように、米国が対応できないでいる。

このため、イラクのマリキ首相はイランの革命防衛隊の支援を受け
るために、シーア派政権を続行する構えである。米国の民族融和内
閣は絶望的である。

ウクライナでは、ロシアの特殊部隊が東部独立を目指したが、住民
の支持がなく成功できずに崩壊したが、今までのロシア近傍でのロ
シアの特殊部隊の攻撃方法をよく分かった。それに対応する方法も
、欧米は知ったようである。地元民をロシア特殊部隊から分離して
、ロシアの特殊部隊を孤立させて、軍事力で叩くという方法である。

一方、中国が強大化して徐々に軍事力で現状の変更を周辺国に迫っ
ている。この圧迫を受けて、周辺のアジア諸国は、日米に擦り寄っ
てきているが、米国はアジアへの力のシフトをできない世界的な混
乱の情勢になっている。

米国内では、予算の削減と社会保障費の増額で、軍事費が相当減ら
されることが確実で、米国の普通の国化が進んでいる。

中国は今後、労働人口の減少になり、経済成長ができなくなるが、
それでは共産党独裁体制が維持できない。このため、中国の攻勢は
増すことが予想できる。このように予測しているので中国に擦り寄
る韓国の行動もわかるような気がする。

米国の覇権を誰が代替するかの戦いが起きていると見たほうが良い。
この混乱は、第2次大戦後の平和な時期とは違い、大混乱を予見し
た方が良い。

ここまでの事象は、ヨハネの黙示録に書いてあり、ノストラダムス
の予言にあることであり、黙示録の世界が来たと見ている。

そして、日本は人口減少で、このままにすると今後50年もすると
、その経済規模がタイなどと同じになり、中国と戦えるような国で
はなくなる。保守派の人たちは中国と戦う方向であるが、原発を止
めないことと移民反対であり、言っていることが矛盾している。

移民反対なら、日本が経済規模でタイと同じようになり、中国とは
戦えないことを事前にして、対中国政策を立てる必要があり、また
、原発を動かすなら、これも中国の通常ミサイル攻撃で大きな被害
になるので、戦うことができないと見て、対中国政策を考える必要
がある。

中国とまともに現状維持を唱えて、戦いも辞さないというなら、そ
れに対応する戦略体系が必要である。原発を止めて、一刻は早く、
再生可能エネルギーにシフトしていくことと、早く再処理工場を動
かして、国内にある使用済み核燃料をMOX燃料として300基も作る中
国に売ることである。

再生可能エネルギーのメインは風力であり、風力発電を増やすと台
風の能力を抑制できるという研究が米国で行われている。潜在電力
量でも、風力の方が太陽光より数倍も大きい。この風力最適地は、
北海道の留萌から稚内までの地域であり、そこから東京まで送電す
るか、水素に変えて、パイプラインで送るかして、東京で水素ター
ビン発電機で発電することである。

移民政策も真剣に考えることである。中国からの移民は今後戦争に
なる可能性があり無理である。韓国からの移民も同じように無理で
ある。

そうすると、東南アジアからの移民を受け入れることになる。特に
ミャンマーとEPAを結び、大量に労働移住を認めることである。その
代わり、日本はミャンマーにオーバー・ドクターを大量に送り、教
育を手助けして、労働者の能力を高めることである。

この混乱期は、もう1つのチャンスがある。イノベーションが混乱
期・戦争期に起こることが知られている。この時期、日本的なイノ
ベーションが期待できることである。セルロースナイファイバーや
リグニン、セミセルロースからの石油代替物が期待できる。

このように、植生文明としての技術を確立して、世界に売り出すこ
とである。森がどのように人間に作用しているのか科学的な分析も
必要である。京大が研究している森里海環境学に期待したい。

中国との戦争に勝ち、世界的な平和を取り戻すには、決定的な兵器
の開発も必要になる。それの開発でも日本が近い。日米で開発する
ことが必要である。

さあ、どうなりますか?


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