4996.ベルエポックから新しいエポックへ



中国やロシアを見ていると、資源や勢力争いのいやな時代になった。
「1003.ベル・エポックの終焉」という12年前のコラムがある
が、どうも日本から次のエポックが始まりそうである。

ベルエポックというのは、一連の電子革命がベルのトランジスター
と集積回路から起こったのである。ソニーが、そのトランジスター
を利用して、携帯型ラジオを作り、集積回路でマイクロコンピュー
タができて、ビルゲイツが、マイコン用のOSを作り、そのマイコン
で、いろいろな物ができるようになった。

その後、インターネットができてその機器が売れて、その後WEB技術
ができ、そしてスマホができて、どこでもWEBが見ることができ、ツ
イッターで、欲しい情報を登録すると、それが飛び込んでくる仕組み
もできた。

しかし、この一連の電子革命もとうとう終わりになった。それが前
回の「ベル・エポックの終焉」コラムの内容であるが、前回のコラ
ムでも、次の時代を生み出す産業の目を着実に追求することである。
1つ目がエネルギー革命、特に燃料電池を初めとした水素系燃料の
追求をするのでしょうね。2つ目が生命科学、DNAの追求、3つ
目がナノテクノロジーの追求で、次世代ベル・エポックは日本から
生み出したいですね。
と記述した。

その記述通りのエポックが現在、日本にある。1つに燃料電池車と
してトヨタが自動車を生み出す。2つにIPS細胞、人工光合成など生
命科学の応用などの分野を切り開いている。3つにナノテクノロジ
ーとして、傾斜合金、ナノセルロースファイバーなどという物が生
み出されている。このようなシーズが徐々に見え始めている。

次の時代は、日本の時代のような気がする。そして、この時代を切
り開くためには、良い戦略が必要になるようである。

ジャパンエポックの時代を皆で作り上げることが必要であろうと思
う。

さあ、どうなりますか?



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