4929.原発は安全かの議論



ある超国家主義者の知人とのメールでの議論を掲載します。この方
は、中国についても強硬な意見を持ち、いつでも戦争を辞さいない
と、えらい剣幕で中国を非難する人です。

その人が原発が安全というので、メール(下から順)に反論したこ
とで議論が始まりましたが、私が通常戦争でも危ないというのに、
核戦争になるから議論してもしょうがないということに行く。

議論のすり替えを行おうとするので、通常戦争の危険性を述べてい
るし、原発再稼働するしないかかわらず、中国との戦争を意識して
、六ケ所村の再処理施設を早く稼働させて、再処理をしないといけ
ない。

そして、使用済燃料を六ヶ所村に集めるなど、対応策の検討をする
必要があることは間違えない。

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M様 

領土問題で中国に譲歩しないなら、戦争を意識しておくことが 
重要なはず。核戦争は、そう簡単にはできないけど、通常戦争 
は、バーが低くできる。 

しかも、東シナ海では防空識別権でいつ戦闘機同士の戦闘に 
なるか、わからない事態ですよ。 

その時、通常戦争になる可能性を考えておくことが、領土問題で 
強硬な対応を主張する人たちは、絶対しないといけないでしょう。 

原発は平和な環境がないと、危ないことを言わないで、 
原発は安全というのはおかしい。 

もし、現状で原発稼働させるなら、平和な環境を作るために 
日中和平を交渉をして、尖閣の棚上げにするしかないですよ。 

国家の全体的な政策の整合性をとって欲しいと思うだけですよ。 

私は、領土問題では強硬な対応が必要と思うので、原発稼動には 
反対ですよ。 
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F様 

あまり馬鹿な話はやめましょう。核攻撃の時のことは、別途考える
べきことで、一般的に原発が超安全であることとは別のことです。 

そういう防衛問題として議論するなら、それは 
それで大いに対策を含めて議論すべきですが、 
一般論にそれを潜り込ませるととんでもない 
原発危険のデマ宣伝になります。 

衣装済み核燃料の再処理を進めることが 
まずはそうした被害を防ぎ最大のポイントです。 

子どもの議論はやめるべきです。 
しかも知ったかぶりをして。 

私も防衛庁関係の方々とはこういう情報交換 
は行うようにしています。そういう極論というか、 
子供議論は初めてお目にかかりました。 
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M様 

原発の使用済燃料があると、通常戦争でも大きな被害が起こること
を注意するべきですよ。 

原発は、どんな場合でも安全というような宣伝は危険です。 

わからない人たちに、安全を強調すると、それを信じて、とんでも
ないことを言っていますよ。 

公平な議論をしてください。 
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F様 

なにも使用済みに限らず、中距離ミサ入りで狙われたら、東京など
壊滅です。 
特に原発云々することはナンセンスです。ただし、 
使用済みの再処理をなるべく早く進めることが被害低下には必要で
しょう。 
再処理されたものは、もはや量的にも全くどうということはありま
せん。なにしろ、0,6%ですから。 

戦争に入るという前提なら、使用済みを早く再処理して、小さなも
のにする以外に手はないでしょう。 

核戦争前提なら、あらゆるものを考え直さないといけないでしょう。 
中国が核攻撃するということは、アメリカの核報復の『可能性』を
前提とします。 
実際アメリカがするかどうかは、別のこととしてアメリカが責任放
棄するコストもまた巨大なことになりますから、そう簡単に中国の
各香華w機を許すこと 
にはならないでしょう。またアメリカを巻き込むためwにも早く核
シェアリングを奨める得ベキでしょう。 

核戦争そう手を行きなり持ってきて原発を論ずるのは一種の思考停
止となってしまいます。或は脅しになるだけで生産性ゼロ、意味全
くなしということです。 
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Mさん 

日中戦争になり、中距離ミサイルで原発の使用済燃料を狙われると
、日本は人が住むところが、北海道の半分しかなくなるよ。 
この部分を説明してほしい。 
それでも安全な理由は何ですかね? 

安全保障上、原発の使用済燃料は大きなリスクなのですが、 
どうなんでしょうかね?? 
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最も安全な電源は『原発』!
何故より危険で環境汚染をもたらす他の電源を選択しようというの
か?
 
世の中に「絶対安全」は存在しません。比較的な安全なものを選択
することにより、安全性を確保する、というのが人類の知恵であり
、周知の常識です。
『原発』も絶対に安全なはずはありません。では他の電源と比べる
とどうなのでしょうか?比較安全性はどのようなものなのか?
『Forbes』という1917年創刊の世界的に有名な経済誌がありま
す。その2012年6月号に電源別に見た1兆kwh当りの死者の数が
掲載されています。これをみると、原発は、他の電源に比べて群れ
を抜いて「圧倒的に」安全度が高いことが判ります。石炭の2千倍
、石油の4百倍、天然ガスの40倍安全だということです。太陽光
に比べても5倍安全です。

 これが「絶対的」な数字とは言えませんが、添付図表「様々な研
究による発電方法別Twh当たりの死亡者数の推計」(ここでは、1兆
wh当り)をみても、ほぼ妥当な科学的推計データであることが確実
です。
即ち、他の電源に比べて、原発が圧倒的に安全度が高いことは間違
いありません。

廃棄物の問題がある、というかもしれません。
まず、基本前提として原子力は、火力と比べて単位発電量当たりの
廃棄物が1万分の1であるという事実です。さらに高レベル核廃棄
物は、1万分の1の0.6%に過ぎません。この処理方法は既に確
立されていることを、オックスフォード大学名誉教授のウェード・
アリソン博士が、『放射能と理性』(徳間書店)で詳しく述べてい
ます。
電力の80%を原発で賄っているフランスですが、発生した廃棄物
は、1メートル四方で長さ10メートルほどの燃料棒となり、バス
ケットボールのコートくらいの広さの貯蔵所に収められているとい
います。(映画『パンドラの約束』監督 ロバート・ストーン・イ
ンタビュー『致知』1月号)
そろそろ、マスコミが原発・放射線についてウソ報道ばかり流す状
況にストップをかけなければならない時です。国際的にも科学者が 
SARI (Society for Accurate Radiation Information)(放射線の正
確な知識のための組織)を結成して正しい情報発信のために立ち上
がりました。マスコミは、この発信する情報を国民に正しく伝える
義務があります。(以後略)
平成26年2月17日    M
 




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