4914.脱原発の論理



細川さんと小泉さんの街頭演説を聞いた。さすがに2人とも元首相
であり、聴きごたえがある。500人以上が足を止めて聞いている
。特に小泉さんの演説は迫力と笑いがあり、聴かせるものがある。

が、脱原発の論点が十分に述べられていないので、歯がゆくなって
、ここで論理を構築する。

1つが安全保障問題であることが述べられていないことであり、も
う1つが、多くの国民が疑問に持っている電気代の問題である。

2つ目の一番安い電気は何かという質問に対しては、米国エネルギ
ー局の評価数字(最後にリンクあり)ではLNG火力であり、石炭火力
が2位であり、やっと、3位に原発の順番になる。このため、原発
廃止が進んでいる。2030年までに全廃になりそうである。

日本では、1位が水路式水力であり、次に石炭火力で3位に原発で
、ロシアからパイプラインでLNGが送られると、3位はLNG火力にな
る。

一番電力を安くして欲しいというなら、石炭火力をどんどん建てる
べきであり、石油火力をどんどん止めるべきである。LNGが日本では
高いのは、液化するためであり、その必要がないパイプラインがで
きれば、石炭火力とLNG火力にするべきなのである。

なお、環境省がやっと、石炭火力の建設を認めることになったが、
アセスメントが非常に厳しいので5年以上の時間がかかることが問
題であり、石炭火力をどんどん建てるために規制緩和が必要である。

米国は石油火力を禁止したことで、世界的に石炭が安価になってい
る。オーストラリアでの積出価格は、無煙炭でも1トン=2万円で
あり、褐炭ではその半分以下である。三菱はCO2を吸収するために、
co2も少ない石炭火力ができる。

そして、脱原発即再生可能エネルギーにするから、おかしいのであ
り、安価な電力をまず提供して、その次に太陽光発電の価格が落ち
たら、太陽光発電を大々的ににするべきである。また風力も安価な
電力が提供可能性な地域で行えば良いのである。

燃料電池が2020年までに現実的な低価格になり、その時点から再生
可能エネルギーを進めれば良いのである。燃料電池は水素で動き、
太陽光で水から水素が効率的にできるので、この組み合わせが一番
良くなる。

脱原発の大きな論理の矛盾は、即再生可能エネルギーの話になるか
ら、おかしい。

また、木質パレット火力発電も、地方でどんどん建てるので、3年
先には、木質パレットが尽きることになる。

このため、何か代替パレットを考えないと、地方の木質パレット火
力も燃料を海外から輸入するしかなくなるぞ。

というように、安価な電力を得たいなら、原発ではなく石炭火力か
LNG火力である。

水力は安いが、資源量が限られているので、難しい。マイクロ水力
は高いので、1000キロワット以上の水力を開発する必要がある。

というように、原発反対はわかるが、即再生可能エネルギーの話に
しないことである。

街頭演説を聞いて感じたことである。

それより、細川さんは東北で森の長城プロジェクトをしていて、何
遍も東北で植樹をしているし、NPOで活動しているし、多大な貢献を
している。舛添さんも田母神さんを東北で植樹で見たことはないし
、海岸を15mもある堤防で囲むことが、防災を考えている人たち
であり、その違いで、自然問題での票を獲得するべきである。

