4928.アベノミックス賞味期限越えですね



今日、酒田で複数の商売している女性社長に会った。その内の1つ
が市役所の近くで飲み屋やっていると。昔は客が多く、何もしなく
ても客は来た。しかし、現在、街を歩いている人がいないので、ほ
とんど商売にならないという。

防音材のビジネスもしているが、酒田では商売ならないので、東京
に出てきてビジネスをしているという。田舎の中都市ではもう人が
いないので、ビジネスはできないし、田舎で働いても月15万円程
度であると。

もちろん、野菜や米は兼業農家であるから金がかからないので、そ
れでも生活できる。しかし、親とは同居せず、アパートを借りる人
が多いという。

このように徐々に、田舎から日本は貧しくなってきている。今は田
舎に仕事がないために都会に出てきているが、その内、都会でも無
くなる。

AV産業崩壊の代わりの産業ができないからである。そして、それが
できるまで、規制緩和でベンチャー企業を作り、雇用を増加させる
ことであるのに、これもしない。特に農業の自由化が急務である。

法人税の引き下げも必要であり、海外企業の進出を容易にすること
も必要である。このような規制改革でまずは企業を増やし、そこで
の雇用を作ることだ。

しかし、規制緩和ができないために、アベノミクスの成長戦略は全
然効果がないことが分かり始めている。

また、円安でも経常収支の赤字が増加して、物価が上がっても賃金
は下げるということになっている。

そして、2013年10〜12月期の国内総生産(GDP、季節調
整済み)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期(7〜9
月)比0.3%増しかなっていない。これでは、賃金上昇は無理で
ある。もちろん、大企業は儲けているので、給与を上げれるが、そ
れ以外のほとんどは、賃金を下げることになる。

中小企業の方が多いので、日本人のほとんどの賃金が下がることに
なる。海外投資家もアベノミクスの賞味期限越えで、徐々に日本市
場から去っている。

本当の改革が必要である。それも早期に実行しないとダメである。
もし、遅れると、長期金利の上昇や一層の円安へシフトすることに
なる。

安倍政権の失敗が拡大することになると見る。外交も経済もダメと
なると、日本はどうなるのか?心配である。

自民党政権に代われる実行可能な政策を公約にする野党の構築を早
くして欲しいものである。

さあ、どうなりますか?

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<GDP>実質1.0%増 年率換算 市場予想大幅下回る
毎日新聞 2月17日(月)9時17分配信
 ◇13年10〜12月期速報値
 内閣府が17日発表した2013年10〜12月期の国内総生産
(GDP、季節調整済み)の速報値は、物価変動の影響を除いた実
質で前期(7〜9月)比0.3%増、1年続いた場合の年率換算で
1.0%増となり、4四半期連続のプラス成長となった。設備投資
や個人消費が伸びた一方で、輸出が伸びず、公共投資の効果も減退。
実質GDPの伸び率は7〜9月期の年率1.1%増より鈍り、年率
2.6%増だった市場予測を大きく下回った。
 物価の変動を反映し、生活実感に近い名目GDPは0.4%(年
率1.6%)増。デフレ経済の特徴とされる名目成長率が実質を下
回る「名実逆転」状態は解消された。
 13年10〜12月期の実質GDPの内訳では、企業の慎重姿勢
が続いていた設備投資が前期比1.3%増となり、同0.2%増だ
った前期から加速。好調な企業業績を受けて企業マインドが改善し
、製造業や建設業などで設備投資が伸びた。
 GDPの約6割を占める個人消費は前期比0.5%増と5四半期
連続のプラス。株高が一服した前期は0.2%増と微増だったが、
冬のボーナス増や消費税増税を見越した駆け込み需要があり、自動
車販売やデパートのボーナス商戦が好調だったことが後押しした。
一方で、12年度補正予算で計上されて景気を下支えしてきた公共
投資は、前期比2.3%増と前期(同7.2%増)から大きく効果
がはげ落ちた。内閣府は「公需中心から民需中心へとシフトしてい
る」と分析したが、公共事業の落ち込みを補う以上の民間需要の伸
びはみられなかった。
 一方、輸出はアジア新興国の景気減速懸念が持ち直しの動きを見
せ、中国向け輸出も回復したことから、前期比0.4%増と2四半
期ぶりにプラスに浮上。輸入は、9月に大飯原発3、4号機が停止
したことで、代替電力の火力発電の燃料となる液化天然ガスなどが
増加。パソコンやスマートフォンなどの輸入も膨らみ、前期比3.5
%増となった。
 総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期比0.4
%減で17四半期連続のマイナスだった。また、13年の年間の
GDPの前年比は実質1.6%増、名目1.0%増となり、いずれ
も2年連続のプラス成長となった。【丸山進、田口雅士】
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エネルギー基本計画「年度内に」 自民政調会長 
2014/2/16 18:57nikkei
 自民党の高市早苗政調会長は16日のNHK番組で、政府のエネル
ギー基本計画について「できれば年度内くらいにまとめたい」と述
べ、閣議決定は3月中になるとの見通しを示した。与党の意見を反
映した新たな政府案は「あと一週間くらいでこちらに来るのではな
いか」と述べた。
 基本計画は当初、1月の閣議決定を目指していたが、与党内の慎
重論に配慮して延期していた。見直しを検討中の高速増殖炉もんじ
ゅ(福井県敦賀市)の実用化目標に関しては「もんじゅには放射性
廃棄物の毒性期間の短縮などの能力はある」と述べ、研究施設とし
ての活用が可能との考えを示した。
 政府が新しい成長戦略のなかで検討している専業主婦を優遇する
配偶者控除の見直しには「働き方の選択で税制や社会保障の処遇が
変わらない公平な制度をつくっていく」と語った。





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