5003.イノベーションの方向はどこか?



21世紀の克服しなければならない課題は、海水温上昇で豪雨や深
層崩壊が置き、南北極の氷河が溶けて海面が上昇することであり、
世界の人口が増えて食糧難になり、石油や天然ガスの価格上昇で、
コスト上昇になる。このことで、先進国の経済発展が世界的に停滞
しているし、アジアの発展途上国の安い人件費を求めて、工場は移
転している。

この問題を解決する有効な策は、如何に地下資源を使わないで、特
にエネルギー資源を使わずに、安価な自然エネルギーや植物の利用
で地球の人口を支えるかである。

また、工業用水などのために、水が不足することも確実であり、こ
れも地下水の保持が必要になるし海の水を利用することである。

しかし、この現象の根本に、人間が伐採した自然の森が関わり、ま
た畑にするのは人口増が関わることになる。技術的な解決だけでは
なく、その元の政治的な解決も必要になる。

このように考えると、技術者と政治家がタッグを組んで、世界の問
題も視野に、まず初めに、日本で解決することであることが分かる。

14年の日本の成長率は13年の1・5%から減速し、1・2%に
なるというが、次の成長分野がないと、今後の数値の伸びを期待で
きなくなる。

やっと、経済産業省もわかってきたのか、「セルロースナノファイ
バー」を、2030年までに1兆円規模の新市場創成を目指すとい
うターゲティング政策を取り始めている。この政策を各省庁が行う
必要があるが、その根本的な方向性を技術者と政治家がタッグを組
んで、次の社会像を作るべきなのである。

と思うがどうであろうか?

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水は21世紀の石油―21世紀のメガトレンドは水不足
2014年 5月 06日 08:33 JST  WSJ
?パーフェクトストーム(最悪の事態)
 「パーフェクトストームが発生しつつある。水は21世紀の石油だ
」。バンクオブアメリカ・メリルリンチは先ごろリポートでこう指
摘し、水不足は「世界的なメガトレンド」であり「投資家は水関連
銘柄に投資すべきだ」と論じた。水関連をテーマにした投資のリタ
ーンはこれまでのところまずまずで、S&Pグローバル・ウォーター
指数の過去3年間の平均年率リターンは12.1%と、S&Pグロー …
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日本の成長率見通し引き下げ OECD、今年1・2%に
2014.5.6 18:57
 【パリ=宮下日出男】経済協力開発機構(OECD)は6日、最
新版の世界経済見通しを発表した。日本の2014年の実質国内総
生産(GDP)の成長率を1・2%とし、昨年11月の前回予測
1・5%から下方修正した。円安にもかかわらず、輸出が伸び悩ん
でいることなどが理由。15年は前回1・0%から1・2%に上方
修正した。
 見通しによると、14年の日本の成長率は13年の1・5%から
減速。一方、失業率の低下などが消費税引き上げの影響を部分的に
相殺し、世界貿易が回復するにつれて輸出も好転すると見込んだ。
 OECDは消費税の10%への引き上げや日銀による金融緩和策
の継続を提言する一方、日本に対し、信頼される財政健全化計画の
策定が「最優先事項」と強調。潜在成長率を高めるため「大胆な構
造改革が不可欠だ」とも求めた。
 一方、米国の実質経済成長率は14年に2・6%、15年に3・5
%、ユーロ圏は14年に1・2%、15年に1・7%の成長が見込
まれ、中国は14年が7・4%、15年が7・3%の見通し。
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木材由来のナノファイバー、30年までに1兆円市場
−経産省が工程表
掲載日 2014年05月06日 nikkan.co  
 経済産業省は次世代の高機能素材と期待される木質組織由来の繊
維状物質「セルロースナノファイバー=用語参照」(CNF)を実
用化させ、2030年までに1兆円規模の新市場創成を目指すとし
た工程表をまとめた。事業化に向けて6月に創設する産学官のコン
ソーシアム「ナノセルロースフォーラム」を軸に効率的な製造方法
や応用技術の開発、安全性評価、標準化などの取り組みを“オール
ジャパン”で推進。低炭素の循環型社会とそれを支えるバイオマス
産業の創造を世界に先駆けて実現させる。
 工程表によれば、まず大学や木材を扱う製紙会社などが手がけて
きた研究の成果を生かし、CNFの用途開発に向けた実証試験を需
要サイドの自動車業界や電機業界などと共同で推進。併せて計測・
評価技術の開発や標準化に取り組み、20年ごろの実用化を目指す。






Unfounded Fears and Threat Inflation

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