このコラムで、ハルマゲドンを述べたのは、8年前のブッシュ政権 時代であったが、米国はイラク・アフガニスタン戦争をしても最終 戦争にはならなかった。これは米軍の力が他を圧倒していたことで 、ロシアも遠い地でもあり、対米戦争という手段をとらなかったこ とによる。 しかし、徐々にロシアの周辺国に、欧米が資金を出して民主化し、 親欧州化していった。このため、とうとう、ロシアの近くまで親欧 国家ができて、ロシア黒海艦隊の基地も危なくなって、ロシアも引 き下がれないところまで来たようである。 それと、米国の軍事力が弱くなり、国内問題優先になっているオバ マ大統領の時代になり、シリア問題でも弱い印象であり、ロシアも 組みしやすしと見ているようだ。 平和を望む弱い大統領時代に、戦争の危機が増すという米国のジレ ンマがまた、再現したようである。 ヨハネの黙示録が再度突然に、蘇ってきたような感覚である。突如 、平和の時代から戦争の時代、冷戦の時代に逆戻りである。 制裁により経済的な戦争になり、それが拡大すると本当の戦争状態 になってしまう危険がある。 ノストラダムスの予言では、中東での戦争を予言されているので、 最初、イラン+ロシアとサウジ+欧米になるようである。 中国も中東の石油を狙うので、途中から乗り出してくる。 嫌な雰囲気が漂っている。 さあ、どうなりますか?