この部分は、曹洞宗のお寺さんが中心で活動しているので、保守層
も理解することができる。私などの保守層も多く参加している。


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自民、原発ゼロ主張は50人
2014年 01月 31日 22:16 JST
 自民党が所属国会議員(会派離脱中の衆参両院議長を除く407
人)を対象に実施したエネルギー政策に関するアンケートで、将来
的な原発ゼロを主張した議員が約50人に上り、原発の新増設への
賛同は4人にとどまったことが31日、分かった。アンケートに回
答したのは約320人で、このうちの8割強が原発を維持しつつ再
生可能エネルギーの活用を求めた。党幹部が明らかにした。
 安倍晋三首相は原発への依存度を減らす意向を示す一方で、脱原
発の主張は「無責任」と批判している。党幹部は政権の方針とは異
なる脱原発派議員が「予想以上に多い」と指摘した。
【共同通信】
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サハリン・北海道を結ぶ「エネルギーブリッジ」構想、近く露日専
門家会議開催へ
31.01.2014, 03:31VOR
ロシアと日本の専門家らは専門家会議を開いてサハリンと北海道を
結ぶエネルギーブリッジを構築する計画の詳細を詰める考えだ。札
幌で30日、サハリン州のアレクサンドル・ホロシャビン知事と北海
道の高橋はるみ知事が合意に調印した。
    高橋知事は、「このプロジェクトには大きな関心を抱いている
。サハリン州のパートナーたちとの結びつきを強化してくれるから
だ」「日本は国としてもこの計画に関心を寄せており、サハリン・
北海道のエネルギーブリッジはアジアの『エネルギーの環』の一環
をなすものになる」と語った。
    イタル・タス
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最適な電源構成検討…自民・エネルギー調査会長
 自民党資源・エネルギー戦略調査会の山本拓会長は31日、BS
日テレ「深層NEWS」に出演した。
 政府が近く閣議決定する国の中長期的なエネルギー政策の指針「
エネルギー基本計画」について、「再生可能エネルギーだけに頼れ
ば、電気料金が跳ね上がる。バランスをとりながら、どの電源を推
進するかを議論すべきだ」と述べた。原子力を含めて、最適な電源
構成を検討する考えを示した。
 調査会では、閣議決定に先立って政府が示すエネルギー基本計画
案を審議する。山本氏は、近く示される計画案について、党内での
議論を急ぐ考えを示した。
 これに対し、民主党の福山哲郎・元内閣官房副長官は、「再生可
能エネルギーの普及を進めるために、基本計画で具体的な目標を示
すべきだ」と述べた。
(2014年1月31日23時56分  読売新聞)
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首相、原発の国管理を否定 衆院代表質問
 安倍晋三首相は29日の衆院本会議で、国による原発の一括管理
について「行政の肥大化、事業の非効率化など多くの課題があり、
現時点で検討していない」と否定的な考えを表明した。また、法人
税に関し「本年、さらなる改革に着手する」と述べ、実効税率引き
下げに意欲を示した。
 原発をめぐっては代表質問で、みんなの党の渡辺喜美代表が「稼
働できない原発は電力会社にとって大きな不良資産だ」として東京
電力保有も含め国の一括管理を提案したのに答えた。原発から出る
高レベル放射性廃棄物の最終処分場については「科学的根拠に基づ
き、国が適地を提示するなど前面に立って取り組む」と強調した。
2014/01/29 19:42   【共同通信】
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「原発ゼロ」に道筋を=エネルギー基本計画で提言?超党派議員
2014年 1月 29日 17:01 JST 更新
 脱原発を主張する超党派の国会議員グループ「原発ゼロの会」は
29日、政府が中長期的なエネルギー政策の方向性を定める「エネ
ルギー基本計画」に対する提言を発表した。基本計画の原案が原発
を「基盤となる重要なベース電源」と位置付けているのに対し、こ
れを撤回して原発ゼロの道筋を示すよう求めた。茂木敏充経済産業
相に提言する予定。 
[時事通信社]
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首相、原発再稼働の必要性強調 「やめると言えない」
 安倍晋三首相は28日の衆院本会議で行われた代表質問に対する
答弁で、エネルギー政策について「海外からの化石燃料への依存度
が高くなっている現実を考えると、そう簡単に『原発はもうやめる
』と言うわけにいかない」と原発再稼働の必要性を強調した。
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関しては「5年以内
の運用停止を含む仲井真弘多知事の要望に、政府を挙げて実現に向
けて全力で取り組む」と述べた。
 民主党の海江田万里代表と自民党の石破茂幹事長への答弁。
2014/01/28 16:53   【共同通信】




米国エネルギー局の評価数字

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